吉宗評判記 暴れん坊将軍 第一部 傑作選 VOL.2

第18話:江戸一番の乱れ打ち
加納のじいから許可をもらい上機嫌で初のお祭りに向かう吉宗。だが、道中で助けた男の口から、飢饉に苦しむ百姓にお上が与えた見舞金を騙し取った詐欺師のことを知り、お祭りはお預け。やがて調べを進めるうちに悪事は勘定吟味役の旗本へとつながり…。シリーズを通じて幾度となく悪役を演じた菅貫太郎が、ラスボスの旗本を持ち前の悪役スキルで嫌味に好演。

第21話:纏は見ていた
商家に放火して火事場泥棒を働く一味が江戸の町に跋扈。しかも、悪党どもは火盗改長官と結託していた…。この一味の用心棒役で栗塚旭が初登場。ラスト、怒りに燃える吉宗が用心棒＆辰五郎とともに大立ち回りを演じる。栗塚演じる用心棒はのちのセミレギュラー山田朝右衛門の初期登場モード。殺されため組の纏持ちの代わりに新さん＝吉宗が纏を立てるなど、見どころも多数。

第23話:怒れ!!魚河岸野郎
賄方の役人が魚河岸で無茶を通して道理が引っ込んだ結果、魚の値が高騰。挙句、役人たちは卸値で買い付けた魚を相場で横流しして巨利を貪る。その悪行に怒り心頭の魚屋・太吉は役人の元に殴り込み、それを吉宗が助ける。合計三回登場するゲストキャラ・太吉の初登場エピソード。演じるは『刑事くん』『柔道一直線』でお馴染みの桜木健一。今回、上様は魚河岸の軽子に化けて事件を探索。

第27話:柳生一族を斬る女
お馴染み紀州屋のお奈津が、謀殺された剣術の師匠の仇をとるべく単身柳生屋敷へ斬り込む！そして吉宗は、じいや大岡忠相の制止を振り切り、お奈津の危機を救うべく事態の収拾に乗り出す。今回はお奈津出演エピソードその3。出演話数中、この回が最もひばりの立ち回りを堪能できる。加えて串本節も披露するなど見どころたっぷりで、ひばりファンは必見！

第28話:明日に咲いた影の花
将軍暗殺による革命の成就を目論み、暗殺を実行する軍学者・金沢。だが、殺されたのは吉宗の関知せぬところで立てられていた影武者だった。影武者の死に心を痛めた吉宗は、その姉を訪ね、弟としてしばしの時を過ごす。だが、そのうち彼女の恋人が革命の一味であることを知り…。ゲストは影武者の姉に中村玉緒、金沢に石橋蓮司という豪華な布陣。

第37話:女の一途に目を醒ませ！
武家の威光を笠にやりたい放題の渡り中間。彼らが決まって逃げ込む旗本屋敷の主・小普請組の高柳大学は、渡り中間から武家の秘密を入手し、強請りに精を出していた。この旗本屋敷で働いていたのがお馴染みの栗塚演じる用心棒・一色十郎太。この回は、これまでたびたび登場の一色が、実は公儀お試し御用の適任者・山田朝右衛門であることが明され、晴れて正式にお役に就く重要エピソード。

第41話:切腹！ 酒呑み代官
新宿代官・酒田が、その酒癖の悪さに付け込まれご法度の芥子の運搬を許可したから大変。責任を感じて自殺しようとする酒田の前に現れた朝右衛門は一色十郎太として一味に潜入する。一方で吉宗も事件を嗅ぎつけ捜査を開始していた…。シリーズ通してお馴染みの常連ゲスト・長門勇（本作だけで5回出演）が演じる新宿代官・酒田は合計3回登場のプチレギュラー。これが2度目の出演エピソードになる。

第47話:拳固で治す女医者
町役の推薦で御目見得医師に推挙された男勝りの女医・君島志乃。ところが、我こそが御目見得医師たらんと典薬頭に賄賂を贈り自身の栄達を謀る悪徳医師がこれに立ちはだかり、志乃に数々の妨害を仕掛ける。吉宗は彼女を助けるべく手を尽くして援護。最後は御目見得を辞退するものの、志乃は第54、74話にも登場する名キャラクターとなった。演じるは江利チエミ。


八代将軍吉宗が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助と名乗り、庶民の生活に紛れながら江戸を騒がす悪を退治していく物語。松平健主演によるロング・ヒットの痛快時代劇シリーズの中から、初期の傑作エピソードを厳選して収録する。(CDジャーナル　データベースより)