ストラヴィンスキー(1882-1971)

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SHM-CD

『火の鳥』全曲 エルネスト・アンセルメ&ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

ストラヴィンスキー(1882-1971)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCD52071
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
SHM-CD

商品説明

デッカ定盤PREMIUM
ストラヴィンスキー: 火の鳥
エルネスト・アンセルメ


【グリーン・カラー・レーベルコート】【HRカッティング】
ストラヴィンスキーの《火の鳥》はロシアの民謡を題材にしたバレエで、ストラヴィンスキーの出世作となったものです。作曲家と親交のあったアンセルメによるこのCDは、彼の死の3ヵ月前に録音されたもので、まさにアンセルメの遺作となった名盤です。(メーカー資料より)

【収録情報】
ストラヴィンスキー:
バレエ《火の鳥》全曲(1910年版)

ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
指揮:エルネスト・アンセルメ

録音:1968年11月 ロンドン

内容詳細

アンセルメが珍しくニュー・フィルハーモニアを振っていて、彼の最後の録音となったもの。80歳代半ばとは思えない弛緩したところのない演奏で、オーケストラもしっかりと緊張感を持続している。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

  • 01. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 導入部
  • 02. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) カスチェイの魔法にかかった庭
  • 03. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 火の鳥が出現、これを追ってイワン王子が登場
  • 04. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 火の鳥の踊り
  • 05. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) イワン王子に捕らえられた火の鳥
  • 06. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 火の鳥の嘆願
  • 07. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 黄金の果実とたわむれる王女たち(スケルツォ)
  • 08. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) イワン王子の不意な出現
  • 09. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 王女たちのホロヴォート(ロンド)
  • 10. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 夜明け
  • 11. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 怪しげな物音、カスチェイの怪物の登場、イワン王子は捕らえられる
  • 12. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 不死身のカスチェイ到着、火の鳥の出現
  • 13. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) カスチェイたちの兇悪な踊り
  • 14. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) 火の鳥の子守歌
  • 15. バレエ≪火の鳥≫全曲 (1910年版) カスチェイの城と魔法の消滅、石にされていた騎士たちの復活、大団円

総合評価

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80歳代後半、アンセルメのほぼ最後の録音。...

投稿日:2012/06/15 (金)

80歳代後半、アンセルメのほぼ最後の録音。ともすると、理知的なだけで味気ない演奏も、たまにはあるこの巨匠だが、ここでは、ニューフィルハーモニア管弦楽団という順応性の高いオケを擁して、堂々としたスケール感や温かな鷹揚さを湛えた名盤を残している。勿論、ブーレーズ以降の現代音楽を得意にする指揮者たちに比べれば、緻密さや響きの純度は比べ物にはならないのだが、端正でモダンな造形の中に、今では聴けない懐かしい温もりのようなものが感じられる。録音も60年代後半のものとは思えない明晰なもので、ステレオLP時代のDeccaの技術力の高さを示している。オリジナルジャケットをあしらったデザインも好ましい。

eroicka さん | 不明 | 不明

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2009/2に本盤について書き込んだ者ですが一...

投稿日:2012/04/01 (日)

2009/2に本盤について書き込んだ者ですが一部訂正も含めデータ的なものを追加レビューさせていただきます。アンセルメはスイス・ロマンドO(SRO)から退いた最晩年85歳の時いやもう86歳になった1968年にこの「火の鳥」を彼としては「二度目」(訂正前は三度目としていました)の全曲版収録(トータルタイム47’34)を行なっておりそれもオーケストラはNPHOと実に上手いと思います。先ず音が比較的よく録れていることとストラビンスキーの三大バレー曲でリムスキー・コルサコフの影響を受けたためかロシア民謡のバリエーションを聴きやすく作曲されている為私はボーッと聴いている分三曲(「春の祭典」、「ペトルーシュカ」そしてこの「火の鳥」)の中では一番好きな曲です。アンセルメは慣れたもので従前収録のものに何かがプラスされたものと思われますが私は他収録盤(1955年収録、オーケストラはSRO、タイム43’56)を聴いていませんのでこの盤を唯一最高ランクのものとさせていただいております。彼はバレエ音楽の神様とも言われただけあってこの演奏は単純に音楽を進めるだけではなく舞踏団の踊りを前提にしたのか不思議な柔らかさがあって、この曲の魅力を増している様です。無理なテンポをとっていない処が特徴で逆現象と言うか「王女たちのロンド」での淡白感も印象的ですね。彼は演奏について「理想的な演奏とは曲の本質をつかんだものであり、曲の心に触れたものである。そういう演奏は心の響きが聴衆に伝わって来る。私はいつもそういう演奏をしているわけではないがいつも、そういう演奏をしたいと努力している」と述べている事が何となく分りますね。そしてこの演奏、フィナーレは当然それなりに盛り上がりますが安定感があります。本演奏はオーケストラがニュー・フィルハーモニアO(NPHO)であった事もプラス作用したと思います。アンセルメはSROとの来日時でも「火の鳥」を演奏しており又同曲組曲版については1964年NHKSOを振った盤や同版では他に1946年LPO、1950年SRO、1962年BRSOの盤がかつてあった様ですよ。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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お気に入りは,ブーレーズ(新盤),ドラテ...

投稿日:2011/12/11 (日)

お気に入りは,ブーレーズ(新盤),ドラティの2つ。明晰・クリアな解釈・録音のお手本。ずっとこの2つで,『火の鳥』に親しんできました。で,このアンセルメ…温かい…!弦・管,全てが温かく柔らかく響く…。アンセルメのこの作品への愛情が音になっているような温かさ。その温かさが,私のこの作品への愛着を更に増してくれた。よくよく聴き比べてみると,ブーレーズのは完全な管弦楽作品,楽譜に書かれているこの作品の素晴らしさをストレートに耳に届けてくれている。それに対し,アンセルメは,まるでレコーディング・セッションのバックで舞踊団も一緒に踊っているかのよう…。アンセルメは踊り手たちにとって決して無理なテンポをとらない。踊り手たちから主役の座を奪うような派手な音は鳴らさない。そえが,私の耳に届いたアンセルメの温かさのような気がする。彼の『白鳥の歌』が『火の鳥』…かっこいい!

masato さん | 新潟県 | 不明

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