スティーヴン・バック

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レニ・リーフェンシュタールの嘘と真実

スティーヴン・バック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784860292997
ISBN 10 : 4860292995
フォーマット
出版社
発行年月
2009年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
19cm,535p

内容詳細

ヒトラーに翻弄された歴史の証言者、レニを通して知る、壮大な20世紀の歴史。徹底した取材と資料から、その嘘と真実が白日の元に。ナチス信者の汚名と闘い続けたその生涯を、80点の写真とともに辿る1冊。

【著者紹介】
スティーヴン・バック : これまでにMarlene Dietrich:Life and Legend(邦訳『マレーネ・ディートリッヒ』ベネッセ刊)とDazzler.The Life and Times of Moss Hartの2冊の伝記を著している。ユナイテッド・アーティスツのプロデューサーとして世界的に活動し、同社で手がけた映画には『レイジング・ブル』、『フランス軍中尉の女』、『天国の門』などがある。『天国の門』の製作過程の内幕を描いた『ファイナル・カット』(筑摩書房)はベストセラーになった。ベニントン・カレッジとコロンビア大学で教鞭をとり、ニューイングランドとヨーロッパを行き来したが、2009年3月、70歳で逝去

野中邦子 : 1950年、東京都生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。出版社勤務を経て、フリーの編集者から翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ぐうぐう さん

    レニの自伝『回想』をポジだとすれば、スティーヴン・バックが描く本書はネガと言える。バックは、レニの虚言を徹底的に暴き、彼女の生き方そのものを否定する。確かに『回想』におけるレニの記述は、自伝にありがちな記憶の美化と、自己肯定に終始した印象があった。バックが言うように、レニの被害者然とした姿勢は、違和感を抱かせるに充分だ。しかし、だからといって、彼女のすべてを否定する動機にはならない。なぜなら、バックが嫌悪する彼女の強烈な自我は、ある意味彼女自身をも苦しめたように思えるからだ。(つづく)

  • Gen Kato さん

    才能ある女(『オリンピア』は観た。好き嫌いはともかく見事だった。マラソンの場面は日本の過去をまざまざ見せつけられてつらい)が最悪な形で政治と権力に関わってしまったんだな、と思う。フィルムを繋ぎ合わせて美しさと同時に「事実」らしさを産んでしまう快感を覚えてしまった彼女が、自分の人生をも「編集」してしまうのは無理もないのか。

  • ひとみ さん

    ヒトラーの保護のもと、自分の美意識や芸術にこだわり抜いて『オリンピア』や『意思の力』を撮りはしたが、その姿勢を戦後問われ続けた女性映画監督レニ・リーフェンシュタールに関するノンフィクション。自分の作りたいものを作るためなら妥協しないというと聞こえはいいが、泣き落としも色仕掛けも駆使して思い通りにならないとヒステリーを起こすレニの印象は率直にいうとよくはない。が、ワイマール共和国から続くマッチョな体質の業界がそれを許した側面もありそう。著者が重きをおいている収容所のロマたちを撮影に協力させた事実は重い

  • ぴぃおう さん

    ヒットラーのお抱え女性映画監督であったレニ・リーフェンシュタールの人生録。自伝よりは客観的に書かれてる方ではないかと。読めば読むほど、レニは性格悪くて自意識が強くて我侭で絶対お友達にはなれないなあと思うんだけど、そのエネルギッシュな生き方には惹かれずにはいられない。この本の主題としては「果たして芸術のために誰かを犠牲にすることは正しいのだろうか?」というところにあるんだけど、じゃあ「あの時代に正しく生きられた人が一体どれだけいたんだろう?」と。

  • Baron さん

    何か物事を成すバイタリティ溢れる人間とは、レニみたいな女性のことをいうのだろう。 女性蔑視が強かった20世紀初頭、しかもナチス政権下でヒトラーに大抜擢され、映画監督としての栄光を手にしたレニ。 良くも悪くも彼女は自分の欲望に忠実で、他人を利用することを意に介さず、強烈な自我と個性の持ち主だった。 それゆえに、大戦後は周囲から批判の目に晒されることになったのだけれど……。個人としてはお近づきになりたくないタイプの人間だが、彼女のようなエネルギッシュさには興味を惹かれるものがある。

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これまでにMarlene Dietrich:Life and Legend(邦訳『マレーネ・ディートリッヒ』ベネッセ刊)とDazzler.The Life and Times of Moss Hartの2冊の伝記を著している。ユナイテッド・アーティスツのプロデューサーとして世界的に活動し、同社で手が

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