スティーヴン・レベロ

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ヒッチコック&メイキング・オブ・サイコ

スティーヴン・レベロ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861919558
ISBN 10 : 486191955X
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
追加情報
:
366p;21

内容詳細

すべてのサイコ・スリラーの先駆けとなった『サイコ』ができるまでを完全ドキュメント!
サー・アンソニー・ホプキンス、ヘレン・ミレン主演の20世紀FOX映画(日本公開は2013年春)の原作となったノンフィクション、待望の復刊!

本書は、あらゆるサイコ・スリラーの先駆けである『サイコ』ができるまでの内幕を余すところなく伝えたノンフィクションで、作者のレベロは、映画史上もっとも大胆不敵にして、もっとも影響力のある一作がこの世に生を受けるまでの舞台裏に迫っています。
ヒッチコックの個人ファイル及び、スターやライターや技術スタッフとの微に入り細にわたるインタビューによって、さすがは巨匠とうなるヒッチコックの現場での斬新な視点に肉薄しています。

レベロの入念なリサーチで構成される本書は、われわれが知りたい『サイコ』ができるまでのすべてを網羅。この映画の原作小説のヒントとなった恐るべき猟奇事件を発端としつつ、その小説が脚本になっていく様子や映画の製作前段階(ルビ:前段階=プリ・プロダクション)、撮影の本現場、編集など製作の後段階(ルビ:後段階=ポスト・プロダクション)、そして最終的な評価に至るまでの詳細を伝えてくれています。レベロの完璧で苦労がにじみでた筆致は、ヒッチコックの演出タッチにも匹敵し、ヒッチコックを思わせるようなディテールをゆるがせにしない筆の冴えによって、ヒッチコックがこの映画作りでいちばん大切にしてきたものを解き明かす、必読の内容となっています。

原書『アルフレッド・ヒッチコック・アンド・ザ・メイキング・オブ・サイコ』に寄せられた賛辞

"『サイコ』に関する本書を読むのは、『サイコ』を観るのと同じようにおもしろく、それはもっぱらスティーヴン・レベロの筆の冴えによる"
―――ニューズウィーク

 "・・・一本の映画製作の完全記録・・・この映画が持っていた、もともとの衝撃度がそのまま読者に伝わってくる"
―――ニューヨーク・タイムズ

 "作者のレベロは、この映画製作に参加したほとんどすべての人の話を聞き、その結果、映画ファンにとっては垂涎の書であるばかりか、『サイコ』マニアも喜ばせてくれる一冊となった"
―――ワシントン・ポスト書評欄

"スティーヴン・レベロの報酬を度外視した仕事ぶりには、頭が下がる思いだ。作者は、ヒッチコックのこだわりに勝るとも劣らない細部へのこだわりを見せる"
―――フィラデルフィア・インクワイアラー紙

【著者について】
スティーヴン・レベロ
スティーヴン・レベロは、『リール・アート:銀幕の黄金時代の偉大なポスター』(原名省略)の作者でもある。『L.A.スタイル』の寄稿編集者でもあり、彼の映画や映画人に関する記事は、『プレミア』、『GQ』、『ムービーライン』、『プレイボーイ』、『インタビュー』、『シネファンタスティック』、その他、多くの出版物をにぎわしている。現在はカルフォルニアのサンタモニカ在住。

岡山 徹・訳
谷川 建司・監修

【著者紹介】
スティーヴン・レベロ : 『L.A.スタイル』の寄稿編集者でもあり、彼の映画や映画人に関する記事は、『プレミア』、『GQ』、『ムービーライン』、『プレイボーイ』、『インタビュー』、『シネファンタスティック』、その他、多くの出版物をにぎわしている。現在はカリフォルニアのサンタモニカ在住

岡山徹 : 翻訳家。コラムニスト。作家。東京生まれ。慶応大学英文科卒。ジャパンタイムズの姉妹紙「週刊ST」のシナリオ対訳形式の映画欄を30年にわたって担当

谷川建司 : 1962年生まれ。早稲田大学政治経済学術院客員教授。映画会社勤務を経てフリーの映画ジャーナリストとして独立。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。博士(社会学)。1997年に第一回京都映画文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 蛸 さん

    「低予算の映画を有名監督が撮ったらどうなるのか?」という試みの元作られた『サイコ』は映画史を変革したが、出演者や監督自身の人生をも狂わせてしまった。ヒッチコックの個人的な思い入れの強かった前作『めまい』の失敗が『サイコ』を情念の薄い乾いたタッチの作品にしたという話が面白い。『サイコ』はアメリカ的なモラルへの挑戦的な側面(が強く、だからこそ後のホラー映画へ大きな影響を与えたのだろう。ヌーヴェルヴァーグ以降の人間としてはヒッチコックの評価が『サイコ』によってどのように変化したかについての記述も興味深かった。

  • hiruhan さん

    映画「ヒッチコック」の原作ということで、映画鑑賞後、読了。「あ、このネタ、劇中に使われていた」という小ネタ満載である。しかし、映画「ヒッチコック」をみるためには、むしろ過去のヒッチコック作品を見ていた方が楽しめる。本書は、ポスト「サイコ」の我々に、「サイコ」なる映画がどれほどインパクトを与えたのか、そして映画が変わったのかを教えてくれる。トイレを映しちゃダメ(実際に人が使用していなくても)なんて知らなかったよね。あと、押井守監督の「映画監督勝敗論」を通すとヒッチコックはどう位置づけられるのか知りたくなった

  • ソノダケン さん

    気が強そうなジャネット・リーだが、実は怖がりで、撮影現場でヒッチコックにいじめられた。衣装部屋に置かれた死体を見て発した絶叫で、一般観客の反応をテストしたり。例のシャワーシーンでヒッチは柄にもなく、「マリオンは罪悪を洗い流し、処女に生まれ変わる」などと演技指導している。映像技術を駆使する娯楽一本槍の作家とみなされがちで、実際そうなのだが、一方である種の「哲学」の様なものを表現してもいた。若い金髪女への崇拝的で偏執的な愛を。

  • rinrin さん

    【BOOK(2013)-147】!!!!!!

  • MonoWaTameshi さん

    トリュフォーによるインタビュー集『映画術』を読んでおけば十分と思いきや、やはり映画史的にエポックとなった作品は映画化の発端から公開後の反響まであらゆる側面が面白い。この本、原本は1990年の出版。『サイコ』公開からは30年、ヒッチコック没からも約10年といった時期で、関係者への直接インタビューということではギリギリか。本当によくこういう記録が残ったものだと感心する。しかし、権利の問題がどんどんややこしくなっていっているのだろうけれど、図版のない映画本はやっぱり寂しいな。

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