チャイコフスキー(1840-1893)

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CD

交響曲第4番 カラヤン&ベルリン・フィル

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE13262
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

カラヤン&BPO/チャイコフスキー:交響曲第4番

1971年9月、ベルリンのイエス・キリスト教会においてセッション・レコーディングされたこの演奏は、当初「後期3大交響曲集」としてリリースされ、同年度のレコード・アカデミー賞を得るなど高い評価を獲得したものでした。 “アンチ・カラヤン”で鳴らした某評論家(故人)までも「この曲は、そしてその作曲家の音楽は、このようなものだと、レコードから出てくる現実の音像で思ってもらって、ほぼ完全に間違いない」という持って回った言いかたで絶賛を惜しまなかったエピソードでも知られています。
 演奏は、当時のカラヤンとベルリン・フィルの親密な協調ぶりを伝える素晴らしいもの。爆発的なエネルギーを放射しながらもあくまで流麗なサウンド、細部のニュアンスの豊富さ、管楽器のソロの表情の豊かさ等々、カラヤンが亡くなったことで失われてしまったブリリアントな「ベルリン・フィル・サウンド」が、教会の豊かな残響をともなって盛り上がり、さか巻くありさまは、とても筆舌の及ぶところではありません。

 また、一気に進められたセッションに由来するものなのか、演奏全体を貫く凄まじい緊張と生々しい熱気、うねるような流動感は、まるでライヴ録音を思わせるほどに強烈。このことが、カラヤンのおびただしい同曲録音の中でも一種特別な魅力をこの演奏に与えている要因と言えますが、そうした感興の発露を局所的な爆発に終らせないところがカラヤンのカラヤンたる所以であり、作品のクライマックスに向けてあらゆる要素を収斂させてゆく見事な手際には、やはり感嘆を禁じえません。交響曲を一編のドラマとして捉えるかのようなこうした手法がここまで完璧に達成された演奏は、いかにカラヤンといえども希少というほかはなく、この演奏がカラヤン信奉者はもちろん、“カラヤン嫌い”にさえ有無を言わせなかったこともよく分かります。

・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調 op.36
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
 録音:1971年9月、ベルリン、イエス・キリスト教会[ステレオ]

内容詳細

70年代の絶頂期のカラヤン、ベルリン・フィルのチャイコフスキー。細部と全体、独特のレガート奏法による流麗さとダイナミズム。オーケストラの性質と機能を知り尽くしたカラヤンならではの芸術。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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大家「八つぁんや、私の留守に、カラヤンの...

投稿日:2015/09/01 (火)

大家「八つぁんや、私の留守に、カラヤンのチャイコの4番を散々聴いていったそうだな。妻が自分に見向きもしないって怒っていた」、八「いやね、71年の4番が5枚もあるじゃねえですか、あっしも、この録音については、初めて聴いた時、興奮しましたからね、大家さんの通に近づこうと思いましてね」、大家「それで、どれが一番良かったかな、楽識ないのはわかっているが聞かしてごらん」、八「へえ、SACDハイブリッド、シングルレイヤーと聴いたんですがね、確かに音は良くなった、でも、相変わらず、音場はふらふらだ、それで不思議なもんですね、ワクワクしながら聴き始めたが、『あれ、なんだいこれ』何故かもう一つ、心に切羽詰まった初めの感動が来ねえんでさ、確かにシングルになるほど音はいい、情報が多く平均化したんですかねえ」、大家「お前楽識がないだけ素直だな、でも、私もそう思ったな、耳の肥えた評者もおる、長いコメントして、最後はシングルが一番と考えるとまとめる人も、一般にはその通りじゃ、だが1300やジェミニ、HQCDときて、ジェミニが一番、頭から揺り動かす強さがあるな、これが音の再現の難しさだ」、八「なるほどね、周りの人が大家は知識を鼻にかけてると尊敬してまさ、それで、あっしにどれか一枚譲って下さいませんか」、大家「それじゃ、平均的にいいHQCDを差し上げよう、ところで、礼は何か持ってきたか」、八「へえ、奥様の好きな高倉健のDVD」

喫茶坊 さん | 埼玉県 | 不明

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音が悪い?歪む?関係無いです。カラヤンの...

