交響曲第６番『ストラタ』、二重協奏曲『ノエシス』　アヌ・タリ＆ノルディック響、Ｊ．ヴィトマン、Ｃ．ヴィトマン

エストニアを代表する現代作曲家が、
同郷期待の若手女性指揮者に贈った注目の交響曲！

オーディオ・マニアも大喜びの前作、交響曲第4番『マグマ』は、パーヴォ・ヤルヴィが指揮したこともあってか、スマッシュ・ヒットとなった注目盤。そのマグマを思わせる圧倒的な音響と、その後の独特の冷えた感触は、作曲家トゥールの確かな才能を窺わせるものでした。
　1959年生まれのエストニアの作曲家、エリッキ＝スヴェン・トゥールは、キング・クリムゾン、フランク・ザッパ、イエス、ジェネシスらプログレッシブ・ロックの影響を強く受けた作風で知られ、ミニマリズム、スペクトル分析、直線対位法、十二音技法、音響作曲法などを好むことでも知られています。
　同郷期待の若き女性指揮者アヌ・タリの指揮でお届けする当盤には、トゥールの最新動向を伝える2曲を収録。
　『ストラタ』は、彼女とノルディック響のために書かれた清冽に躍動する作品。カップリングの協奏曲『ノエシス』では、当レーベルでおなじみのドイツの若き俊英イェルク＆カロリン・ヴィトマンが、精密かつ縦横無尽な掛け合いを聴かせてくれます。

【収録情報】
トゥール：
・交響曲第6番『ストラタ』（2007）
・クラリネットとヴァイオリンのための協奏曲『ノエシス』（2005）
　イェルク・ヴィトマン（クラリネット）
　カロリン・ヴィトマン（ヴァイオリン）
　ノルディック交響楽団
　アヌ・タリ（指揮）

　録音時期：2007年5月、2009年6月
　録音場所：エストニア・コンサートホール
　録音方式：デジタル