白いイルカの浜辺 児童図書館・文学の部屋

ジル・ルイス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784566013940
ISBN 10 : 4566013944
フォーマット
出版社
発行年月
2015年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
294p;21

内容詳細

野生のイルカの調査中に、行方不明になった母さん。カラは、母さんがいつか帰ってくると信じていた。そんなある日、けがをしたイルカの子どもを助けて…イルカを守りたいという気持ちは、やがて、「海を守りたい」という思いへと広がっていく。

【著者紹介】
ジル・ルイス : イギリスの作家。大学では獣医学を専攻。卒業後、獣医として働くかたわら、野生動物との出会いを求めて、さまざまな国を旅行する。バースの大学で子どもの本の創作を学び、執筆活動を開始。デビュー作『ミサゴのくる谷』Sky Hawk(評論社)が高い評価を受ける

さくまゆみこ : 出版社勤務を経て、現在はフリーの翻訳家。編集者。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chimako さん

    またまた仕事がらみの読書。まず、書名が良くない。確かに白イルカと少女の触れ合いが描かれてはいるが、この表紙と書名から連想される雰囲気はない。母親は行方不明、父親は難読症で仕事は限られる。叔父夫婦の世話になりながら自身も難読症に悩み気持ちの持って行き場がない。何かとなんくせをつけてくる二人組が遭難するあたりからスピード感は増すがそれ以前は冗長で読み進めるのが難儀だった。主題も自然保護なのか障害者との協働共生なのか。読者に託されたとしても視点がはっきりせずありきたりな感想しか持てないのではないかと余計な心配。

  • アクビちゃん@新潮部😻 さん

    【2016中学生課題図書】表紙とタイトルに騙されました。イルカと少女の可愛い交流中心の話だと思っていたら、少々 重い話で、淡々と物語が語られる感じなので、長男はツマラナイ!と言い読破できずでした。課題図書の中では、一番長男好みかと思っていたのにな〜!

  • yuko さん

    2016年中学生向け課題図書。表紙とタイトルから受けるイメージとは全く異なる、環境問題を絡めたずっしり重たいストーリー。主人公の女の子カラもなかなか癖があるし、海を描く情景は冗長で、入り込むのに難儀しました。中学生が読むのは、ちょっと大変かも。

  • のり さん

    中学の今年度課題図書。野生のイルカを調査中に行方不明の母と難語症の父、借金も抱え、学校でも調和がとれないカラ。フィリクスとイルカとの出会いで成長していくお話。環境問題も絡み、課題図書には難しいような気もしたが。

  • ヒラP@ehon.gohon さん

    母親の不在と、経済的逼迫に苦しむ父と二人暮らしの娘カラが、様々な困難に立ち向かいながら成長していく様が、感動的に描かれています。 傷ついて変えることのできないイルカの救出、珊瑚を傷める漁法の中止、障害者との出会い、貧困問題…、幾重もの題材が絡むので取りつきにくいところもありますが、イルカのエンジェルと母親の存在感をキーに、どんどんと読者を引き込んでいきます。 嵐の海に飛び出していく所は圧巻です。 嵐の後の興奮が静かに収まっていくような、感慨深い終結が爽やかでした。

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人物・団体紹介

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ジル・ルイス

イギリスの作家。おさないころから野生の生き物に興味を持ち、大学では獣医学を専攻。卒業後、獣医として働くかたわら、野生動物との出会いを求めて、さまざまな国を旅する。現在は作家として活躍中

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