投稿日:2011/07/13 (水)

音が悪い?歪む?関係無いです。カラヤンの最高傑作。 いろいろ評判の悪い音質みたいですが、カラヤンの後期交響曲集(1971)はこの録音(音質)あってのものでしょう。 もちろん星5つ。

ルドルフ・カンペー さん | 富山県 | 不明

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既に84年VPO盤LDセットと73年BPO盤DVDを持って...

投稿日:2011/02/13 (日)

既に84年VPO盤LDセットと73年BPO盤DVDを持っていたのだが、DVDは4、5、6番を無理やり1枚に押し込んだためか良い音とは思えなかった。そもそも4番に関しては5番や6番のようにリファレンスとなるライブ録音もなかったことからセッション録音のベスト盤を求め、まずグラモ社の76年BPO盤CDを購入。ただ投稿意見では71年の本盤がベストとの意見も多く、今回クレーメルとの共演盤と一緒に本盤もHMVから購入。ただ最初にヘッドホンで聞いたので「歪とDレンジ不足」を感じ購入失敗と思った。後日スピーカで聞いたらカラヤンBPOの「勢いのある楷書」を多少は感じることはできたものの、それでも評価としては「演奏は良いかもしれないが録音物は明らかに悪い」ということで惜しいが『鐘3つ』。考えてみれば71年盤は色々物議がある盤。カラヤン存命中の88年12月に4、5、6番のセットCDが発売されるが4番だけが71年録音でなく60年録音に差し替えられた。一説には71年の4番のマスターテープが損壊したとのこと。「SMAP」みたいに40年後は有るか無いか分からない楽曲と違うんだから、ベスト盤になれたかもしれないマスターを損壊させた人物は真に「音パン」!!。よって、何よりも美音を求めたカラヤンの決裁で差替えとなったのか、東芝EMIが勝手に差替えのか真相は分からないが、71年盤はCD化されなかった。ただ最近は逆で、60年盤の入手は殆どできず、「Gemini」盤シリーズや今回のEMI社BESTシリーズでもリマスタされた71年盤が採用されリリースされている。しかしカラヤンが否定したかもしれない状態の悪い71年盤が最終保有では納得がいかない。 《ここからは本盤のレビューではなく、どの盤がカラヤン、ベルリンフィルとして最高の4番かという見解です。》  こうして購入失敗感に暮れるなか、無理やり1枚モノのDVDの6番と分売でのLDの6番では明らかにLD盤が鮮明だったことを思い出し何とか4、5番の分売モノのLDか、当初差替えた60年盤が入手できないかと思っていたところ、奇跡は起き新宿の中古CDショップで「73年BPO盤の4、5番のLD」をまず入手、また後日やはり入手困難な60年BPO盤CDも入手。60年盤はどちらかといえばBPO盤にしては「勢いのある楷書」というよりは、84年VPO盤の「美しい行書」との中間近い感じで、これはこれで演奏も録音も良かった。さてライブ感のある「勢いのある楷書」に相当する演奏を探し続け、一時はカラヤンが一度も指揮したモノがないイスラエルフィルの「ライブDVD」でも買おうかと思ったところだったが、73年BPO盤LDに出会えやっぱりIフィルのDVDは買わなくて良かった。この73年BPO盤LD、66年BPO盤CDが他にあるもののBPO盤の4番の中では一番と考えています。実際聞いてみると「勢いのある楷書」にふさわしいライブ演奏と録音の良さが上げられます。また、このビデオ以降から会場はベルリンキリスト教会でなくフィルハーモニーホールとなっています。そして製作年月の73年12月は73年秋の来日公演も近く、コンサートに向けてのリハーサルがそのままレコーディングに繋がるとも思っています。71年盤にあった「歪とDレンジ不足」もなく「デジタル録音でない」とは思えない迫力です。ただそれにしても21世紀のデジタル情報技術は、「リマスタでの復元力の低さ」といい、「無理やりDVD1枚に120分以上押し込むとLDより悪くなること」といい、役に立たないことには困ったものです。

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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