テン・ホルト、シメオン(1923-2012)

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CD 輸入盤

『カント・オスティナート』 向井山朋子、ゲラルド・バウハウス

テン・ホルト、シメオン(1923-2012)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOMOKO0004
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

向井山朋子/テン・ホルト:カント・オスティナート

複数台のピアノのために作曲された『カント・オスティナート』は、オランダの作曲家シメオン・テン・ホルトの代表作です。典型的なミニマル音楽ですが、彼の作品は、よくあるような無機質な音の羅列ではなく、感情を伴う美しい動きに満たされています。
 原則として106のパートが積み重なって陶酔的な響きが創り上げられていきますが、使用する楽器は演奏者に委ねられており、ピアノでも、オルガンでも、また弦楽合奏を選択してもかまいません。曲の進行も実に自由なので、演奏時間も特に決められておらず、その時の雰囲気が全てを決定します。
 このアルバムでは2人のピアニスト、向井山朋子とゲラルド・バウハウスは78分34秒の間、ひたすら音を紡いで行きます。音が現れては消え、積み重なっては崩れてを繰り返しながら、少しずつ世界が変容していきます。時には悲痛な叫びと聞こえることもあれば、歓喜の絶頂を感じさせることもあります。もちろんどのように受け取っても構いません。こちらも聞き手の自由に任されているのです。色や光が見えることもあるでしょう。苦い思い出に涙することもあるかもしれません。こちらも自由なのです。(Tomoko Mukaiyama Foundation)

【収録情報】
● テン・ホルト:カント・オスティナート
[78:34]
 1. [19:37]
 2. [14:07]
 3. [06:33]
 4. [16:13]
 5. [22:04]

 向井山朋子(ピアノ)
 ゲラルド・バウハウス(ピアノ)

【向井山朋子(ピアニスト/美術家)】
オランダ、アムステルダム在住のピアニスト、美術家。1991年国際ガウデアムス演奏家コンクールに日本人として初めて優勝、村松賞受賞。アンサンブル・モデルン、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ロンドン・シンフォニッタ、ロイヤル・コンサルトヘボウなどに毎年ソリストとして招聘され、新曲の初演に携わる。
 また、近年は従来の形式にとらわれない舞台芸術やインスタレーション作品を発表。オランダでの初演後、世界各国で再演された、たった一人のためのピアノ・リサイタル「for you」(2005年横浜トリエンナーレ参加作品)は、観客とコンサートの定義を巡り論議を呼ぶ。2006年シドニー・ビエンナーレで、ガラス、光、ピアノとノイズを使った「you and bach」を発表。 2007年に「向井山朋子財団」を設立し、自らアーティステック・ディレクターとしてプロデュースの分野でも活躍。デザイナー、クラヴァース・ファン・エンゲレンとの共同制作「show me your second face」(2007年)は「ファッションと音楽の融合」と高い評価を受ける。日本で初演した観客参加型の企画「夏の旅−シューベルトとまちの音」(2007年)を欧州と米国で展開。また、振付家イリ・キリアン/ネザーランド・ダンス・シアターとの共同作品「Tar and Feathers」(2006年初演)は好評を博し、ノルウェー国立バレエ、ボストン・バレエ等と共演。越後妻有アートトリエンナーレで発表した、12000着の絹のドレスと経血とピアノ作品が織りなす壮大なプロジェクト「wasted」は世界から1000人の女性たちが参加し、その過程はドキュメンタリー映画「白い迷路」として記録され、今再び世界を巡回している。2011年、東北芸術工科大学の招きで津波で損なわれた2台のピアノによるインスタレーション「夜想曲」を発表。翌年ダンストリエンナーレトーキョーとの共同制作でダンス作品「シロクロ」を制作し、ヨーロッパ・ツアーが進行中。2013年は瀬戸内芸術祭で「夜想曲」が再演されたほか、愛知トリエンナーレでイリ・キリアンの新作「EAST SHADOW」の音楽を担当、ジャン・カルマンと協同したインスタレーション・パフォーマンス「FALLING」が好評を得る。来年はオーケストラとの米ツアーと並行し、子供の為のミュージック・シアター、イスラエル人振付家Guy&Roniとの新作が発表される予定。(Tomoko Mukaiyama Foundation)

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