ドビュッシー(1862-1918)

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SACD

前奏曲集 第1巻、第2巻 横山幸雄

ドビュッシー(1862-1918)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MECO1052
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

透徹したドビュッシー美学の発露と昇華

パリ国立音楽院直系の系譜を引き、今や巨匠の域に到達しつつある横山幸雄のドビュッシー前奏曲集第1集、第2集全24曲です。一切の虚飾を排した透徹した美学の結晶である本ディスクは、まさにドビュッシー没後100年の最後を飾るにふさわしい名盤となりました。
 DSD11.2MHz(DSD256)フォーマットの超ハイレゾ・レコーディングにより、横山幸雄の美音を余すところなく捉えたそのハイ・フィデリティは、まさに聴くものを圧倒します。数あるドビュッシーのディスク・ストーリーにおいて、今ここに新たな歴史が誕生しました。(販売元情報)

【収録情報】
ドビュッシー:
● 前奏曲集 第1巻

1. 第1曲『デルフィの舞姫たち』
2. 第2曲『帆』
3. 第3曲『野を渡る風』
4. 第4曲『音と香りは夕暮れの大気に漂う』
5. 第5曲『アナカプリの丘』
6. 第6曲『雪の上の足跡』
7. 第7曲『西風の見たもの』
8. 第8曲『亜麻色の髪の乙女』
9. 第9曲『さえぎられたセレナード』
10. 第10曲『沈める寺』
11. 第11曲『パックの踊り』
12. 第12曲『ミンストレル』

● 前奏曲集 第2巻
13. 第1曲『霧』
14. 第2曲『枯葉』
15. 第3曲『ヴィーノの門』
16. 第4曲『妖精は良い踊り子』
17. 第5曲『ヒースの茂る荒れ地』
18. 第6曲『風変わりなラヴィーヌ将軍』
19. 第7曲『月の光がふりそそぐテラス』
20. 第8曲『オンディーヌ』
21. 第9曲『ピックウィック卿を讃えて』
22. 第10曲『カノープ』
23. 第11曲『交代する3度』
24. 第12曲『花火』

 横山幸雄(ピアノ)

 録音時期:2018年5月23,24日
 録音場所:東京、五反田文化センター
 録音方式:ステレオ(DSD 11.2MHz (DSD 256)/セッション)
 SACD Hybrid

 レーベル:アールアンフィニ
 企画制作:ソニー・ミュージックダイレクト
 発売:ミューズエンターテインメント


【このアルバムについて】
「日本を代表するピアニストであり、膨大なレパートリーを自在に弾きこなしてしまう横山幸雄。ショパン(ショパン作品の演奏に至っては「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」というギネス記録保持者でもある)をはじめとするロマン派やベートーヴェンのイメージが強いが、そもそも彼は10代でパリに渡り研鑽を積んだピアニストであり、フランスの作品も彼のピアニズムの根幹を成すものなのである。1994年には『イマージュ』というディスクをリリースしており、そこでも美しい音色と立体感のある演奏で『映像』全2集を色彩豊かに聞かせてくれている。
 作曲家と作品に誠実に向き合いながら演奏していく横山の演奏の魅力は本ディスクのドビュッシーでも存分に発揮されている。聴く者を惹きつける輝きに溢れた音色は様々な色、濃淡を帯びて、ドビュッシーが楽譜上にちりばめた音世界を丁寧に描き出していく。ドビュッシーのヴィルトゥオジティが炸裂した作品である第1集の〈西風の見たもの〉や第2集の〈花火〉では、粒のそろった音色が立体的に奏され、ただ高い技巧を披露するのではなく、作品のあるべき姿、聞こえるべき旋律や和声変化を鮮やかに見せてくれる。しかも快速なテンポの中で、全く危なげなく。卓越した技巧が音楽表現のために存分に駆使されるということがどういうことかがよくわかる。また第1集の〈パックの踊り〉や〈ミンストレル〉、第2集の〈風変わりなラヴィーヌ将軍〉などではキレ味鋭い音楽運びを楽しめる。
 また第2集の〈妖精は良い踊り子〉や〈オンディーヌ〉で聴けるチャーミングさは意外でありながら嬉しい驚きでもあった。また音楽による“静謐”という一見矛盾した世界を描き出した第1集の〈雪の上の足跡〉に〈沈める寺〉、第2集の〈カノープ〉などでは、移ろう色彩をより微細に捉えていくことでこの“矛盾”を完全に納得するものとして表現してくれている。
 作曲家が楽譜に書き起こしたものを演奏者たちはどれほど理解して音として表せているのだろうか。横山の演奏を聴いていると改めてそのことについて考えさせられる。どこまでも“作曲家目線”に立った彼のドビュッシーは聞き手に様々なものを投げかけるはずだ。」〜解説:長井 進之介〜(販売元情報)

【横山幸雄 プロフィール】
1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞し、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多の賞を受賞。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップ・アーティストとして活躍している。
 ショパン生誕200年を迎えた2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与される。同年「ショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサート」を行う。多くの観客に感動と反響を巻き起こし、ギネス世界記録に認定されたこの公演は、毎年少しずつ形を変えて、ゴールデンウィークの恒例コンサートとなる。
 2011年デビュー20周年記念コンサートでは、チャイコフスキー、ラヴェル、ラフマニノフの協奏曲を一晩で演奏し、満場の喝采を博す。
 2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてのシリーズ「ベートーヴェン・プラス」をスタートさせるなど、自ら企画する数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立している。
 リリースされたCDは、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等栄えある賞を受賞。
 2011年上野学園石橋メモリアルホールで行った「横山幸雄プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集」をホールとキングレコードとの共同事業(全12タイトル)でCDリリース、また、2012年にデビュー20周年記念コンサートのライヴ録音のCDをリリースした。アールアンフィニ・レーベル(ソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメント)からリリースされた「プレイズ・リスト2013」(2013年)、「プレイズ・シューマン2014」(2014年)、「プレイズ・モーツァルト2015」(2015年)、「アンプロンプチュ - シューベルト即興曲集」(2016年)、「雨だれのプレリュード - ショパン名曲集」(2017年)、「ファンタジー」(2017年)、「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番他」(2018年)はいずれも連続してレコード芸術誌で特選となった。
 TOKYO FM「横山幸雄のピアノでめぐり逢い」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。
 上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授、日本パデレフスキ協会会長。(2018年11月現在)(販売元情報)

内容詳細

押しも押されもせぬ日本を代表する名手、横山幸雄によるドビュッシー没後百年の記念盤。ピアノ曲の金字塔、全24曲の前奏曲集。切れ味鋭い技巧が発揮される曲から、静謐な音楽まで、最高レベルに研ぎ澄まされたピアノ演奏芸術がここにある。ハイレゾ録音の高音質も併せて味わいたい。(月)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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