弦楽五重奏曲集、弦楽六重奏曲、ピアノ四重奏曲集、ピアノ五重奏曲集　パノハ四重奏団、スーク・トリオ、他

チェコが世界に誇る顔ぶれ
スーク・トリオ、パノハ・カルテットほか
ドヴォルザークの多重奏曲

どこか郷愁を誘うメロディが散りばめられ、相変わらず日本でも人気の高いドヴォルザーク。今でこそいくつか室内楽を集めたセットは入手できる状況とはいえ、作曲者のアニヴァーサリーに合わせて登場した室内楽大全集（15枚組、廃盤）は、量と質との両面においてさすがはSUPRAPHONと思わせる出来栄えでした。
　このたび、パノハによる弦楽四重奏全集につづいて、４名以上の編成を要する作品があらためてセットになりました。傑作ピアノ五重奏第２番から、録音でもあまり聴く機会のない弦楽五重奏第１番まで、分売も軒並み廃盤となって久しかったためこのたびのリリースはうれしいところです。
　なんといっても、このセットの強みは演奏陣の顔ぶれ。パノハのほか、スーク・トリオにパネンカ、プラジャークのメンバーであるクルソニュやカニュカと、コアなファンを十分満足させるものとなっています。（キングインターナショナル）

CD1
�@弦楽五重奏曲第1番イ短調Op.1
�A弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97

　ヨゼフ・クルソニュ（ヴィオラ）
　パノハ四重奏団
　　イルジー・パノハ（ヴァイオリン）
　　パヴェル・ゼイファルト（ヴァイオリン）
　　ミロスラフ・セフノウトカ（ヴィオラ）
　　ヤロスラフ・クルハン（チェロ）
　録音時期：�@1996年6月5-6日、�A1996年5月23-24日
　録音場所：プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

CD2
�@弦楽五重奏曲第2番ト長調Op.77
�A間奏曲（ノクチュルヌ）
�B六重奏曲イ長調Op.48

　パヴェル・ネイテク（コントラバス）
　ヨゼフ・クルソニュ（ヴィオラ）
　ミハル・カニュカ（チェロ）
　パノハ四重奏団
　録音時期：�@�A1992年3月2-4日、�B1992年5月27-28日
　録音場所：プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

CD3
�@ピアノ五重奏曲第1番イ長調Op.5
�Aピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81

　ヤン・パネンカ（ピアノ）
　パノハ四重奏団
　録音時期：�@1993年2月15-16日、�A1993年10月30-31日
　録音場所：プラハ、ドモヴィナ・スタジオ

CD4
�@ピアノ四重奏曲第1番ニ長調Op.23
�Aピアノ四重奏曲第2番変ホ長調Op.87

　ヨゼフ・コドウセク（ヴィオラ）
　スーク・トリオ
　　ヨゼフ・ハーラ（ピアノ）
　　ヨゼフ・スーク（ヴァイオリン）
　　ヨゼフ・フッフロ（チェロ）
　録音時期：1982年6月6-13日
　録音場所：プラハ、ルドルフィヌム・ドヴォルザーク・ホール