ドニゼッティ(1797-1848) レビュー一覧
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投稿日:2024/11/01
比較的若手から中堅のテノールが歌うイメージのあるエドガルドの役。 『オテロ』などの重い役を歌ってきたドミンゴがその年齢を感じさせず、この役の求める声の若々しさのみならず、その心情までを見事に表現している。 スチューダによる狂乱の場もとても良かった。 マリン指揮のロンドン交響楽団は時に激しく、時に美しく、このドラマを盛り上げている。
ユローヂィヴィ さん
投稿日:2024/09/08
史上最高の「ルチア」だ。日本では某オペラ評論家が、人種差別的な酷評を繰り返したせいで全く評価されないシルズだが、間違いなく20世紀後半を代表する名ソプラノであり、ここでも完璧無比なコロラトゥーラと情感溢れる表現で圧倒的なルチアを聴かせてくれる。全盛期にあったベルゴンツィのスタイリッシュで神々しいばかりのエドガルドも最高だ。しかもカプッチッリの性格表現の際立ったエンリーコが加わるのだから、これ以上の「ルチア」は今後も現れないだろう。しかし、この三人以上に素晴らしいのがシッパーズの指揮だ。若くして世を去ったシッパーズも日本では適正な評価をされていないが、深々とした呼吸感と沸き立つようなリズム感で「ルチア」の音楽の魅力を明らかにしている。こんな指揮なら歌手たちも歌いやすいだろうし、特にアンサンブルの場面では大きな効果を生み出している。オペラ・ファンだけでなく全ての音楽ファンにお勧めしたい超名盤だ!
banban さん
投稿日:2023/12/03
abcウェストミンスター原盤、10年程前にドイツ・グラモフォン・レーベルで出たこともある。シルズは日本で評価が低いが私は大好き。声が美しいし繊細な表現が素晴らしい。コロラトゥーラも問題なし。カラスが最高と言っていてはほかの表現者を受け付けなくなってしまう。ベルゴンツィ、カプッチッリ、ディアスとそろった男声陣も強力。そしてシッパーズの指揮がいいのだ。音楽はキレがあり、この悲劇を一気に聴かせる。「ルチア」の名演のひとつ。尚、狂乱の場ではオリジナルに従ってグラス・ハーモニカが使われている。
フォアグラ さん
投稿日:2023/05/21
声質が細すぎて 聴き続けることは難しかったです。
通りすがりの爺 さん
投稿日:2023/04/20
これは往年の名歌手を集めた貴重な名盤だ。こうした「イタオペ」らしいローカルティを感じさせる演奏はもはや決して聞かれないだろう。音も古めらしくはあるが、録音年代を考えれば良好だ。
Max さん
投稿日:2022/06/26
ネモリーノ・アディーナ・ベルコーレ・ドゥルカマーラの4人についてはルックスも含めて合格点。アディーナはケースの写真よりも映像で見るとずっときれいで、声も歌も美しい。ベルコーレは引き締まったマッチョな体形で、太目のネモリーノと好対照。しかし何といってもドゥルカマーラだ。そのままファルスタッフがつとまりそうな太っちょで、憎めない詐欺師にピッタリ。演出も伝統的なもので、この喜歌劇を底なしに楽しめる。私はなぜか1000円ほどでたたき売られていた時に買ったが今はもう少し高いようだ。日本語字幕がない、それからこの作品にはネトレプコとヴィラゾンがウィーンで入れたとんでもない名盤がある、この2つから1点減点した。とても面白く楽しく堪能できた。
シロクン さん
投稿日:2022/05/10
ベルガモはコロナ禍の最初期において相当数の死者を出していたので、これはもうオペラどころではなくなるのではないかと危惧していたが、その心配を払拭してくれたのがコレ。前年の「ニシダの天使」に続いて、劇場の座席を取り払った平土間を舞台にした上演で、歌手はマスクをして出演、歌唱時のみマスクを外す。また、本来なら恋人同士抱き合うようなシーンでも「社会的距離」を取る。無観客の中、最後には関係者が一堂に会して自分たちで自分たちに拍手を贈る……などなど、この映像はコロナ禍のオペラ危機における芸術家たちの格闘の記録になっている。その敢闘精神は星五つに値するが、それはそれとして、ドニゼッティの一作品として見た場合は習作レベルの域を出ておらず、とりたてて特筆すべきほどのものはなかった、というのが正直な感想。愛の妙薬、連隊の娘、ドン・パスクワーレへと通じていく軌跡の初期の萌芽を発見する面白さはあるかもしれないが、それはよほどのコアなドニゼッティ・ファンに限られるだろう。
グー さん
投稿日:2022/02/28
サザランドのシドニーオペラとコベントガーデンの2種のDVDや、グルベローヴァに比べると、全く雲泥の差。共演者も低調で、ジェンナーロは聞いていて辛い。テオドシューは、アンナボレナでは頑張っていたが、ここでは、高い音を所々で張り上げるだけ。地声に魅力がないから、劇的表現に説得力がない。弱声も小さいだけで意味をなさない。カバリエを聞いた者には耐えられない。傑作オペラが泣く。
angel さん
投稿日:2022/01/21
舞台を西部劇の映画撮影に移しているという演出が、聞く気を無くさせてしまうには、あまりに惜しい。ヴィラゾンが、彼ならではの演技と歌の両立を、これでもかと見せている。共演者も歩調を合わせて動き回るわけで、さぞやキャスティングも、準備も大変だったことはが察せられる。エンディングに、この演出の結末、めでたく西部劇映画を取り終えました、ということで出演者の舞台映像を編集して、映画の予告編よろしく、舞台に映し出すことまで手抜かりがない。演出ヴィラゾンもやりたいことがやり切れて、満悦のようす。幸福感満点のこの記録。もちろん、人知れぬ涙はアンコールしたくなる素晴らしさでした。
angel さん
投稿日:2021/11/02
先日他界されたグルベローヴァさんを偲んで、彼女のキャリアを辿ったドキュメント映像を久しぶりに見直してみた。この一時間近いドキュメンタリーは、リハーサルシーンも豊富でなかなか見応えがあるが、華やかな栄光に彩られた大スターの裏側の孤独といったものが、旅から旅の日々の映像の中に図らずも浮き彫りにされていて、私にはそれが今回最も印象に残った。ついでにオペラの方にも言及しておくと…この上演は先発の「ロベルト・デヴリュー」に比べると、プリマは衰えたと言うよりは、何かモチベーションが低下しているような印象を受けた。とは言え、彼女の美質が最も発揮されるドニゼッティである。わざわざモチベーションを上げなくともルーティンのようにこなしてしまえるところが、彼女の凄さであり、ベルカントの女王たる所以なのかもしれない。また、裏返せば、「ロベルト・デヴリュー」のエリザベッタが、キャリア後期にさしかかった彼女にとってそれだけ入魂に値するやり甲斐のあるロールであったという見方もできるだろうか。息子役のテノールはジョセフ・カレヤだとばかり思い込んでいたが、別の歌手だった。しかしこの二人はよく似ていると思う。彼も含めた歌手陣は磐石だが、問題は演出だ。私には、高い評価を得ているこの演出家の良さがどうしても分からないのだが、この舞台などその最たるものだ。しかし、商品としてはドキュメント映像の付加価値も加味して星4つとさせていただいた。グルベローヴァさん、長い間お疲れ様でした、御冥福をお祈りします。
グー さん
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ありがとうございました
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