チャイコフスキー(1840-1893)

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SACD 輸入盤

【中古:盤質B】 交響曲第1番『冬の日の幻想』、第2番『小ロシア』、第3番『ポーランド』 ゲルギエフ&ロンドン響(2SACD)

チャイコフスキー(1840-1893)

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B
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2枚組み,盤面の傷が大きい
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CD2すれ
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基本情報

ジャンル
カタログNo
LSO0710
レーベル
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


ゲルギエフ&LSO
惑溺の旋律美、熱血激情のドラマ
チャイコフスキーの初期交響曲集


LSO首席指揮者とマリインスキー劇場芸術総監督のポストを掌中に収め、現代のカリスマとして旺盛な活動を展開するゲルギエフ。マリインスキー劇場管と先ごろ、チャイコフスキー・コンクールの覇者トリフォノフをソリストに迎えたピアノ協奏曲第1番のアルバムを発表したばかりのゲルギエフが、LSOとも第1番に始まる初期交響曲3曲のセットという、チャイコフスキーの注目盤を立て続けにリリースします。

【ゲルギエフ&LSO のチャイコフスキー・プロジェクト】
2010/11年、2011/12年と2シーズンをかけて、ゲルギエフがLSOとともに取り組んだチャイコフスキー・プロジェクトは、マンフレッドを除く6つの交響曲を番号順に取り上げてゆくというもので、「紛れもなく聞き逃してはならないシリーズ」(ガーディアン紙)としておおきな話題を集めました。
 当セットはそのシリーズの一環として計画され、まず、2011年1月に第1番が、次いで2011年3月に第2番が、共に本拠バービカンでライヴ収録されたのち、第3番については2011年5月のバービカンでの定期公演を経て、同月20日にチューリッヒのトーンハレでおこなわれた海外公演の演奏が採用されています。

【メロディの美しさが際立つ初期交響曲】
全篇を彩る民謡調のメロディが国民楽派の作風に通じる第1番、両端楽章で引用されるウクライナ民謡から『小ロシア』と呼ばれる第2番、フィナーレのポロネーズから副題を『ポーランド』と名付けられ、第2楽章のレントラー様式、第4楽章のスケルツォからも全体としてバレエ組曲のような第3番。
 これら3つの交響曲に共通する特徴といえるのが、胸に迫る美しい旋律の宝庫であり、自己のスタイルを確立した後期3曲とはまた別の、かえって若い時期ならではの魅力を放っています。

ゲルギエフによるチャイコフスキーの交響曲録音
これまでにもゲルギエフはチャイコフスキーの交響曲を複数回録音していますが、それらはすべて第4番以降の後期の3曲に限られていました。ウィーン・フィルと第4番(2002年)、第5番(1998年)、第6番(2004年)をいずれもライヴ録音、マリインスキー劇場管と第6番(1997年)をセッション録音していたほか、ゲルギエフは2010年1月にマリインスキー劇場管を指揮して第4番から第6番までを演奏したパリでのコンサートの模様を収めたライヴ映像作品を発表していましたし、ショルティ亡きあと自ら率いるワールド・オーケストラ・フォー・ピースを指揮して第5番を演奏した2011年のライヴ映像作品もありました。

LSOによるチャイコフスキーの交響曲録音
いっぽう、1904年創立のLSOは、1921 年には『悲愴』第3楽章をアルバート・コーツの指揮で録音した記録があり、さすがにチャイコフスキーの交響曲録音の点数にはかなりのものがあります。初期の3曲だけをみても、コーツ指揮でSP時代の1932年に第3番全曲をアビー・ロード・スタジオでセッション録音していますし、交響曲全集企画としても、イーゴリ・マルケヴィチ指揮で1965年3月に第2番と第3番を、次いで1966年2月に第1番をいずれもウェンブリー・タウン・ホールでセッション録音、アンタル・ドラティ指揮で1965年7月に第1番、第2番、第3番をウォトフォード・タウン・ホールでセッション録音していました。
 このほかにもアンドレ・プレヴィンの指揮で1965年8月に第2番をウォルサムストウ・タウン・ホールでセッション録音、さらには1982年8月にジェフリー・サイモン指揮で、1872年初版による第2番をセント・ジュード・オン・ザ・ヒル教会でセッション録音したという変わり種までありました。

【LSOとの顔合わせが生む、ゲルギエフ熱血のチャイコフスキー】
上述の後期交響曲集に限らず、これまでのゲルギエフはマリインスキー劇場管との実演・レコーディングを通じて、3大バレエを含む主要な管弦楽曲や協奏作品、オペラも手掛けてきた実績がありますが、ここはLSOの起用が大当たり。エネルギッシュで劇的な表現を得意とするゲルギエフに触発されて、地力と経験あるLSOのテンションの高さが際立つ内容は、陶酔と惑溺へと誘う美観を湛えつつ、情感にあふれ、たいへん密度の濃い熱血の音楽となっています。フィナーレでは想像以上のものすごいエネルギー感で迫り、興奮と手ごたえを約束してくれるにちがいありません。(キングインターナショナル)

【収録情報】
チャイコフスキー:
・交響曲第1番ト短調 Op.13『冬の日の幻想』 [43:32]
 録音時期:2011年1月18,23日
 録音場所:ロンドン、バービカンホール

・交響曲第2番ハ短調 Op.17『小ロシア』 [34:33]
 録音時期:2011年3月23,24日
 録音場所:ロンドン、バービカンホール

・交響曲第3番ニ長調 Op.29『ポーランド』 [48:00]
 録音時期:2011年5月20日
 録音場所:チューリッヒ、トーンハレ

 ロンドン交響楽団
 ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
 エンジニア:ジョナサン・ストークス、ニール・ハッチンソン
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

ユーザーレビュー

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ゲルギエフ氏のチャイコフスキーブルーレイ...

