ドヴォルザーク(1841-1904)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

交響曲全集、管弦楽曲集 セレブリエール&ボーンマス交響楽団(7CD)

ドヴォルザーク(1841-1904)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
2564613201
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ドヴォルザーク:交響曲全集、管弦楽曲集(7CD)
セレブリエール&ボーンマス交響楽団


セレブリエールによるドヴォルザーク・シリーズのお買得ボックス化。これまでの5枚分に加え、2014年新録音の交響曲第1、4、5番も収録した内容となります。
 2006年に隣のプール市に拠点を移してから絶好調のボーンマス交響楽団は、ホールの音響や世代交代のせいもあって、かつての少々ぬるい音とは異なるサウンドにサマ変わりしていますが、このシリーズでも明晰かつ迫力のあるサウンドを聴くことができます。
 マイク設置条件に恵まれたセッション録音ならではの情報量の多さは、ドヴォルザークの楽譜の細部まで実際に音化した演奏をリアルに聴かせるという意味でも実に興味深く、細部まで書き込まれたオーケストレーションの見事さを聴くと、のちのマーラーを思わせる部分も感じられたり、ブラームス風と言われた部分も実際にはさまざまな音符が鳴っていてドヴォルザークの個性が早い時期に確立されていたことがよくわかります。
 チェコ風と言われるひなびた雰囲気や、旋律をたっぷり歌わせるノスタルジックな印象はありませんが、楽譜情報に誠実に対応し、シンフォニックな密度の濃さで勝負するセレブリエールの手法はとても立派なものだと思います。

【セレブリエール・プロフィール】
ホセ・セレブリエールは、ロシア系とポーランド系の両親のもと、1938年にウルグアイで生まれました。9歳のときにヴァイオリンをはじめ、11歳で初舞台を踏むなど早くから才能を発揮、ハイ・スクール時代にはウルグアイで最初の青年オーケストラを組織化、その指揮台に立っています。
 1956年と57年、として、セレブリエールはアメリカ合衆国国務省特別研究員の資格を得て、米カーティス音楽院で作曲を学びます。1956年のタングルウッド音楽祭でクーセヴィツキー財団賞を、そして同じ年に BMI若手作曲家賞を相次いで受賞、新進気鋭の作曲家として注目を集めました。後年、名指揮者ジョージ・セルの指名でクリーヴランド管弦楽団のレジデント・コンポーザーとなるなど、作曲家として順調な歩みをみせ、100曲以上の作品を出版しています。
 一方、セレブリエールは、指揮者としての活動も並行しておこない、1957年、ストコフスキー指揮のもとでアイヴズの交響曲第4番の初演に参加、第2指揮者として演奏の成功に大きく貢献したことが、指揮者としての評価を決定的なものとしました。このアイヴズ初演でセレブリエールの才能に目をつけたストコフスキーは、4年後にアメリカ交響楽団を創設したとき、弱冠22歳だった彼を準指揮者に任命、自身の補佐を任せています。(HMV)

【収録情報】
ドヴォルザーク:交響曲全集、管弦楽曲集


● 交響曲第1番ハ短調 Op.3『ズロニツェの鐘』
● 交響曲第2番変ロ長調 Op.4
● 交響曲第3番変ホ長調 Op.10
● 交響曲第4番ニ短調 Op.13
● 交響曲第5番ヘ長調 Op.76
● 交響曲第6番ニ長調 Op.60
● 交響曲第7番ニ短調 Op.70
● 交響曲第8番ト長調 Op.88
● 交響曲第9番ホ短調 Op.95『新世界より』
● 伝説曲 Op.59
● チェコ組曲 Op.39
● 序曲『自然の王国で』 Op.91
● スケルツォ・カプリチオーソ Op.66
● スラヴ舞曲集より Op.46-1, 3, 6, 8, Op.72-2, 4, 7, 8

 ボーンマス交響楽団
 ホセ・セレブリエール(指揮)

