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シリル・スコット:ヴァイオリン・ソナタ第1番、第3番
近年再評価が進んできたイギリスの近代作曲家、シリル・スコットのヴァイオリン・ソナタ集。スコットはイングランド北部のオクストンに、古代ギリシャ文明研究家の子として誕生します。幼い頃から音楽に親しみ、その後、ドイツでフンパーディンクに師事、クィルターやグレインジャー、オニール、バルフォア・ガーディナーら同門の仲間と共に「フランクフルト・グループ」と呼ばれる若い作曲家グループを形成していました。21歳で完成した最初の交響曲はダルムシュタット初演され、交響曲第2番はヘンリー・ウッドによって初演されています。
スコットは91歳で亡くなる2週間前まで作曲活動を続けましたが、保守的な作風で一貫していたこともあってか、その存在はあまり目立つものではありませんでしたが、親しみやすく美しい音楽はなかなか魅力的で、近年ではシャンドス・レーベルとダットン・レーベルの尽力もあり、聴かれる機会も増えてきました。
【収録情報】
スコット:
・ヴァイオリン・ソナタ第1番ハ長調 Op.59
・ソナタ・メロディカ
・ヴァイオリン・ソナタ第3番
クレア・ホウィック(ヴァイオリン)
ソフィア・ラーマン(ピアノ)
録音時期:2008年12月29-31日
録音場所:Coombehurst Studio, Kingston University, UK
録音方式:デジタル(セッション)