ナタリア・ギンズブルグ

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モンテ・フェルモの丘の家

ナタリア・ギンズブルグ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480034274
ISBN 10 : 4480034277
フォーマット
出版社
発行年月
1998年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
340p;16

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    手紙だけで進行する人々の軌跡。兄の真似をしたがり、大人になれない子供のように気ままなジュゼッペ。ジュゼッペを父親と認めず、精神科医に通う映画作家のアリベリーコ。彼の愛人で一緒にいて心地よい人と別れたルクレツィア。過ぎ去った懐かしい日々を互いに手紙で思い出しながらも老い、突然の死、病気、自殺という死の匂いからは逃れられない。馬鹿げた選択での苦悩、報われないことへの驚愕、自分勝手だったからこその懺悔という自己本位な愚かさも描きながらも透徹とした哀しみともう手に入らない懐かしき日々への郷愁が胸に突き刺さります。

  • くまさん さん

     悲しいかな、こんなに長い手紙が取り交わされても、人と人を結びつけるどころか互いに疎遠にしてしまうことがある。関係の結び目だった丘の家も、いまは「心のなかに」あるだけで、愛した人の残像も断片化され、その手の冷たさの感触を強く残す。かつての愛人で新聞社社員のジュゼッペの手紙を「しょっちゅう読み返す」というのに、ルクレティアの放つとどめの一言がなお淋しい。「ほんとうに、わたしになんの関係もないことだから」。距離の遠さが消失した時代に、関係の遠近法も変容している。慰めはない。関係の実質だけが大事なのではないか。

  • あっちゃん さん

    世代を超えての書簡で、悩みや苦しみ、喜びや近況を 読み解きながらも、メールの便利さを実感する。死に囚われたジュゼッペの縁は、ルクレツィアなのかモンテ・フェルモなのか・・・。”あの頃の若者達”は、須賀敦子さんの”コルシア書店の仲間たち”だったのかな。

  • rabbitrun さん

    言葉遣いが心地よい。あらすじを覚えていても時々読み返したくなる。須賀敦子を読むきっかけになった1冊。

  • ぞしま さん

    幾多の書簡の交錯には宿命的とも言える覗き見精神や自己顕示が潜んでいて、その醜聞的要素は、わたしたちが営む「生活」の起伏そのものと思えた。物語は、愛の終わりと別れから始まる。ルクレツィアの成長を止めた少女のようなありのままの筆致。遠い世界に住むと決めたジュゼッペの苦悩。優しいアルベリーコ。物語の帰結は決して良くないが、読後の苦味に清涼感が漂うのは、たましいの遍歴を目の当たりにしたためだろうか。ここに描かれる必然とも言える断絶は、『コルシア書店の仲間たち』を想起させずにはいられなかった。

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ナタリア・ギンズブルグ

1916‐1991。イタリア、パレルモに生まれ、トリノで育つ。幼少時から詩作を始め、高等中学校時代には短編少説に才能を発揮する。反ファシズム活動家レオーネ・ギンズブルグと結婚し、1940年から3年間を夫の流刑地アブルッツォ州の村で過ごす。42年、最初の小説『町へゆく道』を刊行。夫が獄中死を遂げた後、

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