 録音時期:2011年6月〜2014年12月
 録音場所:イギリス、プール、ザ・ライトハウス
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 1 in C minor, 'The Bells of Zlonice', B. 9: I. Maestoso - Allegro
  • 02. Symphony No. 1 in C minor, 'The Bells of Zlonice', B. 9: II. Adagio Di Molto
  • 03. Symphony No. 1 in C minor, 'The Bells of Zlonice', B. 9: III. Allegretto
  • 04. Symphony No. 1 in C minor, 'The Bells of Zlonice', B. 9: IV. Finalle [Allegro Animato]
  • 05. Slavonic Dance No. 4 in D-Flat Major, Op. 72: Allegro
  • 06. Slavonic Dance No. 8 in A-Flat Major, Op.72: Grazioso E Lento, Ma Non Troppo, Quasi Tempo Di Valse

ディスク   2

  • 01. 8 Slavonic Dances Op. 46: No. 3 in A-Flat Major
  • 02. 8 Slavonic Dances Op. 72: No. 7 in C Major
  • 03. 8 Slavonic Dances Op. 46: No. 6 in D Major
  • 04. Symphony No. 2 in B-Flat Major, Op. 4: I. Allegro Con Moto
  • 05. Symphony No. 2 in B-Flat Major, Op. 4: II. Poco Adagio
  • 06. Symphony No. 2 in B-Flat Major, Op. 4: III. Scherzo (Allegro Con Brio)
  • 07. Symphony No. 2 in B-Flat Major, Op. 4: IV. Finale (Allegro Con Fuoco)

すべての収録曲を見る >

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
2
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 オーソドックスな演奏と云いたい所ですが...

投稿日:2023/08/17 (木)

 オーソドックスな演奏と云いたい所ですが、チョコチョコと曲者振りが出ています。例えば第9番の第1楽章、微妙にテンポを落としている箇所が、散見されます。演奏の勢いが削がれている様な気がします。またスラヴ舞曲や伝説曲は、極うす味な演奏になっています。この表現は、弦セレには向くと思いますが、スラヴ舞曲や伝説曲には物足りなさが残ります。この指揮者は、一筋縄では行きませんネ。

kuniko89 さん | 愛知県 | 不明

0
★
★
★
★
★
気まぐれで買いましたが、聴いてみて驚きま...

投稿日:2022/10/13 (木)

気まぐれで買いましたが、聴いてみて驚きました!!!! ドヴォルジャークさんの交響曲は7番から9番しか殆ど聞きません。以前チェコ出身の誰か?(忘れてしまいました(汗))の演奏を聴きましたが退屈だったからです。 このCDを聴き始めて、初めて聞く名前(不勉強ですみません)の指揮者が紡ぎだした音楽は退屈させるどころか、新たな命の息吹を吹き込んでいます。(自分がこの指揮者とたまたま相性が良かったのかも知りません。) このあとセレブリエールさんのCDを7種買ってしまいました(驚)。まだ聴いていませんが(汗) その時に分かったのですが、セレブリエールさんは作曲家でもあるのです。 音楽演奏経験がない私でも9番に手を加えてるのが分かりました。またそれも聴いていていて嫌味がない?不自然ではないのです! 9番以外の曲も、セレブリエールさんの演奏には隅々まで血が通っているので心地良くさせてもらえます。 全集だと好悪が出るものですが、付属されている管弦楽曲も含め駄演はないと思います。 騙されたと思って是非ご一聴を!(多くの方々に聴いていただき感想(レビュー)をお願いします。楽しみにしています!)

くろ太LOVE さん | 福井県 | 不明

1
★
★
★
★
★
構えの大きな巨匠風の演奏といえます。おお...

投稿日:2017/05/03 (水)

構えの大きな巨匠風の演奏といえます。おおらかな流れの中でテンポを自在に動かして、豊かに歌わせる指揮はベテランの至芸と形容しても差し支えないでしょう。若手ではこういう味は出せないものです。オケも若返ったようで機能性は上々ですが、どことなくおっとりしているところがあるように感じるのは、イギリスの中庸の美徳なのでしょうか。録音は非常に鮮明です。交響曲以外の管弦楽曲もかなり入ってお買い得。このセットは掘り出し物でした。

ROYCE さん | 神奈川県 | 不明

3

ドヴォルザーク(1841-1904)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品