チャイコフスキー(1840-1893)

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SACD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲第5番、『フランチェスカ・ダ・リミニ』 マリス・ヤンソンス&バイエルン放送響

チャイコフスキー(1840-1893)

中古情報

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:
A
特記事項
:
スリップケースすれ,SACD(ハイブリッド)
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基本情報

ジャンル
カタログNo
900105
レーベル
Europe
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ヤンソンス&バイエルンのチャイ5!
フランチェスカ・ダ・リミニを追加してSACD化!

ヤンソンス&バイエルン・コンビによるこのチャイ5は、彼らの本拠地であるミュンヘン、ガスタイクのフィルハーモニーでおこなわれたコンサートをライヴ・レコーディングしたものです。2009年11月に緊急発売されたCDにはチャイ5しか収められていませんでしたが、今回は2010年7月に録音された『フランチェスカ・ダ・リミニ』を追加収録してSACDとして発売されることになりました。

【ヤンソンス自身がチェック】
最初から商品化を想定して入念にライヴ収録されたためか、ガスタイクでの収録ながら残響も適切で、音の質感や帯域バランスも非常に良く、現在の彼らの高度な実力を細部まで克明に快適に聴きとることができます。
 録音は2回の演奏会でおこなわれ、両方のテイクをヤンソンス自身がチェックし、より興奮度の高い10月9日の演奏が選ばれることとなりました。

【ヤンソンス得意のチャイ5】
ヤンソンスのチャイ5といえば、1984年にオスロ・フィルを指揮した若き日の快速演奏が有名。これは当時まだ知名度の低かったオスロ・フィルの実力を海外に示すために、ヤンソンスとオーケストラ側が自主制作した音源をいくつかのレーベルに売り込み、最終的にイギリスのシャンドスがリリースすることを決定したという、ヤンソンスにとっても特別な感慨のあるアルバムです。
 今回の演奏はそれから四半世紀を経てのもので、基本的な解釈は同じながら、細部の表現がより濃やかになり、さらに分厚くマッシヴなサウンドによるスケールの大きなダイナミズムが獲得されている点も特筆されるところです。これはヤンソンス自身の解釈の深化と、その要求に完璧に応えるヴィルトゥオーゾ・オケ、バイエルン放送響の実力あってのものでしょう。

【ヤンソンスとバイエルンの絆】
ベルリン・フィルと共にドイツを代表するオーケストラであるバイエルン放送交響楽団は、オイゲン・ヨッフムによって1949年に創設されています。以後、ヨッフム [1949-1960(12年間)]、クーベリック [1961-1979(19年間)]、デイヴィス [1983-1992(10年間)]、マゼール [1993-2002(10年間)]と錚々たるマエストロが首席指揮者の任に当たってきましたが、2003年10月、楽団員全員の一致で、現代の数少ない巨匠指揮者であるマリス・ヤンソンスが5代目の首席指揮者に選ばれています。
 以来、妥協を許さない完璧主義と血の通った人間性を併せ持つ両者のコンビネーションは、コンサートはもちろん、レコーディングでも世界各国のレコード賞を受賞するなど大きな成功を収めています。
 オーケストラからベストなサウンドを引き出すことにかけて非凡な才能を示すヤンソンスだけに、バイエルンのように元から巧いオーケストラの場合には、その美点がさらに強化されるため、実演でもセッションでも見事な成果を示してくれるケースが多いようです。
 ヤンソンスがバイエルン放響を指揮した録音はすでに数多くリリースされていますが、たとえば首席就任翌年の2004年にセッション収録されたショスタコーヴィチの交響曲第4番は、かつてどの演奏も到達できなかったほどの交響的な精密さを獲得しており、単なる熱演ではわからなかった作品の構造を明らかにして交響曲ファンを唸らせたものでした。一方、同じ2004年にライヴ録音されたシベリウスの交響曲第1番では、実演ならではの心地よい高揚感とすがすがしい推進力を示して聴き手の熱い共感を得ていたのが記憶に新しいところです。

