ト-マス・マン日記 1944-1946

激動の時代を克明に綴った、ヨーロッパ精神史最大のドキュメント。第２次世界大戦の嵐が吹き荒れるなか、ラジオ放送でドイツへ呼びかけるなど、精力的な活動を続けた作家マンの姿が収められた、歴史的な証言の書。〈受賞情報〉日本翻訳出版文化賞（第５２回）

【著者紹介】
トーマス・マン : １８７５年６月６日北ドイツのリューベクに生まれる。１８９４年ミュンヒェンに移り、１９３３年までここに定住、１９２９年にはノーベル文学賞を授けられる。１９３３年国外講演旅行に出たまま帰国せず、スイスのチューリヒに居を構える。１９３６年亡命を宣言するとともに国籍を剥奪される。１９３８年アメリカに移る。戦後はたびたびヨーロッパ旅行を試みたが、１９５２年ふたたびチューリヒ近郊キルヒベルクに定住、１９５５年８月１２日チューリヒの病院で死去する

森川俊夫 : １９３０年生まれ。１９５３年東京大学文学部独文学科卒業。一橋大学名誉教授、東京国際大学教授

佐藤正樹 : １９５０年生まれ。１９７６年名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了。広島大学総合科学部教授

田中暁 : １９５３年生まれ。１９８２年九州大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得。現在、広島大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）