チャーム・スクール 上 文春文庫

ネルソン・デミル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167309558
ISBN 10 : 4167309556
フォーマット
出版社
発行年月
1996年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
549p;16

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    『チャーム・スクール』(花嫁学校?)などというタイトルからは想像もつかないのだが、モスクワを主な舞台に熾烈な米ソの諜報・謀略戦を描く。1988年の作品なので、ソ連邦解体以前。KGBの持つ超法規的なまでの権力には鳥肌が立つばかり。対するアメリカ側はCIAにペンタゴンに国務省とそれぞれの思惑を抱える複雑さ。モスクワの空気感やアメリカ大使館員(実は多数のスパイたち)の感じる逼塞感などきわめてリアルティの質は高い。これを読んでいると、ロシアには行きたくなくなること必定。そんなロシアに愛着と郷愁とを持つリサの存在⇒

  • みも さん

    ソ連崩壊前のモスクワ・KGB暗躍の冷戦時代。冷戦下に於いてはアメリカ大使館の敷地外に出た途端、外交特権を有する駐在員ですら行動制限される。アメリカ人旅行者の通報を端緒に、ベトナム戦争時のアメリカ人捕虜収容所を起源とする、途轍もない陰謀を暴いてゆく駐ソ空軍大佐と報道担当官の女性。恋愛を絡めつつ、CIAモスクワ支局長やKGBの大佐等、錯綜する人間関係を極少の登場人物で簡素化して描くスパイ小説。言い回しに分かり難い点はあるが、じりじりする諜報戦や暗喩の妙には痺れる。ル・カレや村薫が好きな方なら楽しめる。下巻へ

  • Tetchy さん

    タイトルの意味は「花嫁修業学校」。しかしこの穏やかなタイトルとは裏腹に内容は骨太の大傑作。ロシアという閉鎖的な大空間においてありとあらゆる人々の人生が錯綜し、壮大なる絵画を描く。冒頭の文体は牧歌的だが青年がやがて大使館にこの存在の一報を入れたその瞬間から物凄い緊張感を纏って進行する。しかし外出さえもがこれほど困難なロシアの中でしかもチャーム・スクールという難攻不落の要塞にどのように近づくのか、しかも主人公達はロシアから強制帰還を命じられて上巻が終わる。どうなるんだろう、このあと一体!?

  • tai65 さん

    星5つ

  • 泰月 さん

    久々のネルソン・デミル。なかなか物語の核心までいかないけれど、冷戦時代のロシアの状況が見えて興味深い。コルホーズとソフホーズ、思い出したわ。

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ネルソン・デミル

1943年ニューヨーク生まれ。1985年ヴェトナム戦争をテーマにした軍事法廷小説『誓約』で注目を浴びる。その後『ゴールドコースト』『将軍の娘』など話題作を連発、いまやアメリカを代表する国民的作家である

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