パリ警視庁迷宮捜査班 ハヤカワ・ポケット・ミステリ

ソフィー・エナフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150019433
ISBN 10 : 4150019436
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
318p;19

内容詳細

六カ月の停職から復帰したパリ警視庁警視正のアンヌ・カペスタンは、新結成された特別捜査班を率いることを命じられる。しかし、あてがわれたオフィスは古いビルの一角。集められたメンバーは、売れっ子警察小説家(兼警部)、大酒飲み、組んだ相手が次々事故に遭う不運の持ち主など、警視庁の厄介者ばかり。アンヌは彼らとともに、二十年前と八年前に起きたふたつの未解決殺人事件の捜査を始めるが、落ちこぼれ刑事たちの仕事ぶりはいかに…「フランスの『特捜部Q』」と評されるコミカル・サスペンス、開幕!

【著者紹介】
ソフィー・エナフ : フランスのジャーナリスト、作家、英仏翻訳家。コスモポリタン・フランス誌のユーモアページの名物ライターである。『パリ警視庁迷宮捜査班』がデビュー作

山本知子 : 早稲田大学政治経済学部卒、東京大学新聞研究所研究課程修了、フランス語翻訳家。訳書多数

川口明百美 : 専修大学文学部国文学科卒、フランス語翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 🐾Yoko Omoto🐾 さん

    パリ警視庁の厄介者メンバーが集められた特別捜査班が、過去の未解決事件の真相を探る警察小説。個性的なメンバーが捜査を通じて徐々に結束を固めていく展開には、チームもののテンプレっぽさを感じるものの、シリアスとユーモラスの塩梅が非常に良くキャラ立ちも申し分ない面白さだった。犯罪者に対して過剰なまでの暴挙に出てしまいがちなカベスタンを中心に、メンバーそれぞれが組織と何かしら相容れぬ問題を抱えているが、刺の無いアットホームな関係性は読み心地が良く、ミステリとしてもそつの無い真相が用意されている。次作の刊行が楽しみ。

  • 雅 さん

    タイトルからイメージしたのとは違ってかなりコミカル。はみ出し者が集まった班が迷宮入りした事件を再捜査、解決を目指す。登場人物が多いけど個性的な問題児ばかりなので混乱せずに楽しく読めた。

  • buchipanda3 さん

    パリ警視庁に新たに設けられたのは迷宮入りしそうな未解決事件の専任捜査チーム。だがその実態は各部署のはみ出し者の寄せ集めだった。まさにTVドラマ風な設定、キャラたちも個性的でイメージしやすく、彼らの活躍が目に浮かぶ感じで読めた。元々、組織に馴染めない面々なので捜査も職場も自由奔放。えっそんなことをなんてのもあったが、本庁の協力がないのだから、やったれって応援してた。死神刑事は最後の方では自分を活かす巧さが。あと彼らのさりげない優しさも。そしてそんな奴らを上手く率いて難事件を解決したカペスタン女史に拍手。

  • Panzer Leader さん

    問題児ばかり集められた特別捜査班が未解決事件を再捜査するというありがちな設定ながら、メンバー一人一人が個性的で楽しく読めた。「特捜部Q」というよりも「窓際のスパイ」シリーズのような味わい。まだまだこれから続いていくシリーズらしく次作以降も楽しみ。

  • のぶ さん

    タイトルとは似合わないコミカルな内容だった。主人公はパリ警視庁警視正のアンヌ・カペスタン。六カ月の停職から復帰して、いきなり新結成された特別捜査班を率いることを命じられる。この捜査班のメンバー、人数は多くいるが、皆、落ちこぼれの厄介者ばかり。そんな班で二つの未解決事件の捜査を始めるが・・・。このメンバーが個性的で、良く色分けされていて、事件の捜査よりキャラクターを読む作品だと思った。本のコピーにはフランスの「特捜部Q」だと謳われているが、自分はカール・ハイアセンの作品に近いと感じた。

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ソフィー・エナフ

フランスのジャーナリスト、作家、英仏翻訳家。コスモポリタン・フランス誌の名物ライターである(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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