チャイコフスキー(1840-1893)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

チャイコフスキー:『くるみ割り人形』組曲、ロメオとジュリエット、ウェーバー:『オベロン』序曲、他 レオ・ボルヒャルト&ベルリン・フィル

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TAH520
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
France
フォーマット
:
CD

商品説明

“悲劇の指揮者”ボルヒャルト名演集
レオ・ボルヒャルトは1899年モスクワ生まれのドイツ人で、ワルターとクレンペラーのアシスタントをつとめ、第二次世界大戦中の1942年には、ブラッハーのオラトリオ『大審問官』のドイツ語テキストを準備したり(ドストエフスキーのロシア語テキストから翻訳)、1943年にはベルリン・フィルとアイネムのカプリッチョを初演、その間、ユダヤ人を助けるなどレジスタンス活動をおこない、ドイツが1945年5月8日に降服すると、わずか18日後の5月26日、ティタニア・パラストでおこなわれたベルリン・フィルの戦後最初のコンサートに登場。それからの大きな活躍が期待されていた矢先、8月23日に米兵の誤射によって死亡してしまいます。

 何より惜しまれるのが、彼が大変に優れた指揮者であったこと。SP録音の『くるみ割り人形』(ウルトラフォン)も豊かな呼吸が素晴らしい快演、しかしそれ以上に1945年の放送用録音が絶品。
 『ロメオとジュリエット』の見事な設計と細部の甘さと悲痛さの見事な表現、『オベロン』の豊かさなどなど、これらを聞けば、彼の後ベルリン・フィルを次いだ二人の青年よりもボルヒャルトの方が才能があったという意見が出ることも理解できます。

 なお、『ステンカ・ラージン』は,フルトヴェングラーの指揮として出まわっている音源と同一とのこと。フルトヴェングラー・マニアは比較検討のためにも必聴です(?)。


@チャイコフスキー:『くるみ割り人形』組曲
Aチャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
Bウェーバー:『オベロン』序曲
Cグラズノフ:『ステンカ・ラージン』

レオ・ボルヒャルト(指)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:@1934−35年,ABC1945年

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
☆
☆

3.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
決して華のある演奏ではないが、着実な演奏...

投稿日:2006/04/20 (木)

決して華のある演奏ではないが、着実な演奏である。ロメジェリは幾分重々しく、よく言えば荘厳だが、この音楽特有の楽しさ・美しさ・官能性が希薄、それらに代わって重厚なサウンドと一途さで仕上げられている。歴史に「もし」は有得ないが、事故がなくてもこの指揮者とBPOの関係は長続きしなかったのでは?と思われる。フルトヴェングラーに比べあまりに幻想味や霊感に乏しいし、当時まったくの新人だったチェリビダッケに比べても鮮烈さが足りない。戦前の旧式な楽長ふうの指揮者が淘汰されていった過程のドキュメントのような感じがする。

Pianist さん | Tokyo | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

プロフィール詳細へ

チャイコフスキー(1840-1893)に関連するトピックス

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品