ドニゼッティ(1797-1848)

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Blu-ray Disc 輸入盤

歌劇『村の結婚式』全曲 マランケッリ演出、モンタナーリ&オーケストラ・リ・オリジナーリ、ペトローネ、ミッセーリ、他(2020 ステレオ)(日本語字幕付)

ドニゼッティ(1797-1848)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DYNBRD57908
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Italy
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


ドニゼッティ『村の結婚式』、初映像ソフト化

舞台は18世紀のドイツの小さな村。村娘のサビーナは町で出会った若者クラウディオと恋に落ちます。一方サビーナの父親、村長ドン・ペトローニオは娘を村の学校長トリフォリオに嫁がせようと目論んでいます。ある日サビーナが大切に持っていたクラウディオの肖像が家族の目に留まり、サビーナはとっさにそれを自分の恋人の「国王」の肖像だと偽ってしまいます。それを知ったドン・ペトローニオは、折から村を訪れたクラウディオにサビーナを妃に迎えるよう必死に働きかけます。困惑したサビーナがクラウディオは実は国王ではないと人々に告げると・・・
 恩師マイールの推薦でミラノで修行後、生地のベルガモに戻った20歳頃のドニゼッティが、自身3作目のオペラ・ブッファとして作曲した『村の結婚式』。その音楽にはロッシーニの影響を大きく受けながらも、後年開花するドニゼッティ独自のベルカント・スタイルの萌芽が既に見て取れます。しかし、このオペラは1819年のマントヴァでの初演、1822年のジェノヴァでの再演を最後に、2度と上演されることはありませんでした。
 このオペラは今回200年にわたる時を隔て、パリ国立図書館に保管されていた写譜を元に、エンリコ・メロッツィらが失われていた第2幕の五重唱を補作、更にエドアルド・カヴァッリとマリア・キアーラ・ベルティエーリによる分析・校訂を経て、2020年のベルガモ・ドニゼッティ音楽祭で復活上演されました。
 オーケストラをステージに乗せ、無観客のドニゼッティ歌劇場の平土間を舞台とするマランケッリの演出は、コロナ禍の中で編み出されたユニークなもの。本上演のコミカルな演技を360度のカメラ・アングルで捉えています。バロック・ヴァイオリンの名手で、近年オペラ指揮者としてその活動の幅を広げるステファノ・モンタナーリの軽快なタクトとフォルテピアノに導かれ、充実した歌手陣による歌唱、オーケストラ・リ・オリジナーリのピリオド楽器による活気溢れる演奏が、この若きドニゼッティのオペラを見事に蘇えらせています。(輸入元情報)


【収録情報】
● ドニゼッティ:歌劇『村の結婚式』全曲


 ザビーナ…ガイア・ペトローネ(コントラルト)
 ドン・ペトローニオ…オマール・モンタナーリ(バス)
 トリフォリオ…ファビオ・カピタヌッチ(バリトン)
 クラウディオ…ジョルジョ・ミッセーリ(テノール)
 アナスタージア…クラウディア・ウッル(ソプラノ)
 アンセルモ…ダニエーレ・レッティエーリ(テノール)
 ドニゼッティ歌劇場合唱団(合唱指揮:ファビオ・タルターリ)
 オーケストラ・リ・オリジナーリ
 ステファノ・モンタナーリ(指揮、フォルテピアノ)

 演出:ダヴィデ・マランケッリ
 舞台美術:アンナ・ボノメッリ
 衣装:リンダ・リッカルディ
 照明:アレッサンドロ・カルレッティ

 ドニゼッティ歌劇場財団による新制作

 収録時期:2020年11月22日
 収録場所:ベルガモ、ドニゼッティ歌劇場(無観客ライヴ)
 映像監督:マッテオ・リケッティ


 収録時間:119分
 画面:カラー、16:9、1080i High Definition
 音声(イタリア語歌唱):PCMステレオ2.0、DTS-HD Master Audio 5.1
 字幕:日本語・イタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・韓国語
 Region All

 ブルーレイディスク対応機器で再生できます。


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ベルガモはコロナ禍の最初期において相当数...

投稿日:2022/05/10 (火)

ベルガモはコロナ禍の最初期において相当数の死者を出していたので、これはもうオペラどころではなくなるのではないかと危惧していたが、その心配を払拭してくれたのがコレ。前年の「ニシダの天使」に続いて、劇場の座席を取り払った平土間を舞台にした上演で、歌手はマスクをして出演、歌唱時のみマスクを外す。また、本来なら恋人同士抱き合うようなシーンでも「社会的距離」を取る。無観客の中、最後には関係者が一堂に会して自分たちで自分たちに拍手を贈る……などなど、この映像はコロナ禍のオペラ危機における芸術家たちの格闘の記録になっている。その敢闘精神は星五つに値するが、それはそれとして、ドニゼッティの一作品として見た場合は習作レベルの域を出ておらず、とりたてて特筆すべきほどのものはなかった、というのが正直な感想。愛の妙薬、連隊の娘、ドン・パスクワーレへと通じていく軌跡の初期の萌芽を発見する面白さはあるかもしれないが、それはよほどのコアなドニゼッティ・ファンに限られるだろう。

グー さん | 兵庫県 | 不明

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