ムーミン谷の彗星 ムーミン全集

トーベ・ヤンソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065148556
ISBN 10 : 4065148553
フォーマット
出版社
発行年月
2019年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
226p;19

内容詳細

暑い夏の日、赤く長いしっぽを光らせた彗星が、地球に向かって進んできます。このままでは、地球がこなごなになってしまうかもしれません。ムーミントロールと友だちのスニフが、その危険な星について調べるため、たったふたりで遠い天文台へと出かけることになりました。スナフキンやスノークのおじょうさんとの出会いもえがかれる、大冒険の物語です―。現代的な文章で読みやすく、クリアで美しいさし絵に全点差し替え。原書最終版に基づき細部にこだわった、決定版!

【著者紹介】
トーベ・ヤンソン : 画家・作家。1914年8月9日フィンランドの首都ヘルシンキに生まれる。15歳のころには、挿絵画家としての仕事をはじめた。雑誌「ガルム」の社会風刺画で一躍有名となる。ストックホルムとパリで絵を学び、1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。1966年国際アンデルセン大賞、1984年フィンランド国家文学賞受賞。2001年6月逝去

下村隆一 : 翻訳家。1929年、大阪市生まれ。東京大学経済学部2年生時、結核性脳膜炎を発症。一部麻痺が残り、薬の副作用による障害もかかえながら、スウェーデン語を独学で学び、翻訳を始める。翻訳が評価され、スウェーデンのルンド大学から招待を受け、留学。1969年、交通事故に遭い急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ムーミンママはムーミンが出かけるときに「...

投稿日:2021/04/09 (金)

ムーミンママはムーミンが出かけるときに「何時に帰るの?」とは言わない。「気をつけて」とは言うけれど。その理由にあたるものがトーベヤンソンさんの後書きの中にあって、『わたしは平和な家族をえがいてきました。だれもが、うちあけたいと思わなければ、それぞれの秘密を胸に秘めていられます』。ムーミンの世界は個人がすごく尊重されている世界観だなと感じるのは、作者のそういう想いがあるからなのだなと思った。子どもを大切にするのと、過保護になりすぎるのは違うと、そういうことも考えさせられる本だと思う。子どもが読むとその冒険の世界にワクワクできるし、大人が読むとワクワクしながらも色々な視点で気付きを得られるのがムーミンの素敵なところだと思う。

ももも さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi さん

    ジュール・ヴェルヌが好きだったというトーベ・ヤンソン、本作では、SFチックに彗星が地球に激突するという話だ。天文台に向かう冒険だったり、彗星激突前に起こる様々な現象に立ち向かったり。いろんなキャラクターも出てきて楽しく、一作目と比べるとだいぶ可愛くなっている。原作は、こんなにも冒険いっぱいの話だったんだな。

  • おっとっとっ さん

    ムーミンシリーズ第1作目(小さなトロールと大きな洪水を除いて) 一作目から彗星がムーミン谷に衝突する話(^_^;) 私はムーミンシリーズを順番に読んでいないので、スナフキンやスノークのお嬢さんなどの出会いなどの話が載っていたので面白く読めました!(ちょっと怖かったけど)  最初に読むのはやっぱり ムーミン谷の仲間たち などの明るい系がおすすめです(^^)

  • ♪みどりpiyopiyo♪ さん

    このお話は 確かパペットアニメで観たことあるはず、と思って読み始めたら、あら? 知ってるセリフが次々出てきて既視感濃厚…。読んだことあったかな? それとも アニメの字幕がこの訳に忠実だったか? はたまた 超有名なセリフだから知ってたのかな? はて??? …って思ってたら思い出した! かつて言い寄ってきたイケメンが、ムーミンについて熱く語ってたんだった☆ 思わぬ思い出が引っ張り出された読書時間でした ←\( ̄▽ ̄) ぉぃ! (1946年 原話。1956年と1968年に改定)(→続

  • だまし売りNo さん

    洞窟への避難を進める間も各人は切手コレクションやケーキなど各々の関心事に気をとられ、カオスである。公務員的な効率性を追求すると各自の行動を一旦全て停止させて計画通りに動かそうとするだろう。しかし、それでは各人を無駄に待たせることになり、非効率であるし、そのように各人に動くものではない。個々人に我慢を強いて全体の効率を目指そうとする公務員的な管理主義は個人主義の世界では成り立たない。

  • ❁Lei❁ さん

    彗星が降ってきて世界が滅亡する……そんな噂を聞いたムーミンとスニフはみんなを助けようと東奔西走します。スナフキンやスノークと出会い、おさびし山や干からびた海底を進む冒険の道中は、緊迫した状況にも関わらず愉快なものでした。危機前夜の妙に浮ついた雰囲気に、パンデミック初期の頃を思い出しました。「冒険物語じゃ、かならず助かることになっているんだよ」というスナフキンの言葉が忘れられません。心を軽く、明るくしてくれるような本でした。

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トーベ・ヤンソン

1914年〜2001年。フィンランドのヘルシンキ生まれ。作家、画家。1945年に執筆された『小さなトロールと大きな洪水』を皮切りに、「ムーミン」シリーズを発表し、世界的に高い評価を獲得。国際アンデルセン大賞をはじめ、数多くの賞を受賞した

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