スーク(1874-1935) レビュー一覧
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投稿日:2012/01/29
ペトレンコと言えば、ワズリーの方が、日本では、より知られてますが、1972年生まれのキリルの方は、レコーディングが少ない事もあり、それほど知られてません。ベルリン・コミ―シュ・オーパーの監督を務め、2013年には、バイエルン国立歌劇場の音楽監督に就任と、ヨーロッパでの評価は、こちらの方が高いかも。この演奏でも、重厚、情念濃く、実力のほどが、充分披露されている。クラシックの未来も捨てたものでない、と、感じさせてくれる優れた演奏。「冬の夕べの物語」も、情感深く、いい演奏です。
sunny さん |40代
投稿日:2018/03/29
半世紀前の録音だが感動する スークが愛した人たちへ思慕と追悼の思いを伝えた音楽は 個人の思いを超えて祖国の人々へ そして人類へと呼びかける崇高な音楽になった 美しい心が描き 奏する人と聴く人の心を浄化する音響世界 アスラエルが死者と生者の間を飛び廻る アンチェルがバーデン=バーデンの放送オーケストラと残した名演奏を朋に聴いてもらいたい クレイチーに何一つ知識を持たない 作曲家名辞典もひっくり返したが見つからない ”セレナータ”なる三楽章の管弦楽曲は透明感のあるサウンドと自由闊達なリズムに彩られた爽快な作品だ 一聴に値する あなたも如何
風信子 さん
投稿日:2020/05/09
フルシャは2013年に都響とライヴ録音しているが、今回は一段と恰幅が良くなった。単にテンポが遅くなっただけじゃなく、本当に各部の彫りが深い。オケのうまさも惚れ惚れするばかり。ヤンソンス亡き後のこことガッティが追い出された後のロイヤル・コンセルトヘボウはたぶん世界中の指揮者が狙っているポストだろうけど、今やどちらも世界最高水準のオーケストラだからね。ちなみに、この曲とフランツ・シュミットの交響曲第4番は全体の気分や構成がとても似ていると思う(作曲はアスラエル交響曲の方が遥かに前)。ただし、フランツ・シュミットの曲は「死の舞踏」風の第3楽章スケルツォがクライマックスで終楽章はエピローグに過ぎないのに対し、曲の規模自体が1.5倍ほどあるこちらは、さらに絶美なアダージョとドラマティックな第5楽章が続く。この演奏でも最後の二つの楽章が実に感動的。この曲のディスクでは、スヴェトラーノフのスケールの大きさは今も忘れがたいが、少し表現がドギツ過ぎたきらいがあり、その後はマッケラス/チェコ・フィル(ほぼ一発ライヴと思われ、オケが万全じゃないのが惜しい)、ビエロフラーヴェク/チェコ・フィル(この人の常で、手堅いけどこじんまりしている)と残念な録音が続いたが、キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィルが市販録音にならない限り、これが当分は決定盤だろう。
村井 翔 さん |60代
投稿日:2019/03/09
これは素晴らしい スークの”アスラエル交響曲”は日本ではポピュラリティがない 一時間を要し高度な技巧を求められる印象の薄い難曲を好んで演奏する人はまずいない ここに適任者たちが出会った チェコの希望フルシャと日本の誇り都響でなければ決してプログラムに上らなかっただろう 想像を超えた名演となった 何より新鮮な感興の波が次々に押し寄せてきて愉しかった しかしこれがレクイエムだったと知って一層味わいが深まった ドヴォルジャーク父娘(師と妻)の死を悼む心がこの大きなシンフォニーになったとは 創造の天使は何処にいるか分からないものだ 楽曲は様々な表情を見せるが一貫して牧歌的風情を失わない 演奏は都響の技能が十全に生かされて 全てのフレーズが生きた言葉になった フルシャは実力をまざまざと見せる 彼が日本を去ってヨーロッパに還ってしまったことを今更ながら惜しむ 稀有な名曲その稀に見る快演を あなたも如何
風信子 さん
投稿日:2018/06/10
キリル・ペトレンコの演奏はどの曲も大変なエネルギー感があり素晴らしいです。録音が極めて少ないのですが、今後はBPOとの縁で否が応でも増えるというものです。
せごびあ さん
投稿日:2016/03/21
物語る人は涙を見せない 微笑みを絶やさない相貌は崩れない 哄笑も激昂もないが 深く閑かに思いは全身に沁みていく 語り部フルシャはスークの音楽をことばにして伝えてくれた ここではドヴォルジャーク晩年の組曲がまず聞かれる 簡素で叙情を秘めた小品は枯淡の味わいだがフルシャは率直な語り口で綴ってみせる そしてスークへ 弦楽セレナードはスーク作品随一の演奏頻度を持つが 味わいはあっても強い印象を残した演奏に出会った記憶に乏しい 長岡京室内アンサンブルとターリヒ&チェコpoの演奏が残した聴後感は今も鮮やかだが フルシャ&プラハpoの演奏はさらに明瞭な印象を刻む それでも このディスクで一番の聴きものは掉尾の「幻想的スケルツォ」なのだ スケルツォと言っても序曲・前奏曲に匹敵する内容と味わいがあるスークの傑作だ 衷心より一聴をお薦めする
風信子 さん
投稿日:2020/08/06
確かに、キリル・ペトレンコの名前に引かれて購入したのであるが、ワーグナーの影響を受けてか、濃厚なロマンティシズムを感じさせる音楽である。ヨセフ・スーク、マッケラス指揮の幻想的スケルツオが絶品なので、少し気になる音楽家になりつつあった。このペトレンコの3枚組は、軽妙差に乏しく、一気に3枚を聴き通すことはできなかった。作品も演奏も渋すぎるのだ。これから繰り返し聴いていけば、いつか大切なボックスになるかも知れない。
ヤナハル さん |50代
投稿日:2016/07/17
幻想スケルツォについて、演奏会の予習として購入した。すばらしい演奏でで、録音も良く、生々しく聴ける盤です。
segovia さん
投稿日:2011/05/16
宣伝文に惹かれて購入してみました。初めて聴く曲ばかりなので、演奏の良し悪しは残念ながら何とも言えません。但し、技術上の破綻などは一切感じられませんから、それなりの高水準にはあるものと思います。さて、スークの作品、年代的にはもっと斬新であっても不思議はないところ、しかし、保守的(いい意味で)な調子で、心に訴えかけてくるものを持つ、佳曲ではないかなあと感じました。特に、「夏のおとぎ話」は美しい、いい曲ですね。しみじみ、聴き惚れました。「アスラエル」はもっと力を感じさせる曲。いずれも繰り返し聴いて、レパートリーに加えたくなる気がします。このアルバム、お値段も安いので「お試し」として手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。意外と気に入る方、多いような予感がします。
ほんず内閣総理大臣 さん
投稿日:2010/11/24
マルティヌー、ヤナーチェク、ノヴァーク同様にスメタナ、ドヴォルザーク以降の重要な作曲家のひとりです。 気になったと思ったらまずは価格的にも安価で演奏も良いこの盤からをおすすめします。 個人的に録音状態は悪いのですが入手出来るのならばターリヒ盤が一番素晴らしい演奏だと思います。 問題の曲の方ですが レクイエムですね。 主題などにキリエエレイソンやディエスイレみたいな雰囲気も感じます。
uber さん |20代
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ありがとうございました
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