血の収穫 創元推理文庫

ダシール・ハメット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488130060
ISBN 10 : 4488130062
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
334p;15

内容詳細

コンティネンタル探偵社調査員の私が、ある町の新聞社社長の依頼を受け現地に飛ぶと、当の社長が殺害されてしまった。ポイズンヴィル(毒の市)と呼ばれる町の浄化を望んだ息子の死に怒る、有力者である父親。彼が労働争議対策にギャングを雇ったことで、町に悪がはびこったのだが、今度は彼が私に悪の一掃を依頼する。ハードボイルドの始祖ハメットの長編第一作、新訳決定版!

【著者紹介】
ダシール・ハメット : 1894年アメリカ合衆国メリーランド州セントメアリーズ郡生まれ。高校中退後様々な職につき、20歳でピンカートン探偵社ボルティモア支社に入社。途中第一次大戦中は陸軍に従軍。除隊後、探偵社の仕事に復帰したが、従軍中に得た肺疾患により調査員の激務に耐えられず職を辞し、小説で身を立てることに。短編小説が雑誌に掲載されるようになり、本書『血の収穫』は長編第一作。1961年没

田口俊樹 : 1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 森オサム さん

    著者初読み。1929年のアメリカが舞台なので、時代が違う、国が違う、と言う事で、物語世界の基本的な常識が理解出来ずいささか戸惑った。タイトル通りに血と暴力に満ちているが、嘘や裏切りも満々に満ちている。碌な奴がいないこの街で、非情に暴れまわる主人公の行動原理は何なのか?。次々と増えて行く死体の山を掻き分けて話を読み進めるが、主人公を含め誰一人と感情移入出来なかった事に気付いた。なるほど、こうして突き放されて傍観するしか無いんだな。正義の無い物語は感傷を許さず、血の収穫物が何だったのかも私には分からなかった。

  • GAKU さん

    田口俊樹さんが翻訳という事で購入したのが三年前。ずっと積んでおり、やっと読みました。初ダシール・ハメット。ハードボイルドの元祖と言うべきこの作品、田口さんの翻訳だから最後まで読めたかな。

  • あさうみ さん

    息をつく間もなく次から次へと人が死んでいく…噴煙まざる赤と灰色の世界、駆け引きを一歩間違えれば待つのは無残な死。まさにハードボイルドの元祖。荒くれ者がぶいぶい言わせている社会で相手の思考と行動を読み共食いさせる探偵“おれ”の強いことこの上なし!

  • Shun さん

    ハードボイルド文学の先駆者として知られる作家の代表作。まるで古いギャング映画のような血で血を洗う抗争劇が客観性を重視した文体と合い硬派な作品となっている。そして今まで読んた探偵小説の中で特に流血が多く、それはタイトルからも分かる通り。ただ原題には”血”という語はないので邦訳の妙。ストーリーは調査員の主人公が反社会的勢力蔓延る町の大物に依頼され、殺害された彼の息子が始めた町の浄化を引き継ぐという内容。また探偵は悪を成敗する為に悪をも利用するダークヒーロー的な存在で、この分野でも後続作品に影響を与えたようだ。

  • すえ さん

    一見平凡なハードボイルド小説。主人公がクールでドライ、仕事に私情を挟まない等々。だが何故かその魅力に引き込まれていく。一体どこが良いのか?ひとつは人物造形の巧みさ。特に主人公コンチネンタル・オプのクールでありながら優しさが垣間見える所であり、計算高そうでいながら失敗が多い人間臭さがある所。探偵なのに推理は得意科目ではないと言い切るふてぶてしさ。それらを描き切る著者の凄みに魅了される。ストーリーはヤクザ同士の抗争の中で主人公が上手く立ち回り見事エンディングに導くが、贅沢を言うとラストはもう少し工夫欲しかった

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ダシール・ハメット

1894年アメリカ合衆国メリーランド州セントメアリーズ郡生まれ。高校中退後様々な職につき、20歳でピンカートン探偵社ボルティモア支社に入社。途中第一次大戦中は陸軍に従軍。除隊後、探偵社の仕事に復帰したが、従軍中に得た肺疾患により調査員の激務に耐えられず職を辞し、小説で身を立てることに。短編小説が雑誌

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