統辞理論の諸相 方法論序説 岩波文庫

チョムスキー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003369524
ISBN 10 : 4003369521
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
238p;15

内容詳細

人間の心のメカニズムとして言語を捉える内在主義と近代科学的アプローチを根本的に結びつけた「生成文法の企て」の全体像を初めて明快に提示した古典。話者が持つ潜在的言語能力・言語知識の厳密な記述に加えて、言語獲得に関わる事実の説明を可能にする一般言語理論(普遍文法)の構築を目指す研究プログラムが論じられる。

目次 : 1 言語能力の理論としての生成文法/ 2 言語運用の理論をめざして/ 3 生成文法の構成/ 4 文法の正当化/ 5 形式的普遍性と実質的普遍性/ 6 記述理論および説明理論についての補説/ 7 評価手続について/ 8 言語理論と言語学習/ 9 生成力とその言語学的意義

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 猫丸 さん

    標記論文の第一章のみを訳したもの。チョムスキーがこんなに頭がいいとは思わなかった。アプローチの角度が非常に数学的であるのも意外。言語習得装置(つまり子供)は、文法規範を外部データから帰納的に受け取るだけではない。不完全な入力をもとに新規の文を無限に生成するためには、なんらかの生得的なオペレーティングシステムの存在が想定される。チョムスキーの思考は、個別言語の文法をなるべく普遍的規則に還元することを目指す。これは選ばれた少数の公理をもとに諸分野に共通する性質を形式化する、数学における思考態度と同じものだ。

  • 月をみるもの さん

    「はじめに言葉があった」のではなく、進化の過程で生成文法が実装されたのだとしたら、そのプロセスを知りたい。 https://ja.wikipedia.org/wiki/FOXP2

  • evifrei さん

    なぜ子供が言語を理解する事ができるのか。これが生成文法の出発点となる一つの問題点になる。以下かなり大雑把な理解だけれど、@Aの犬の…→@´Aの白い犬の…→@´´弟のAの白い犬の…→ のように核文に埋め込む形で要素を挿入する事で文を無限に増やせるため、言語の潜在的知性は無限だと解することもできる。しかし、そう解すると人間的能力を超えた言語が生み出されてしまう。この問題を解決する仮説として、人間はコアとなる文の判断可能性となる一定の変換規則(文法)を先天的に有しているのではないか。行動主義のアンチテーゼだ。

  • たか さん

    難しい…

  • ishilinguist さん

    一通り目を通したが何度も繰り返し読むことになるだろう

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