デイヴィッド・ミッチェル

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出島の千の秋 下

デイヴィッド・ミッチェル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309206899
ISBN 10 : 4309206891
フォーマット
出版社
発行年月
2015年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
343p;20

内容詳細

江戸時代の長崎出島。オランダ商館の書記・ヤコブ・デズート、医師志望の娘・藍場川織斗と、藩主にして謎の尼寺の座主・榎本僧正の間で繰り広げられる歴史空想活劇。英ブッカー賞最終候補。

【著者紹介】
デイヴィッド・ミッチェル : 1969年イギリス・ランカシャー生まれ。18歳からバックパッカーとしてインド、ネパールなどを旅し、ケント大学で比較文学を学んだのち、日本語教師として8年間広島に滞在する。デビュー長篇GHOSTWRITTEN(1999)で注目を集め、2作目の『ナンバー9ドリーム』(2001)が英ブッカー賞最終候補となる。2004年『クラウド・アトラス』が再びブッカー賞最終候補に選ばれたほか、ネビュラ賞、アーサー・C・クラーク賞にもノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    史実のフェートン号事件も絡めながら英国人、日本人、オランダ人それぞれの思惑を描く。榎本僧正に対するデズ―ト&織斗&城山奉行反撃の回、個人のキャラクターも細かく書き込まれていて傑作です。武士の世界の後継がいない家の苦衷とかよく書けてます。何よりも悪役が魅力的。倒しがいがあります。映画化しないかな。

  • すけきよ さん

    【承前】読み口が薄味と言うこととあいまって、不自然さのない時代劇は、上下巻という長編にもかかわらず、どうにも満足度がない。 きちっと書いた作者には本当に申し訳ないけど、海外作家が書いた日本像には奇天烈な部分を求めちゃうんだよね。この陥穽(?)をついたのが〈ニンジャスレイヤー〉だったり、『スターシップと俳句』だったりするわけ。 期待した不知火山も割合的には短く、終盤のイギリスがやってきて以降は結構面白かったかなぁ。特にエピローグ的ラストの超越感はなかなか。 でも、やはり薄味……

  • スターライト さん

    出島のオランダ商館にやってきた一介の事務員デズートが遭遇した、商館内のいざこざや現地で知り合い見染めた女性との悲恋、突如来訪したイギリス艦船(歴史上のフェートン号事件)との抗争など、いくつもの物語が絡み合って進行。作者の江戸時代の歴史・風俗に関する深い造詣には脱帽。いろんな要素を詰め込み過ぎた感はあるが、次々と難題が起こるので読者は飽きない。一つのシーンを登場人物たちの会話だけで終わらせず、鳥の鳴き声や蝶の舞う姿を交えて描写する等、技も細かい。最後は駆け足となった印象はぬぐえないが、見事な娯楽大作だ。

  • yamahiko さん

    上巻読後、3か月のブランクをおいて下巻を一気読み。複数の物語が折り重なって一幅の風景に。満足。

  • Lila Eule さん

    「帳簿の世界史」にあったオランダの世界制覇と衰退の中で会計が果たした役割を思いだした。この本でも極東での交易と商館経営の歴史が帳簿で紡がれていて物語の基底にあった。負債は資産だとのセリフもあった。植民地経営、海上交易、商船、海軍と、日本の封建社会、侍文化の関わりがとても面白い。米、英、蘭、独の違いも鮮やか。現代の風刺にも思えてきた。よくできた時代劇。

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