チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

交響曲第4番、他 フルトヴェングラー&ウィーン・フィル

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
GS2014
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

フルヴェン唯一の全曲録音、チャイコフスキー:第4番
冒頭の飛び出しも含む「完全版」ブランデンブルク第5番(1950)

「ヒストリカル御意見番」平林直哉責任プロデュース
=フルトヴェングラー・シリーズ第8弾=

【制作者より】
チャイコフスキーは英HMVの初版LP、ALP1025よりの復刻です。この交響曲第4番はフルトヴェングラー唯一の録音であり、しかもフルトヴェングラーの個性が顕著に表れた名演で、宇野功芳著『フルトヴェングラーの全名演名盤』(講談社+α文庫、絶版)の中でも特に絶賛されているものです。
 一方のバッハは1950年8月のザルツブルグ音楽祭でのライヴで、フルトヴェングラーを熟知している人でさえも卒倒するほどの巨大な演奏として有名です。この演奏はこれまでさまざまなレーベルから発売されていますが、アナウンス、チューニングの様子に加え、冒頭のヴィオラ奏者の大きな飛び出しが入っている録音としては唯一の市販盤となります。フルトヴェングラーはこの時、ピアノの前に座って指揮をしていたはずですが、そんな時でもあの両手が震える棒はいつもと変わらなかったことを如実に伝えるドキュメントと言えます。かつてチェリビダッケは「ミスも音楽のひとつである」と語っていましたが、この飛び出しはまさにその好例です。そのため、このディスクではあえて「完全版」と謳っています。
 なお、このバッハは当時のエア・チェック音源のため、歪みや音揺れが含まれることをご了承下さい。                          (平林直哉)

【解説書の内容】
解説書には交響曲第4番の英グラモフォン誌の初出の批評、および詳細な録音データを掲載します(他にも珍しい写真等を掲載予定)。

・チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調 Op.36

 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)

 録音:1951年2月4日、8日、9日、10日 ウィーン、ムジークフェラインザール
 使用ソース:HMV(U.K.) ALP1025

・J.S.バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050

ウィリー・ボスコフスキー(ヴァイオリン)
ヨゼフ・ニーダーマイヤー(フルート)

ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(ピアノ、指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 録音:1950年8月30日 ザルツブルク、フェストシュピールハウス[ライヴ]
 使用ソース:Private archive

【次回作の予定】
・フルトヴェングラー最晩年のブルックナーの交響曲第8番(1954年4月10日、ウィーン・フィル)を超高音質で! ボーナス・トラックにはマーラー:『さすらう若人の歌』(フィッシャー=ディースカウ、フィルハーモニア、1952年HMV録音)、ワーグナーの楽劇『神々のたそがれ』〜「ブリュンヒルデの自己犠牲」(フラグスタート、フィルハーモニア、1952年HMV録音、以上2曲はALP盤LPよりの復刻)。2枚組で1枚分の特別価格。

総合評価

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チャイコはイマイチ。やはり彼にはこのよう...

投稿日:2010/08/08 (日)

チャイコはイマイチ。やはり彼にはこのような曲は似合わない。しかもやるならVPOよりもBPOの方が良かったようにも思える。以上星3つ。 ところが,バッハのブランデンブルクの方はもう最高だ!!冒頭のヴィオラの飛び出しも面白いが,何よりもボスコフスキーの官能的なヴァイオリンとフルヴェンの超ロマンチックなピアノが魅力的である。ここまでロマンチックにやったブランデンブルクも珍しいだろう。ロマン派の作曲家の曲よりもロマンチックなバッハだ。ただ,ヴィオラの飛び出しを含む当盤はエアチェック盤ということで音質は少し問題がある。音質がいいのは(ヴィオラの飛び出しは入ってないが)アーチペルから同録音が出ている(3番とカップリング)。こちらの方がより鮮明な音質で聴きやすい。星5つ。 したがって平均して星4つとします。

オットー さん | 滋賀県 | 不明

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フルトヴェングラーのレパートリーでは珍し...

投稿日:2008/08/15 (金)

フルトヴェングラーのレパートリーでは珍しい曲だと思うがよくぞ録音してくれた。ベートーヴェン風で重厚な演奏であるが、今時の軽い演奏や技術重視のアクロバット的演奏に比べはるかに曲の本質をえぐった演奏で感動的である。晩年にEMIに「悲愴」も再録音してほしかった! バッハはヴィオラ奏者の飛び出しが聴けるというものだが、私はこういうドキュメントが収められたものは大好きだが、企画そのものはご愛敬だろう。

ワルキューレ さん | 神奈川県 | 不明

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フルトヴェングラーはチャイコを低評価して...

投稿日:2008/07/27 (日)

フルトヴェングラーはチャイコを低評価していたとある評論に書いてありましたが、この演奏を聴く限りはそんなことは全く感じられませんでした。 確かに個性的な演奏ではありますが、曲を損ねることなくフルトヴェングラー全開です。 哀愁感漂う2楽章や4楽章の中間部見事です。 ブランデンブルクは録音が悪く参考演奏の域を出ないのでは?

金さん さん | 長野県長野市 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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