ドヴォルザーク(1841-1904)
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ドヴォルザーク(1841-1904) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

2065件
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  • テンポは遅めで響きもやや重厚でブラームス的ともいえ...

    投稿日:2024/04/23

    テンポは遅めで響きもやや重厚でブラームス的ともいえよう。物足りなさはなく充実した演奏だと思うが、ボヘミヤ的な郷愁は思ったほど感じなく、その辺がイマイチかなと思う。決して悪い演奏ではなく最近聴いたセイナ・チェコフィルよりずっと良い。ただし、私の好みで言えば、セルやマゼールのほうを好む。民族色が勝り響きにより味わいがあるからである。

    robin さん

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  • ピリオド楽器オケが19世紀、ロマン派の音楽でも新鮮な...

    投稿日:2024/04/21

    ピリオド楽器オケが19世紀、ロマン派の音楽でも新鮮な演奏を披露することは、昨年大評判になったヴァーツラフ・ルクスとコレギウム1704による『わが祖国』全曲のディスクでも証明済みだが、ムジカ・フロレアによるドヴォルザーク作品の録音もいずれも見事。彼らはこの交響曲第8番を2005年にも録音しており、弦の編成が小さい(今回録音のメンバー表によれば9/8/6/5/3)ことにより、管楽器やティンパニが良く浮き立って聞こえるというHIPらしさは前回録音でも聞かれたが、18年ぶりの再録音はこの間のドヴォルザーク交響曲全集録音(特に第5番、第9番『新世界より』が目覚ましい)を踏まえて、テンポに関して、前回とは全く違ったアプローチを採っている。私にとってはドヴォルザーク交響曲中最愛の作品である第8番は第1楽章冒頭のチェロが主奏する主題に代表されるような、息の長い歌謡主題とリズミックな楽想の織り合わせによってできている名曲。今回、シュトリンツルが採用したのは、楽想に応じてテンポを柔軟に変えるという、曲の要求に応じた、いわば当然な戦略。インテンポという概念は両大戦間の「新即物主義」世代の発明であり、18世紀や19世紀の音楽にはもともとほぼ無かった発想だから、これも「先祖返り」の演奏と言える。たとえば第1楽章では、故意にテンポを落とした展開部からアッチェレランドしつつ再現部に持ち込むあたり、面白いがまことに理にかなっている。コーダも少しタメを作ってから、急速な終結部に突入する。終楽章では自在なアゴーギグが、ホルンのトリルがめざましい例の変奏曲第2楽想でまさしくパロディックな、抱腹絶倒の効果を生んでいる。

    村井 翔 さん |70代

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  • 録音、演奏ともに日本人の枠を超えた名演である。デジ...

    投稿日:2024/03/27

    録音、演奏ともに日本人の枠を超えた名演である。デジタル録音初期であるが、ホールの響きを見事に取り込んでいる。欠点は、レコード発売当時のジャケットの美しい風景から、廉価盤の安っぽいジャケットになった点である。実に興ざめである。堤さんの一世一代の演奏なのだから、なんとかしてほしい。ジャケットやライナーノーツに趣向を凝らしてこそ、物として価値は数段上がる。これこそ、サブスクに代わり得ない価値である。所有する喜びがそこにある。

    おとちゃん さん

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  • 好きでないセルだが、このスラヴ舞曲の演奏は素晴らし...

    投稿日:2024/03/23

    好きでないセルだが、このスラヴ舞曲の演奏は素晴らしいと思う。音楽的であたたかくボヘミヤを思い浮かべさせる響きで魅力ある演奏だ。ライナー・VPOも同じような雰囲気を持った演奏でどこか共通している感じがするのが不思議である。共に本曲を代表する演奏と評して良いだろう。本場物のセイナ・チェコPOの演奏より、録音はやや古くなったがこのセルのほうが本場物という感じで、指揮者の能力差が出て演奏密度もはるかに上である。

    robin さん

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  • VOXというと私にとっては50〜60年代の印象が強く、70...

