星光燦爛 天王巨星 (5CD)

テレサ・ファンには愛蔵盤として。60・70年代ミュージック・ファンにはお宝発見的な一枚に！

日本をはじめ東〜東南アジア全体で広く親しまれた元祖アジアの歌姫ことテレサ・テン（1953〜1995）。14歳で歌手デビューした彼女が活動拠点を台湾から香港に移し、ライフ（楽風）レコードに所属していた71年から75年までの間は、まさに初期の黄金時代でした。その4年間に発売された膨大な数の楽曲から、秀逸な作品を取りこぼしなく総ざらいしたのが本作。CD5枚組全136曲という爆発的なボリュームでありながら捨て曲ゼロという、まさに完全無欠のベリー・ベストに仕上げられています。

日本での活躍以前の彼女を知るコアなファンの方には既にお馴染みだと思いますが、ご存じない方はこの活動初期における彼女のキャッチーな作品の数々、そして想像を超えるレパートリーの広さにある種の衝撃を受けるかも知れません。民謡、東アジア色の強いポップスなどもさることながら、伸びやかで透明感のある彼女の歌声と奇妙にも絶妙なマッチングを見せる、「何これ？！ディープ・パープル？！（のガレージ・バンド版）」と思わせるような愉快なロックあり、超絶ファンキー・ベースとチープなオルガンが唸りまくるR&Bあり、バート・バカラック風のエレガントで良質なポップスあり、懐かしの昭和歌謡風ありと、70年代ポピュラー・サウンドの旨みの全てが詰まった圧巻の楽曲群。そして激ウマながらどこかイナタいバック・バンド『太陽神樂隊』の不思議な魅力には、60、70年代クラシック・ロック／ソウル／ポップス・ファンの方も虜になるのではないでしょうか？若くして既に100パーセント完成されている、彼女の高い歌唱力も驚きの一言に尽きます。

近年では名曲「別れの予感」の歌詞が是枝裕和監督のカンヌ出品映画の作品名に起用され、劇中でもこの曲が重要なキー・ポイントとして登場。また昨年は生誕65年のアニバーサリー・イヤーを迎え、イラスト化された彼女の姿がGoogleのトップ・ロゴに採用される等、他界後も変わらず愛され続けている彼女の活動初期における爽やかな軌跡を一気に追うことが出来る、非常に贅沢かつお買い得な一枚です！


（メーカーインフォメーションより）