エリザベスI世

◆イントロダクション
大英帝国の基礎を築いたイングランドの女王エリザベス�T世。生涯独身を貫き、ヴァージン・クイーンと称された彼女は、その愛を得て権力を手にしようとする男たちの野望と裏切りに翻弄された。本作はそんな波瀾と苦悩に満ちた英国女帝の半生を、名女優ヘレン・ミレンが鬼気迫る熱演でドラマティックに再現。第58回エミー賞・ミニシリーズTV映画部門で最優秀作品賞、最優秀主演女優賞ほか9部門を制覇するなど、各国の主要テレビ賞を独占する快挙を成し遂げた。待望のDVDは、NHK放送時にはカットされたシーンを、オリジナル英語・日本語吹替え音声と共に収録した完全版でリリース！

◆前編◆
16世紀後半のイングランド。即位して20年になるエリザベス女王（ヘレン・ミレン）は未だに結婚を拒み続けていた。女王は穏健派カトリック国フランスの公爵との政略結婚を決意するが、長年の愛人レスター伯（ジェレミー・アイアンズ）らの反発に遭い断念。だが、レスター伯が密かに結婚していた事実が明らかになり、彼を王宮から追放する。しかし、彼女を異端者として破門したローマ教皇や、親戚に当るスコットランド女王メアリーによる自分の暗殺計画に気づいた女王は、レスター伯と復縁。計画に関わった人間の血の報復を開始する。

◆後編◆
宿敵スペインの無敵艦隊に大勝し、イングランドの救世主となったエリザベス女王。彼女の心はレスター伯の義理の息子エセックス伯（ヒュー・ダンシー）へと移る。立身出世を急ぐエセックス伯は、エリザベスの寵愛を後ろ盾に、枢密院の顧問官に就任。その傍若無人な行動も、彼を溺愛するエリザベスには若さゆえの過ちとしか映らなかった。だが、エセックス伯が彼女の主治医ロペスを無罪の罪で死刑に追い込み、顧問官ウォルシンガムの娘を妊娠させたと知り、エリザベスはついに彼と決別。そして、そんな2人を運命は残酷に弄ぶ・・・。

時代は16世紀。45年にわたって独身を貫きながらイングランドを統治し、弱小国を大英帝国にのし上げた女王エリザベス。その人生を愛憎渦巻く王宮の中に描き出したイギリスのTVドラマ。ヘレン・ミレンがエリザベス1世を熱演している。(CDジャーナル　データベースより)