    投稿日:2024/03/21

    VOXというと私にとっては50〜60年代の印象が強く、70年代はスクロヴァチェフスキ/ミネソタ、スラトキン/セントルイスをLP時代に数枚持っていただけ。あまり音のいいレーベルではないな、と思っていた。今回ナクソスから出ているマイク・クレメンツによるリマスタリングシリーズはLP時代の印象を一新する音の良さ。最初に聴いたアブラヴァネルのチャイコフスキーが演奏、録音とも上々だったので次は好きなチェリストのひとりネルソヴァのドヴォルザークを聴いてみた。指揮はワルター・ジュスキント(ウォルター・サスキンドというべきか)だが、この人のことはほとんど知らない。ヌヴーとグールドとのコンチェルト以外知られたものはあったっけ。ところがこの指揮がいいのだ。メリハリがきき歌うべきところは十分歌うし盛り上げ方も上手。シュタルケル盤でのドラティの指揮を思い出させる。ジュスキント、プラハ生まれなんだな。この指揮にのってネルソヴァも情熱的に弾いている。名演だと思う。カップリングの小品もドヴォルザークらしい美しい作品ばかり。こちらもさらっと仕上げているのが効果的だ。

    フォアグラ さん

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  • スラヴ舞曲、マーラー4番を聴いたが、他の方の評価が...

    投稿日:2024/03/20

    スラヴ舞曲、マーラー4番を聴いたが、他の方の評価が高いにもかかわらず私は一本調子の演奏にかなり期待外れだった。それで最後にこのCDを聴いてみたが印象は同じで案外単調な演奏にやはりがっかり。ケルテスの情感豊かで魅力あふれる演奏とはかなり違い、響きは豊かだが情感が乗っていないのでニュアンスに欠け聴いていて一向に面白くない。スラブ舞曲などは、あまり好きでないセルのほうがはるかに上手く豊かな音楽を演奏している。この指揮者、残念ながら一流という感じの人ではないと思った。星2か3。

    robin さん

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  • 本場物が必ずしも良いと限らないのは、50年前の評論...

    投稿日:2024/03/15

    本場物が必ずしも良いと限らないのは、50年前の評論家の大家は別として今や常識である。録音が少し古いためか、響きは洗練されているとは言い難く演奏も同様である。それは良いとして、作品46も72もすべて同じテンポで同じ調子で、曲ごとに表情、ニュアンスを変えているということはほとんどない。16曲すべて同じなため、これが演奏を単純にし聴いているうちにだんだん退屈になってくる。今もっている、セル、マゼール、ライナー、ドラティのような音楽的に熟した美しさ、面白さに欠けている。これは明らかに指揮者の能力の差だと思う。美しい音の響きはあっても心まで届いてこず、力はあっても含みに乏しい演奏である。

    robin さん

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  • 洗練された響きの中に郷愁や土俗感があり優れた演奏で...

    投稿日:2024/03/13

    洗練された響きの中に郷愁や土俗感があり優れた演奏である。少なくともドラティ・RPOの輝いた演奏(輝いてはいるが全体にニュアンスにやや乏しい)より良いと思う。マゼール・BPOのクナ張りの濃い演奏、ライナー・VPOのふっくらと美しい演奏と双璧だと思う。特に、4番の弦の響きの美しさ、10番のしっとりしたニュアンス豊かな演奏は魅力的だ。強いて好みの順位をつけるなら、マゼール、ライナー(抜粋)、セルというところかと思うが、時にはセルがトップというのもあり得る。あとセイナ・チェコフィルを聴く予定。カラヤン、アバッド、プレヴィンは聴く予定なし。ケルテスの録音がないのが不思議でとても残念である。

    robin さん

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  • 並みの出来だと思う。月並みという言葉がぴったりの演...

    投稿日:2024/03/11

    並みの出来だと思う。月並みという言葉がぴったりの演奏水準である。8,9番は他に優れたCDが多くあるので上位の演奏位置を占めるのは難しい。余談だが、素晴らしいのは7番の演奏である。どこかフルトヴェングラーを思わすよう響きがして、ある種のすごみが音に出ている。(許氏も同様の感想を述べている)

    robin さん

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  •  正に新しい皮袋に入れられて熟成された古酒。  い...

    投稿日:2024/03/09

     正に新しい皮袋に入れられて熟成された古酒。  いにしえの大作家が、ブラームスは大きくなり過ぎた、それは時代の罪なのだ、モーツァルトくらいでよいのだと、確か、したためていたのを、思いおこす、小編成快活フレッシュ演奏。  オーケストラの殆どの曲は室内管で充分なのだと、教えてくれるダウスゴーさん。  スウェーデン室内管の実力あってこその名演群。ブルックナーでは、とうとうベルゲンフィルを起用。首席を離れた今後は、どうなる?

    Greenboy さん

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