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生命、エネルギー、進化

ニック レーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622085348
ISBN 10 : 4622085348
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

高い評価を得た『ミトコンドリアが進化を決めた』の著者が、当時の理論を直近十年余の研究に基づいてバージョンアップし、進化史の新たな切り口を問う一冊。絶え間なく流動する生体エネルギーが、40億年の進化の成り行きにさまざまな制約を課してきたと著者は言う。その「制約」こそが、原初の生命からあなたに至るまでのすべての生物を彫琢してきたのだ、と。「化学浸透共役」というエネルギー形態のシンプルかつ変幻自在な特性に注目し、生命の起源のシナリオを説得的に描きだす第3章、「1遺伝子あたりの利用可能なエネルギー」を手がかりに真核生物と原核生物の間の大きなギャップを説明する第5章など、目の覚めるようなアイデアを次々に提示。起源/複雑化/性/死といった難題を統一的に解釈する。

目次 : はじめに―なぜ生命は今こうなっているのか?/ 第1部 問題(生命とはなにか?/ 生とはなにか?)/ 第2部 生命の起源(生命の起源におけるエネルギー/ 細胞の出現)/ 第3部 複雑さ(複雑な細胞の起源/ 有性生殖と、死の起源)/ 第4部 予言(権力と栄光)/ エピローグ―深海より

【著者紹介】
ニック・レーン : ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)遺伝・進化・環境部門、UCL Origins of Lifeプログラムリーダー。2015年、Biochemical Society Award(英国生化学会賞)を受賞。科学書作家としても高い評価を得ており、Life Ascendingは王立協会による2010年の科学書賞を受賞

斉藤隆央 : 翻訳者。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業。化学メーカー勤務を経て、現在は翻訳業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    面白い。興味深い事実が多かった。難解で有機合成の部分は飛ばし読みせざるを得ないところもあった。今まで信じていた生命に関する知識の多くは覆されてしまった。細胞や初期の生命に関する本を何冊か読んだ人にお勧めしたい。大学教養程度では難しいが、要点は解った。進化の階段には様々なハードルがあり、それを超えないと行き詰まる。どうやってそれらを乗り越えてきたかは、エネルギー収支を計算すると推理できるという。有機化学の話が多いが大事なのは酸化と還元。万人向きではないが良書。

  • Vakira

    この題名「生命、進化」にくいつく。生命の発端。細菌と古細菌の発生。如何して生命が発生したのか?ドーキンスさんの様に素人にも分かりやすく説明はされていない。RNA、DNAはさることながら、代謝による化学反応とか熱力学第二法則とか理解にはある程度知識が必要だ。ニーチェ曰く「人は排泄する必要がある限り自分を神とは間違えはしない」そう、生命は@炭素とA自由エネルギーを取得してB老廃物を排出する。そして自分と外を分けるC膜があり、自分を記憶する機能=遺伝物質D、代謝反応を加速する触媒Eの存在。これらが生命存在の条件

  • たかしくん。

    第2部で挫折、私には難しすぎました。「生命がエネルギーの流れによって誕生し、プロトン勾配が細胞の出現の鍵を握り、その利用が細菌と古細菌の構造に制約を課した」「エネルギーは進化の要であり、それを方程式に持ち込んで初めて生命の本質が理解できる」だそうです(いずれも序章より)。時間をおいて、改めて挑戦します。

  • イノ

    海底の熱水噴出孔に住む嫌気生物についての考察 細菌と古細菌の関係 エネルギーの代謝とミトコンドリアとか一部は理解できたが 難しかった。

  • zoe

    LifeとLiving。ウイルスだって生命といえなくもない。環境と離れることなく隔てた世界を作る膜。電子、プロトンの移動と呼吸。岩石を食べることもできるし、岩石で呼吸をすることもできる。CO2−CH4の間の酸化された炭素。ΔGはマイナス。環境に熱が放出され、内部の秩序は保たれる。

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