チャイコフスキー(1840-1893)

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CD

交響曲第5番、ピアノ協奏曲第1番、『ロメオとジュリエット』 モントゥー&ロンドン響、オグドン(1963ステレオ・ライヴ)(2CD)

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCQ83788
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ヴァンガード名盤選-1
オグドン、モントゥー&ロンドン響
チャイコフスキー・ライヴ!

ピエール・モントゥー[1875-1964 フランス]の実力が遺憾なく発揮された素晴らしい演奏会の模様を収めたライヴ盤です。自在なアゴーギクを駆使した名人芸的な音楽の盛り上げ方や泣かせ方はやはりこの巨匠ならではのもの。しかもそうしたテクニカルな指揮にも関わらず、オーケストラが万全の演奏をおこなっているのは、常任指揮者として密接な関係にあったからに違いありません(終楽章コーダでトランペットが大きいのはモントゥーのいつもの趣味)。
 ピアノ独奏のジョン・オグドン[1937-1989 イギリス]は、巨漢で超絶技巧の持ち主、しかもチャイコフスキー・コンクールで弾いたリストの第1協奏曲では審査員たちを仰天させたというエピソードから、どうしてもバリバリの技巧派というイメージが付きまといやすいのですが、実際には非常に繊細で知的な人物であったということです。
 とはいえ、ここでの演奏は、作品が作品だけに随所で圧倒的なテクニックの冴えを聴かせてくれているのが印象的。熟達した指揮技術ゆえ、協奏曲での合わせをも得意としたモントゥーがバックだけに、噛み合わせもバッチリです。

・チャイコフスキー:幻想序曲『ロメオとジュリエット』
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
・チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調作品64
 ジョン・オグドン(P)
 ロンドン交響楽団
 ピエール・モントゥー(指揮)
 録音:1963年5月31日(ステレオ)

【ヴァンガード名盤選】
モントゥーのチャイ5ライヴ、シゲティの無伴奏など、ヴァンガード・クラシックス往年の名盤の数々が、音質に定評のあるコロムビアから蘇りました。20ビット・マスタリングをおこなったアイテムも数多く登場。
 ヴァンガードは1950年に創設されたアメリカのレーベルですが、戦禍で疲弊した戦後ヨーロッパにも才能あるアーティストを求め、ウェストミンスターやVOXなどに続いて進出していきました。そのため、アメリカのアーティストばかりではなく、ブレンデルやリリー・クラウス、ヤニグロなどの録音などが残されています。

内容詳細

オグドンの質朴な味わい、そしてオーケストラの気品と凛々しさと情熱にあふれた響きが素晴らしい。それに、1963年にこれほど透明でバランスが良く、瑞々しい音質で収録されているのは驚異、奇蹟としか言いようがない。キング盤よりも音質はさらに向上した。★(哉)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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皆さんおっしゃるように63年ライブとしては...

投稿日:2016/06/29 (水)

皆さんおっしゃるように63年ライブとしては破格にいい音がする。死の前年の演奏だが、モントゥはそれが弛緩には全く結びついていないことが驚異。細かい声部まで聞こえ、バランスが煉られた演奏だ。5番のフィナーレはボストン盤と比べてもテンポの激変が大きく、要所要所で見栄を切るようなところがあるが、メンゲルベルクやストコフスキーのようなアクドさはないところがモントゥのモントゥたる所以。絶叫型のチャイコフスキーにはしていない。この年齢でなお変化を求めたというところは素晴らしい。ただボストン盤よりもいいかというとそうもいえない。好き好きでしょう。協奏曲は多分これだけしかないので貴重なドキュメントだが実に立派な演奏。大家の棒です(ロメジュリも同様)。オグドンは豪快闊達だが、とくに個性的とは思わなかった。しかし、ウィーンのライブでこの音質なら、前年のコンセルトへボウとの引越し公演の「幻想」もそうであって欲しかったなぁ(オケの威力が半端ない。未亡人も述懐しているように会心の演奏だったのに)。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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晩年のモントゥーが残した一連の膨大な録音...

投稿日:2013/05/18 (土)

晩年のモントゥーが残した一連の膨大な録音の中でも珍しいライヴ盤。チャイコフスキープログラムだが、ピアノ協奏曲は、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったオグドンの余裕綽綽の技巧派ぶりが楽しめるし、交響曲第5番はいつもの端正、上品といったイメージとは異なり、ライヴとあって80才を過ぎた老人らしからぬ派手な終楽章が印象に残る。ライヴを聴かないと、そのアーティストを完全に理解できないという典型で、よくぞ後世に悪くない音質で残してくれたと思う。

eroicka さん | 不明 | 不明

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国内盤も出ていました。基本的には同じ音質...

投稿日:2012/10/05 (金)

国内盤も出ていました。基本的には同じ音質ですが、こちらの方が若干、音の芯がしっかりしているように感じます。いずれにしても、62年のライブがこのような素晴らしい状態で残っていたとは、驚きです。一夜のプログラムで、全てここまで高い完成度の演奏が聴けるのも中々あることではありません。モントゥーの録音、もっと発掘して欲しいものだとつくづく感じさせられました。

i_love_opera さん | 東京都 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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