ストラヴィンスキー(1882-1971)

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SACD 輸入盤

『プルチネッラ』全曲、3楽章の交響曲、4つのエチュード ブーレーズ&シカゴ交響楽団

ストラヴィンスキー(1882-1971)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CSOR901920
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
SACD
その他
:
ライブ盤, ハイブリッド,輸入盤

商品説明

2009年2月&3月最新ライヴ
楽壇の最重鎮ブーレーズによるストラヴィンスキー
『プルチネッラ』、3楽章の交響曲、4つのエチュード


1995年以来、シカゴ交響楽団(CSO)首席客演指揮者のポストにあり、2009年10月よりあらたにヘレン・レーゲンスタイン名誉指揮者の称号を得た、楽壇の最重鎮ピエール・ブーレーズ。来る2010年3月に85歳の誕生日を迎えるのを記念してリリースの運びとなったCSO・RESOUND最新アルバムは、ブーレーズがもっとも得意とする作曲家ストラヴィンスキーの作品集。

【ブーレーズのストラヴィンスキー】
ストラヴィンスキーは、1950年代末より本格的に指揮活動を開始したブーレーズが意欲的に取り上げてきた作曲家のひとり。1960年代より1970年代にかけて、管弦楽曲から歌曲にいたる作品の数多くを録音したのちも、CSOをはじめ世界有数のオケとともに実演と並行して繰り返しレコーディングを行なっています。じっさい、ここに収録された3つの作品もすべてライヴによる再録音となります。
 2010年に生誕300年を迎えるペルゴレージの音楽素材からストラヴィンスキーがまったく独自の手法で組み上げた、新古典主義時代の代表作『プルチネッラ』。ブーレーズは1975年に組曲をニューヨーク・フィルとセッション録音、1980年には全曲版をアンサンブル・アンテルコンタンポランとセッション録音しています。
 『3楽章の交響曲』をブーレーズは1996年にベルリン・フィルとレコーディング。なお、CSO は『3楽章の交響曲』を1993年にショルティと録音しています。
 ブーレーズにとって本アルバム収録作品中最多の録音回数となる『4つのエチュード』は、まず1963年にフランス国立管と録音、1981年に同じくフランス国立管と再録音、1992年にはCSOと録音しています。

【さらに冴え渡るブーレーズの精緻なアプローチ】
もとより明晰きわまりないアプローチで、精緻な内容を聴かせることで知られるブーレーズは、上述の『エチュード』と併せてバレエ『火の鳥』と『花火』のレコーディングでも、CSOよりカラフルでパワフルな響きを引き出すことに成功していました。前回より17年ぶり、いっそうの結びつきを強めているCSOとの再顔合わせとなる『エチュード』はもちろん、膨大な情報量に加え、とりわけ過激なリズムと広大なダイナミクスで、もっともCSO向きの作品ともいえる『3楽章の交響曲』、魅力的な若手ソリストの起用も話題の『プルチネッラ』でも、これまで同様に最上級の成果が期待されるところです。
 「フランスのマエストロによる非の打ちどころのないみごとな指揮ぶりとCSOにおよぼす途方もない影響力によりいつも、わたしたちはずっとさらに多くを渇望するままでいるのだ。」(シカゴ・サン・タイムズ紙)
 「ブーレーズがサクッと、そしてエレガントに作品の姿を提示したことによって、ストラヴィンスキー初期のリズムと構造への洞察がいかに深く、また、いかに注目すべき点を作品が留めていたままかを、わたしたちにちょうど思い起こさせます。」(アンドルー・パトナー−サン・タイムズ・ドットコム)

【元フィリップス・スタッフによる超優秀録音】
このたびの録音プロデューサーは、元フィリップスの録音スタッフが創設したオランダ・ポリヒムニア社の総帥エヴァレット・ポーター。これまでに手がけた高品位のレコーディングでオーディオ・ファイルからの信頼も厚いスタッフの起用は、まさにブーレーズの方向性に沿うものといえるでしょう。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ストラヴィンスキー:
・バレエ音楽『プルチネッラ』全曲 (1920)
・3楽章の交響曲 (1942-45)
・オーケストラのための4つのエチュード (1914-1928)
 ロクサーナ・コンスタンティネスク(メゾ・ソプラノ)
 ニコラス・ファン(テノール)
 カイル・ケテルセン(バス・バリトン)
 シカゴ交響楽団
 ピエール・ブーレーズ(指揮)

 録音時期:2009年2月26-28日、3月3,5-7日
 録音場所:シカゴ、シンフォニーセンター、オーケストラ・ホール
 録音方式:DSDレコーディング(ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

総合評価

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5.0

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それにしても乾いた音だなぁ…。もう少しホ...

投稿日:2010/03/13 (土)

それにしても乾いた音だなぁ…。もう少しホールトーンがあってもいいと思うんだけど…。ストラヴィンスキーですから、満更変でもないんですが…。演奏は、精緻そのもの、言うことなしです。それにしても、最近のライヴ録音って、「ほんとにこれ、ライヴ…?」ってのが多い。M.T.トーマスのマーラーなんて最たるもの。終演後の拍手でも入っていれば、まだ分かるんですが、拍手が鳴って初めて「ライヴだったんだ…」てのもあるし、拍手が無かったりすると、ジャケット見るまで気づかなかったり…。傷の手当が上手くなってきたのかなぁ…。

masato さん | 新潟県 | 不明

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ベルリン・フィルのCDレビューにも書きまし...

投稿日:2010/03/02 (火)

ベルリン・フィルのCDレビューにも書きましたが、「3章の交響曲」は、オーケストラのバランスが取りにくい作品ではないでしょうか。名指揮者、名オーケストラの演奏でも、これといった演奏に巡り会ったことありません。  ブーレースを除いては。  今回も、シカゴ響を特徴を活かして、バランスの取れた見事な演奏になっています。後は好みの問題です。私は、ベルリン・フィルとの演奏と比べると若干、鋭さ・激しさが少ないという印象を持っています。その分、今回は、見事にまとまった演奏になっています。どちらも甲乙つけがたい演奏です。「3章」に関しては、ブーレーズの2枚のディスクの右に出るものは、当分でないでしょう。  「エチュード」「プルチネッラ」も、ブーレーズの過去の演奏中でも、一番の演奏と言ってもいいでしょう。特に「プルチネッラ」は、新古典主義の特徴を見事に表現しています。今のブーレーズの演奏スタイルにあっているのかも知れません。  是非とも、座右に置きたいディスクです。  

おかぽん さん | 島根県 | 不明

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 プルチネッラを最初に聴いたのは、随分前...

投稿日:2010/02/12 (金)

 プルチネッラを最初に聴いたのは、随分前のFMにてアバド指揮CSOの演奏でした。それ以来この美しいメロディーと新古典主義的な乾いた抒情に魅せられ大好きな曲となりました。  ブーレーズの指揮は以前に比べれば円満さが先に感じられますが、この曲には非常にマッチしたアプローチだと思います。  また相変わらす首席奏者の名妓には舌を巻きます。ドゥホォー、マクギール、イツォトフ、イェーはフランス、アメリカ、ロシア、中国系の国際色豊かなスタープレーヤーの巧みさには惚れ惚れします。  他の曲も作曲者自身の指揮でこのオーケストラでえ初演された曲ですので共感と自信に溢れています。

アルマ さん | 神奈川県 | 不明

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