【ますます深まる絆の反映されたチャイ5】
今回のチャイコフスキーの交響曲第5番は、それらの録音から5年を経たもので、いっそう深まったオーケストラとの絆をあらわすように全曲どの部分をとっても隙のない演奏に仕上がっているのがさすがというほかありません。
 徹底したスコア・リーディングによる豊富で的確な音情報と、実演ならではの高揚感・陶酔感の双方を揃って具現化することに成功した素晴らしい演奏であり、さらに個々の楽員が実に巧いこともあって、大音量で再生すれば魅力もさらにアップするものと思われます。

【新たに追加されたフランチェスカ・ダ・リミニ】
ムラヴィンスキーやスヴェトラーノフ、ストコフスキーらが得意にしていたチャイコフスキーの隠れ人気曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』。ダンテの神曲に着想を得た美しく劇的な作品で、オペラではラフマニノフとザンドナイによるものが知られる有名な話でもあります。
 ヤンソンスはこの作品をオスロ・フィルと1987年にEMIにセッション・レコーディングしており、今回のCDは23年ぶりの録音ということになります。

【収録情報】
チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 Op.64
チャイコフスキー:交響的幻想曲『フランチェスカ・ダ・リミニ』 Op.32

 バイエルン放送交響楽団
 マリス・ヤンソンス(指揮)

 録音時期:2009年10月9日、2010年7月1-2日(フランチェスカ)
 録音場所:ミュンヘン、ガスタイク、フィルハーモニー
 録音方式:デジタル(ライヴ)

【チャイ5:タイムテーブル】
1984 13:45 12:21 05:22 11:20 42:38 OSLO
2009 14:45 12:24 05:41 12:03 44:53 BRSO

収録曲   

  • 01. 交響曲第5番 ホ短調 Op. 64 - T. Andante - Allegro con anima
  • 02. 交響曲第5番 ホ短調 Op. 64 - U. Andante cantabile con alcuna licenza
  • 03. 交響曲第5番 ホ短調 Op. 64 - V. Valse: Allegro moderato
  • 04. 交響曲第5番 ホ短調 Op. 64 - W. Finale: Andante maestoso - Allegro vivace
  • 05. 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op. 32

総合評価

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全体の仕上がりは見事なまでの高水準。オー...

投稿日:2011/11/08 (火)

全体の仕上がりは見事なまでの高水準。オーケストラの技術の高さは実にみごとであります。ヤンソンスのアプローチは至極まっとうで、十分な迫力を持ちながらも繊細さを保ち、全曲をしっかりとまとめました。ですがねえ、なんだか感動とか感服とかはしないのですな。ハイブリッド盤によくありますけど、どこか芯が抜かれたような音響で、迫って来るものがない。演奏よりもディスクのそういうところが問題なのかな。たぶん実演はすごかったと想像しますけど。ということで、ちょっと減点します。ぜいたくな不満を書いてしまいました。恐縮至極。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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全体としては悪くない演奏であるが、まれに...

投稿日:2011/06/22 (水)

全体としては悪くない演奏であるが、まれに耳に付くアクセントや飛んだ吹き方をしているファゴットが耳に付く。録音自体はまあまあ。SACD盤としては、アバドやプレトニュフ盤のほうが上。

KANA07 さん | 石川県 | 不明

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曲を世に送り出してから「自己嫌悪気味の発...

投稿日:2011/01/12 (水)

曲を世に送り出してから「自己嫌悪気味の発言」をするのはこの作曲家の悪い癖とされているが、この曲自体、押しも押されもせぬ「大人気曲」である。録音についてはややナローレンジなので、透明感のあるDSD録音を期待するとがっかりかもしれない。ライブ録音で拍手が入る。録音を考慮して、★(5つでなく)4つとしたい。

haru さん | 奈良県 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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