ステンハンマル(1871-1927)

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SACD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲第2番、セレナード ヘルベルト・ブロムシュテット&エーテボリ交響楽団

ステンハンマル(1871-1927)

中古情報

新品ジャケット
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:
A
特記事項
:
SACD(ハイブリッド)
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
BISSA2424
レーベル
Bis
Sweden
フォーマット
SACD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


高貴さと温かみをあわせもつ音楽。
ブロムシュテットがステンハンマルをライヴ録音!


SACDハイブリッド盤。ヴィルヘルム・ステンハンマルは、ストックホルムに生まれ、ピアニスト、指揮者、作曲家として活躍しました。2つの歌劇、2曲のピアノ協奏曲と交響曲、6曲の弦楽四重奏曲、『森で』『逢い引きから帰ってきた娘』をはじめとする多くの歌曲、第2曲の『スウェーデン』が「もうひとつの国歌」のように歌われている『ひとつの国民』や『歌』といったカンタータなどを作曲。高貴さと温かみをあわせもつ音楽が、「歌の作家」ステンハンマルの手による細やかなニュアンスに満ちたメロディとともに広く愛されてきました。彼はシベリウスと親しく、ステンハンマルは弦楽四重奏曲第4番をシベリウスに、シベリウスは交響曲第6番を彼に献呈しています。
 交響曲第2番は、後期ロマンティシズムに古風な様式を融合させて書かれ、「ドリア旋法の交響曲」とも呼ばれます。4分の3拍子の踊りのステップで始まる「アンダンテ・エネルジーコ」の第1楽章。変奏曲にソナタ風のエピソードを組み込んだ「アンダンテ」の第2楽章。第3楽章「スケルツォ」はスウェーデンの軽快な踊り。第4楽章「終曲」は、序奏、対位法と声楽ポリフォニーに基づく3つの部分、コーダから構成されています。1915年4月22日、エーテボリのオーケストラの創立10周年コンサートで初演。ステンハンマルの献辞がスコアの冒頭に記されています〜「わが愛する友人たち エーテボリ交響楽団メンバーに」。
 『セレナード』は、交響曲第2番とともにスウェーデンのオーケストラのレパートリーとして定着した作品です。1907年、「憧れの地」イタリアに休暇で滞在していた時にアイデアが浮かび、交響曲第2番と同じ1911年ごろから作曲に着手。1914年1月30日、王立スウェーデン管弦楽団をステンハンマルが指揮して初演したものの、それほどの成功を収めず、1919年になって改訂され、1920年3月3日、エーテボリで初演されました。「とても速く快活に」の「序曲」、「ワルツのテンポで、少し静かに」の「カンツォネッタ」と「スケルツォ」と「少し遅めのアンダンテ」の「夜想曲」が切れ目なく演奏され、最後が「控えめなテンポ」の「終曲」。改訂に際してカットされた「メヌエットのテンポで」の第2楽章は、『レヴェレンツァ』という曲名の独立した作品とされました。
 マサチューセッツ州スプリングフィールド生まれ、スウェーデンの指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット[1927-]は、ブルックナーやベートーヴェンの作品とともに、カール・ニールセンをはじめとする北欧の作品も数多く手がけてきました。ステンハンマルの作品は、ネーメ・ヤルヴィとエーテボリ交響楽団による新録音(BISSA2359)がリリースされた『歌』を、スウェーデン放送交響楽団を指揮して1982年に全曲録音しています。
 ブロムシュテットは2018年10月、NHK交響楽団とステンハンマルの交響曲第2番を演奏予定です!(写真© Gert Mothes)(輸入元情報)

【収録情報】
ステンハンマル:
1. 交響曲第2番ト短調 Op.34 (1911-15)
2. セレナード へ長調 Op.31 (1911-13, rev.1919)


 エーテボリ交響楽団
 ヘルベルト・ブロムシュテット(指揮)

 録音時期:2013年12月(1)、2014年6月(2)
 録音場所:エーテボリ・コンサートホール
 録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
 制作:レッナールト・デーン
 録音:トゥルビョーン・サミュエルソン
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

ユーザーレビュー

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 ステンハンマルの交響曲第2番は、わたし...

投稿日:2019/06/30 (日)

 ステンハンマルの交響曲第2番は、わたしの最愛の交響曲のひとつであるだけに、いろいろな演奏を聴いていますが、これはすばらしい。冒頭部では「ブロムシュテットも今や90歳を超えたのか。いやあ、老いたな」とも感じたのですが、それもほんの数分だけ。あとはそんなことを全く感じさせない充実した演奏です。この名曲を知らない方に「どんな曲か?」と聞かれたら、私は、少し乱暴な言い方ですが、「(ブラームス+ブルックナー+ドヴォルジャーク)÷3」と答えています。すなわち、ブラームスのような、整然とした中にただようロマンティシズム、ブルックナーのような対位法的構築、ドヴォルジャークのような民族的情感、この三つが融合して共存しているのです。したがって、演奏者も、これらを十全に表現しうるだけでなく、それらをひとつのまとまった世界として表現する能力が求められているのですが、ブロムシュテットはこれらをすべて見事に表現しきっています。また、セレナードの第1楽章など、感涙ものです。正直、この曲の本当の魅力を知ることができたのは、この演奏が初めてではないでしょうか(ヤルヴィもクーベリックも、残念ながらわたしを感動させてはくれませんでした)。作曲者に縁深いオーケストラが、作品に心底共感して演奏しているのがよくわかります。ただ、ライヴ演奏で拍手のカット、賛否両論あるでしょうが、私は賛成できません。最後の拍手を含めたすべてがその日の芸術の記録であり、聴衆なしにその演奏は成立しないからです。

Papachan さん | 北海道 | 不明

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