犬が私たちをパートナーに選んだわけ 最新の犬研究からわかる、人間の「最良の友」の起源

ジョン・ホマンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784484141015
ISBN 10 : 4484141019
フォーマット
発行年月
2014年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20

内容詳細

「なぜ犬は存在するのか?」 ニューヨーク誌のジャーナリストがラブラドールの雑種である愛犬ステラとの出会いから、その出自を追って世界中の研究者や犬にたずさわる人びとを取材したノンフィクション。犬の歴史と科学から動物倫理まで、最新の犬研究が網羅された「犬学」入門書&犬好き必携の書。


どうして犬は存在するのか?
なぜ私たちは犬に魅了され、犬も私たちを愛しているのか?


犬と人間の関係をとりまく、驚くべき歴史、科学から動物倫理まで最新「犬学」をジャーナリストが追う。


ダーウィンやフロイトも愛犬家だった。

犬との出会い:“それは運命的な「一目ぼれ」でした”
犬のしぐさ :“雷が鳴ると、恐怖と絶望に満ちた表情を浮かべるんです”
犬の心:“うちの子は自分のことを人間だと思っているんです”
犬の最期:“いつか去る日が来ると思うと、目頭が熱くなります”


【目次】


第1章 犬の世界へようこそ
子犬たちのいる神聖な場所 / 都市と犬 / 「名誉人類」をめぐる論争 / 犬に魅せられた科学者たち / 古き良き時代の犬の想い出 / 犬の世界の対立

第2章 うちの犬はどこから来たの?
フロイトと犬 / 犬と家族の関係 / セラピーを手伝う犬 / ヒトの健康と犬

第3章 ステラの脳を究める − 犬学入門
「犬学」という学問 / 犬の嫉妬と罪悪感 / 犬の内面 / 犬研究のロシア的アプローチ / 訓練法をめぐる論争 / 条件付けによる訓練

第4章 犬が人間の「最良の友」になるまで
チャニイと「家庭犬研究プロジェクト」 / 愛着と「かわいさ」 / 犬とオオカミ

第5章 犬と人間の距離
犬とのコミュニケーション / 犬と猿の違い / 『サイエンス』論文への反響 / シベリアの銀ギツネの研究 / 犬にあってチンパンジーにないもの

第6章 犬はバカな動物か
犬学の祖コビンジャー / 犬の認知能力

第7章 ダーウィンの詩神(ミューズ) − 犬に魅了された科学者たち
ダーウィンと犬 / ダーウィンの後継者たち / パブロフと犬

第8章 心の復活 − 犬の認知メカニズム
スキナー対チョムスキー / グドールと愛犬ラスティ / 犬の認知のメカニズム

第9章 寒い国から来た祖先(オオカミ)
犬とオオカミの分岐点 / 犬と人間の「心」 / 初期人類にとっての犬 / 犬が見せてくれる世界

第10章 ラブラドールの起源 
伝説のニューファンドランド犬 / ドッグショーとブリーダー / 品種改良と純血種 / 貴族の犬 / ラブラドールの繁殖 / ラブラドール、海を渡る

第11章 純血種へのこだわりと弊害
衝撃の告発ドキュメンタリー / ケネルクラブの反論

第12章 「犬の創造」新時代
新たな犬の創造 / 自然に還るということ

第13章 「犬」族大移動
保護と殺処分のパラドックス / 過剰問題とフン害への対策 / 犬を守る全米各地のネットワーク / 犬の自由と文化の違い / 人間嫌いの活動家

第14章 共感の誕生 − 動物愛護運動の光と影
哲学者と犬 / アメリカ動物虐待防止協会の生みの親 / 動物愛護派と科学界の対立

第15章 犬の権利
シェルターは「巨大な殺害マシン」/ 「ノー・キル」をめぐる対立 / 動物の倫理的扱いを求める人々の会( P E T A ) / 殺処分ゼロでもなくならない安楽死 / ピットブル問題 / オレオの悲劇

第16章 犬は死んだらどこへ行くのか
犬と死後の世界 / 犬の一生

謝辞
情報ソースと参考文献に関するメモ
略歴


ジョン・ホーマンズ John Homans
ジャーナリスト、編集者。Esquire、Details、Harpers、The New York Observerなどを経て、1994年よりNew York誌でエグゼクティブ・エディターをつとめる。妻と息子、愛犬ステラとマンハッタン在住。


仲 達志 Tatsushi Naka
翻訳者。訳書に『グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ』、『マーケターの知らない「95%」 消費者の「買いたい!」を作り出す実践脳科学』、『父さんのSh*t発言、つぶやきます 毒舌オヤジとぼくとツイッター』(いずれも阪急コミュニケーションズ)がある。




【著者紹介】
ジョン・ホーマンズ : ジャーナリスト、編集者。Esquire、Details、Harpers、The New York Observerなどを経て、1994年よりNew York誌でエグゼクティブ・エディターをつとめる。妻と息子とマンハッタン在住

仲達志 : 翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちゃんみー さん

    ワンワンが大好きな私はこれを読まずして何を読むっ、ってな感じで読んだわけですが、なにやら難しいことがあれこれと書いてありましたて後半は流し読み。人間の経済活動においては、犬は何ら貢献していないにもかかわらず、今も昔も人と一緒に生活をしているワンワンはやはり我々、人、とこれからも関わっていくことになるのでしょう。犬とオオカミ、チンパンジーとボノボを比較しながらの研究なぞは興味深いものがありました。

  • kanae さん

    他の犬本の感想でこちらの方が面白いと紹介されていたので図書館で借りてきた。内容はともかく、翻訳本だからか論文や学会の情報をベースに科学的に書いてるせいか、論文を読んでいるように読み進めにくい。今の私の読書力では読書として楽しめず途中で断念。今後未読部分を読みたくなることがあればその時に挑戦することにして今回はこのまま返却しよう。 結局犬が私たちをパートナーに選んだわけは知り得なかった。もっとも原題が違うので最後まで読みきったところで知れるのかは不明。というか犬にきかないとわからないか。笑

  • にゃも さん

    犬好きの好奇心を猛烈に刺激する本である。長く犬はその特異な立場から研究の対象にはならずにいたが、近年になり多くの学者たちにより研究が進められるようになった。私たち読者は著者の愛犬ステラに導かれ、その知の海を思う存分堪能するのである。最初から最後のページまで全く飽きることなく読み進められたのは著者のジャーナリストとしての優秀さなのか日本語訳が上手いのか…犬に関する膨大な情報がわかりやすい文章でまとめられており、犬学の概要を知るには最適の本だと思う。図書館で借りたのだが是非手元に置きたいので購入決定である。

  • ああああ さん

    (翻訳調なのは仕方ないが)生物学・歴史・社会と広範にわたって取材がされていて、興味深かった。とりわけ、13章のアメリカ動物虐待防止協会がマーケティングの方法を取り入れ、保護犬をもらってくれる人を多く集めた話はよかった。(P.306)また、意外に参考文献がしっかりしている。読んでみたい本もいくつかあった。

  • ミッキーラブ さん

    ジャーナリストの作者が多方面から見た犬に関する事。犬に対する科学研究の歴史のパートが長いけれど一番興味深かった。19世紀が逆に犬学には優しかった時代だったなんて、以外。 あと、現代のアメリカでも地域により犬に対する考えや扱い方がここまで違うとは…私の中のイメージはあくまでもアメリカの東北部のイメージだったんですね…

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