重厚装丁4枚組
ストラデッラのスぺシャリストによるドラマティックな快演!
知られざるオペラ『ドリクレア』2004年復活録音
アレッサンドロ・ストラデッラはオペラ、カンタータ、オラトリオといった声楽作品を得意とし、また合奏協奏曲の先駆者であり、当時高い人気を誇っていた作曲家。女性関係で恨みを買い暗殺されたというスキャンダルでも知られています。さもありなんとすら思わせるドラマティックな筆致が炸裂するオペラ作品はこの作曲家の真骨頂と言えるかも知れません。
『ドリクレア』は1681年に作曲されたストラデッラ最後のオペラです。楽譜が長く失われており、近年再発見されて2004年に録音されたのが当盤であり非常に貴重な音源です。同年2か月後には復活上演も行われました。全3幕の長丁場で聴き応えたっぷりの音楽が展開される大作。ブックレットには原語のイタリア語と英語訳歌詞も掲載。
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソートは指揮者エステヴァン・ヴェラルディによって「カメラータ・リグレ」として1987年に結成された声楽と器楽のアンサンブル。1992年より現在の名前に変わり活動を続けています。イタリアのバロック音楽を中心に忘れ去られた音楽の復活に力を注ぎ、録音も多数。その名の通りストラデッラ音楽のスペシャリストであり、知られざるオペラの復活にはもってこいの名団体です。(輸入元情報)
【収録情報】
● ストラデッラ:歌劇『ドリクレア』全曲(E.ヴェラルディによるクリティカル・エディション使用)
ロジータ・フリサーニ(ソプラノ/ドリクレア)
クリスティーナ・ジャンニコラ(ソプラノ/ルチンダ)
リンダ・カンパネッラ(ソプラノ/デルフィーナ)
ジャンルカ・ベルフィオーリ・ドーロ(カウンターテナー/フィダルボ)
カルロ・プテッリ(テノール/チェリンド)
ヴィート・プリアンテ(バス/ジラルド)
アレッサンドロ・ストラデッラ・コンソート
エステヴァン・ヴェラルディ(指揮)
録音時期:2004年3月6-14日
録音場所:ジェノヴァ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)