タバコフ:交響曲全集 第6集
ブルガリアの作曲家、指揮者エミル・タバコフ。人気シリーズである彼の交響曲集第6集には、2004年に書かれた「交響曲第7番」を収録。
今作でもタバコフは人間精神の暗い側面を厳格でパワフルなオーケストレーションによって表現しようとしています。印象的なファンファーレで幕を開ける第1楽章は、地獄を駆け抜けるかのごとく緊迫した音楽。ティンパニの連打と悲痛な弦の旋律によって導かれるゆったりとした第2楽章の葬送行進曲が続き、第3楽章は渦巻くエネルギーに満たされた舞曲です。終楽章は不安なラルゴで始まり、せわしないパッセージによるアレグロが続き、緊迫感を増長。盛大なクライマックスへとなだれ込み、最後に登場する静かなフルートとヴァイオリンの二重奏も弦の強奏で断ち切られてしまいます。作曲家本人の演奏は作品の本質を伝えています。(輸入元情報)
【収録情報】
● タバコフ:交響曲第7番 (2004)
ブルガリア国立放送交響楽団
エミル・タバコフ(指揮)
録音時期:2011年5月30日〜6月5日
録音場所:ソフィア、ブルガリア国立放送第1スタジオ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
世界初録音