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空の王さま

ニコラ・デイビス

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784776408178
ISBN 10 : 4776408171
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ぼくは、毎日ハトを見にいった。「レース用に訓練してるハトだよ。そして、この子は、いずれチャンピオンになるぞ」エバンズさんはそう言うと、一羽のハトをぼくの手にのせた。―1600キロのハト・レースにいどんだ少年と老人の物語。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    柔らかく滲む色彩に心惹かれ手に取りました。扉を開くと、数多の鳩たちに目を奪われます。お日さまが明るく輝くふるさとから遠く離れた、けむりと石炭の粉に霞む町へとやって来た男の子。鈍色に曇る空は、男の子の孤独な心を映しているようです。暖かいふるさとを思い出させてくれるのは、お年寄りのエバンズさんの飼っている鳩だけ。「名前をつけてごらん」「レ・デル・チエーロ!空の王さまっていういみだよ」レース鳩を介して、温かい交流がうまれ、男の子は、自分の居場所を見つけて行きます。寂しい気持ちに、そっと寄り添ってくれる作品です。

  • たまきら

    ローマから遠い炭鉱の街へ越してきた少年と、伝書鳩を育てる老人のお話です。美しい絵と、徐々に居場所を見つける少年のストーリーに胸がいっぱいになりました。オタマさんが表紙借りした絵本ですが、いや〜素晴らしかった。「いいほんみつけたじゃん」と褒めたら、「この人の絵良いよね」と肩をすくめていうあたり、なんだか小学生。成長したなあ。

  • anne@灯れ松明の火

    読友さんご紹介。初めの奥付に「新たな土地で居場所を見つけなくてはならない すべての子どもたちに」というメッセージを見つけた。まさに、そのメッセージ通りの作品。遠くから、この町にやってきた「ぼく」は、自分は「よそ者」だと寂しい毎日を送っている。そんな時出会ったエバンズさんという老人はレース鳩を訓練していた。「レ・デル・チエーロ」=「空の王さま」と名付けた鳩とエバンズさんのお蔭で、ぼくは……。切ない前半が、温かいラストに続いていく。絵は、 ローラ・カーリンさん。淡く、優しい絵が心に沁みる。

  • ヒラP@ehon.gohon

    ふるさとのイタリアから1600キロも離れた国に移り住んだ少年の孤独感が響いてきます。 知り合った老人からもらったレース鳩の空を翔ぶ自由感と、翔ぶことのできない少年の閉塞感が、対照的に絵から滲み出てきます。 ふるさとのイタリアスタートの鳩レースが象徴的です。 鳩の帰巣本能に、少年は自分の居場所を教えられました。 全編を通して静かで重厚な物語ですが、帰ってきた鳩に少年の心に灯りがともったような気がします。

  • ケニオミ

    太陽が燦燦と輝くイタリアから、煙で淀んだ炭鉱の町に引っ越してきた男の子。友達もできず、イタリアを懐かしむ日々を送っています。唯一ハトを通して友達になったのは、長年の炭坑生活で肺をやられたおじいさん。おじいさんがやっていたハトレースに参加することで、男の子は炭鉱の町で自分の居場所を見つけることになる。灰色の風景で、物語が淡々と進みますが、心温まるお話です。

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