死者の百科事典

ダニロ・キシュ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488016258
ISBN 10 : 4488016251
フォーマット
出版社
発行年月
1999年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
192p;20

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • sk4 さん

    『源頼朝:1192年に征夷大将軍になる。鎌倉幕府を構築した人物』ってぐらいしか教科書には書いてないけど、きっとこの人は私などよりもはるかに激動の人生を送ったはず。 生きた者同士でもひとたび出会えば、自分と相手の人生の歴史を共有することで、世界は少なくとも二倍に広がる。 亡くなった父の人生が克明に記録されている【死者の百科事典】。 それは父しか知り得ない彼の人生を照らす光を送る窓。 「人生は要約できない」伊坂幸太郎が『モダンタイムス』で叫んだメッセージを思い出す。 親ともっと話がしたくなった。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    全体的に全てを虚無へと帰す死の気配が漂う短篇集。『魔術師シモン』の奇跡の後の悍ましさにはその肉体の現実性があるが、『眠れる者達の伝説』は死せる者達の死せる眠りが出会った人々に逃亡をさせずにはいられないという記述に不気味な何かを感じます。特に人間の尊厳を突き詰めた『祖国のために死ぬことは名誉』は逸品です。

  • zirou1984 さん

    ユーゴスラビア出身の作家による、国も時代も文体も飛び越えて、史実と虚構を入り混ぜた9+1つの短編集。文化的背景も語りの形式も作品毎に変えてきているため難解な箇所も幾つか見受けられるのだが、比較的シンプルに語られる表題作が素晴らしい。語られなかったものたちの人生について集められた図書館という世界を円環的に描きながら、時代と個人を重ね合わせていく。どの短編にも歴史と死の匂いがこびり付いており、言葉によってその深淵へと潜り込んでいこうとする緊張感があり、圧縮した幻想を現像するかのような読書感を味わえる。

  • ネムル さん

    国の歴史を俯瞰的に眺める視点と、個人の人生の細部をも深く掘り下げる視点。「生と死」のもつ虚無を様々な視点と手法から鋭く見据える筆致が、ボルヘス的な想像力に支えられた表題作が誠に素晴らしい。また、無駄を排した硬筆で詩的な文体が抒情性を帯びてくる「死後の栄誉」「赤いレーニン切手」も妙に蟲惑的。

  • るすみら さん

    七生子さんの感想を読んで、興味を持ち手に取った。 とても味わい深い短編集。死を内包した海に、ひとり小舟で漕ぎ出す様なイメージの本だった。その海は、冷たく厳しいものではなく、暗く暖かな凪いだ海だと感じた。読んでいて、物語がどこに着地するのか見当がつかないことを楽しめたのは久しぶり。特に、表題作と「眠れるものたちの伝記」が心をとらえた。「王と愚者の書」と、いわゆる後書きの「ポスト・スクリプトゥム」も印象的。全部は理解しきれていないけれど、9篇の短編と後書きを携え、また想像上の海に漕ぎ出でてみようと思う。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ダニロ・キシュ

1935年、ユーゴスラビア、スボティツァ市に生まれる。第二次世界大戦中、ユダヤ人であった父は強制収容所に送られ帰らぬ人となる。ベオグラード大学比較文学科を卒業後、作家活動に。同時にロートレアモン、エセーニンなどの詩作品の翻訳も始める。セルビア・クロアチア語及び文学の講師としてフランス各地で教鞭を取り

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品