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神曲 天国篇 角川ソフィア文庫

ダンテ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784044069094
ISBN 10 : 4044069093
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2013
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ルネサンスの先駆をなした一大抒情詩、待望の新版!

永遠の女性ベアトリーチェと再会したダンテは、彼女とともに天国を昇り続け、ついに旅の終わりに神を見る。
真理の光に啓発されてゆくダンテを描く至高の完結篇。巻末に「詩篇」を収録。


【著者紹介】
ダンテ・アリギエーリ : 1265年フィレンツェに生まれる。9歳の時に出会ったベアトリーチェに恋し、その愛が彼の創作活動の源となった。公職についたのち政治活動に関わったが、当時フィレンツェで激化していた政争に敗れダンテはローマに一時滞留。そのまま汚職の罪で永久追放となり各地を放浪、二度と故郷には戻れなかった。文学史上屈指の傑作とされる『神曲』三部作は約13年をかけて執筆、完成直後の1321年、亡命先のラヴェンナで没す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • LUNE MER

    夜、全然寝付けなかったので煉獄編に続いてこちらを読んでいたら読み切ってしまった。…が、煉獄編に引き続きダンテへの生理的嫌悪感を引き摺ってしまったことや、睡眠を妨げる謎の精神状態など諸々の事情?により、作品世界に入り込むことはほとんど出来てなかった。天動説全開の世界観そのものには別に違和感なし。なんとなくそっちの世界観での神秘性も好きなので。老後にまた読むんじゃないかと思う。

  • Francis

    三浦訳「神曲」再読了。三浦訳の良さはこの天国篇ではっきりとする。寿岳訳は擬古文調なので格調高すぎる。しかも天国篇はキリスト教神学が絡んでくるのでなおさら内容が分からなくなってしまってる。三浦訳は訳者がキリスト教神学にも理解が深いため解説と併せて読むことで面白く読める。「神曲」初学者にはこの三浦訳をお勧めしたい。

  • Francis

    ベアトリーチェに導かれてダンテが天国を巡り、聖ベルナルドゥスなどの聖人と対話を交わす。壽岳訳、平川訳ではついていくのがやっとだったが、この三浦訳で面白さが分かった気がする。キリスト教世界観になじみのない日本人にこの天国篇があまり人気ないのは仕方ないかも。

  • mstr_kk

    煉獄編のラストがあまりに凄かったので、逆に「天国編大丈夫かな」と心配していたのですが、これはこれでとんでもなく素晴らしい作品でした。至高天を目指して宇宙を昇りながら、神について語りあうダンテとベアトリーチェ。きらめく永遠の光。溢れる愛。煉獄編のようなドラマはありませんが、煉獄編ラストの楽園で始まったサイケデリアみたいなものが、濃度を増しながらずーっと続いてゆき、こっちの頭もふわふわしている感じです。未読の方が読まれるときは一気読みをおすすめします。難しく考えようと思わなければ、ものすごく分かりやすいです。

  • うちこ

    あこがれのベアトリーチェといっしょに歩けるようになってしまったことによって、地獄篇・煉獄篇よりもダンテがふわっとしちゃってキレがない。星占いに沿ったすごろくみたいに先へ進んでいく。このふわっと感、見覚えがあるな…。天国篇のダンテは、まるで山吹みどり先生と結婚できてしまってからの則巻千兵衛のよう。 そして煉獄篇よりもバージョンアップしたベアトリーチェがすごくいい! わたしも半分ベアトリーチェ教に入信しそうな勢い。美輪明宏と叶恭子と同じカテゴリの人だと思った。

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