投稿日:2015/02/26 (木)

ゲルギエフ氏のチャイコフスキーブルーレイディスクの後期交響曲と併せてついに全曲を楽しめる喜びと感動に包まれています。旧ソビエト連邦時代のロシア人指揮者の数々の名演と比較して、時代の変遷による影響はあまりないように思います。大変洗練された演奏と録音技術の進化を感じます。伝統的な解釈と真摯に対峙して深く曲を掘り下げようとするゲルギエフ氏の解釈に好感を覚えます。初期の三作品はややもすれば泥臭く解釈されがちですが、洗練された高遠そうだと思います。第1番冬の日の幻想第2番小ロシア、細かい木管楽器群の卓越した表現力・テクニックに感服します。バランス感色彩感ともに素晴らしいです。第3番ポーランドは、別な方が素晴らし評価を書いていらっしゃるのでそれに共感します。

山形の髭熊 さん | 山形県 | 不明

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ゲルギエフさんの振るシンフォニーはどうも...

投稿日:2013/09/04 (水)

ゲルギエフさんの振るシンフォニーはどうも感心したものがなく、特にチャイコフスキーでもウィーンフィルとの後期三大ははっきり言ってダメ演奏でした。で、今回の初期の3交響曲。大変結構な出来栄えです。繰り返し聴いてみて、その成果、確信しております。楽想に素直に情感を込めて、たっぷりと表現されたチャイコフスキーは大変に魅力的。いたずらに重くも激しくもならず、無理のないままに存分な表現が達成されております。中では第3番がとびきりの名演。第1番もいいな。これらは迫力がありつつも抒情が勝ったスタイル。第2番はややリラックスしつつ、でもきりっと仕上げました。ロンドン交響楽団はいつもながら見事な技。弦も管も確かな腕前を示しております。録音はバービカンでの1・2番は乾いた音で潤い不足。3番は文句なし。といふことで、ゲルギエフさん、スマッシュヒットであります。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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ロシア人指揮者にとってのチャイコフスキー...

投稿日:2012/09/16 (日)

ロシア人指揮者にとってのチャイコフスキーの交響曲は、独墺系の指揮者にとってのベートーヴェンの交響曲のような神聖な存在であると言えるが、ゲルギエフにとっても例外ではなく、これまでウィーン・フィルや手兵のキーロフ管弦楽団とともに、チャイコフスキーの後期3大交響曲の録音を行っているところだ。来日公演においても、チャイコフスキーの後期3大交響曲を採り上げており、これはゲルギエフがいかに母国の大作曲家であるチャイコフスキーを崇敬しているかの証左とも言えるだろう。しかしながら、ゲルギエフのチャイコフスキーの交響曲の録音は後期3大交響曲に限られており、初期の第1番〜第3番についてはこれまでのところ全く存在していなかったところだ。そのような中で登場した本盤の交響曲第1番〜第3番のライヴ録音は、クラシック音楽ファンとしても待望のものと言えるだろう。これまでのゲルギエフによるチャイコフスキーの交響曲の演奏は、旧ソヴィエト連邦崩壊後、洗練された演奏を聴かせるようになった他のロシア系の指揮者とは一線を画し、かのスヴェトラーノフなどと同様に、ロシア色濃厚なアクの強いものであったと言える。そのような超個性的なゲルギエフも、本盤の演奏においては、洗練とまでは言えないが、いい意味で随分と円熟の境地に入ってきたと言えるのではないだろうか。随所における濃厚な表情付け(特に、交響曲第3番第1楽章)や効果的なテンポの振幅の駆使は、ゲルギエフならではの個性が発揮されていると言えるが、前述のウィーン・フィルやキーロフ管弦楽団との演奏とは異なり、いささかもあざとを感じさせず、音楽としての格調の高さを失っていないのが素晴らしい。ここぞと言う時の強靭な迫力や、畳み掛けていくような気迫や生命力においいても不足はないが、それらが音楽の自然な流れの中に溶け込み、ゲルギエフならではの個性を十二分に発揮しつつ、いい意味での剛柔のバランスがとれた演奏に仕上がっているのは、正にゲルギエフの指揮者としての円熟の成せる業と評価しても過言ではあるまい。いずれにしても、本盤の交響曲第1番〜第3番の各演奏は、ラトルやマリス・ヤンソンス、パーヴォ・ヤルヴィと並んで現代を代表する指揮者であるゲルギエフの円熟、そしてチャイコフスキーへの崇敬を大いに感じさせる素晴らしい名演と高く評価したいと考える。そして、今後、続編として発売されるであろう後期3大交響曲の演奏にも大いに期待したい。また、本盤の素晴らしさは、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質録音であると言える。SACDの潜在能力を十二分に発揮するマルチチャンネルは、臨場感において比類のないものであり、音質の鮮明さなども相まって、珠玉の仕上がりであると言える。いずれにしても、ゲルギエフ&ロンドン交響楽団による素晴らしい名演を、マルチチャンネル付きのSACDによる極上の高音質で味わうことができるのを大いに喜びたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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