ジョン・ディクスン・カー

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連続自殺事件 創元推理文庫

ジョン・ディクスン・カー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488118495
ISBN 10 : 4488118496
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

空襲が迫る1940年の英国。若き歴史学者のキャンベルは、遠縁の老人が亡くなったスコットランドの古城へ旅立った。その老人は、塔の最上階の窓から転落死していた。部屋は内側から鍵とかんぬきで閉ざされ、窓から侵入することも不可能。だが老人には自殺しない理由もあった。それでは彼になにが起きたのか?名探偵フェル博士が、不気味な事件に挑む!

【著者紹介】
ジョン・ディクスン・カー : 1906年アメリカ、ペンシルヴェニア州生まれ。30年に予審判事アンリ・バンコランが登場する『夜歩く』を発表。ギディオン・フェル博士シリーズの『帽子収集狂事件』、ノンシリーズの『皇帝のかぎ煙草入れ』のほか、カーター・ディクスン名義によるヘンリ・メリヴェール卿シリーズの『ユダの窓』など、オールタイム・ベスト級の傑作を次々とものし、熱狂的な読者を獲得。“不可能犯罪の巨匠”と呼ばれる。77年没

三角和代 : 1965年福岡県生まれ、西南学院大学文学部外国語学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★☆☆ フェル博士シリーズ第13作目。 『盲目の理髪師』を思わせる、コメディに振り切ったミステリだった。主人公のアランは完全にジム・キャリーのイメージで読んだ。 それなりにクスッとする場面も多くて悪くないのだが、真相がぶっ飛んでいてあまりしっくりこないし、最後のフェル博士の提案もなかなか受け入れ難いものだった。 あと余計なお世話だけど、アランとキャスリンはどう考えてもうまくいかなそう… なので、個人的にはハッピーエンドとは言えないな(笑)

  • オーウェン

    カーによるフェル博士シリーズの新訳版。 塔の上から落下したと思われる当主のアンガス。 だが入口の鍵には錠が掛けられており、高さがあるため窓からの侵入も不可能。 だが自殺は絶対にないとの結論であり、いかにして犯罪は実行されたのか。 いわゆる’密室の一種だが、そこに対しフェル博士は合理的な解決をしっかり見出す。 また同種のように自殺のように見える連続殺人にも解決の道を。 出版の年代が1940年とのことだが、あれがもう既に合ったことに驚く。

  • kagetrasama-aoi(葵・橘)

    「フェル博士もの」は完読していますが、新訳でこちらも読了。タイトルが変わっていますが、確かに自殺の方が相応しいかも。トリックはかなり悪評高いものなんですが(笑)それと知って楽しむのがカーマニアというもの。アラン&キャスリンの初々しい恋愛、キャンベル家の破滅とネーミングされたに密造ウイスキーでのぶっ飛びかた、スコットランドの古城の雰囲気、灯火管制等戦時下の様子etc.読みどころは一杯!最後の究極の選択もいかにもカー(フェル博士)らしくて。この話で自ら語る”最大の暴挙”を知っていると納得してしまいます。

  • おうつき

    新訳版で初めて読んだが、タイトルは「連続殺人事件」よりもこっちの方がしっくりくる内容だった。舞台は第二次世界大戦の真っ只中で、ミステリとしての謎解きにもその事が密接に関わってくる。にも関わらず大分コメディよりのストーリーで、途中笑いそうになる場面があった。トリックに関してはそんな馬鹿なという感はあるが、こういうのは大好物。最後の落とし所も含めて、これまで読んだカーの作品の中でも上位にくる逸品だった。

  • 星落秋風五丈原

    カップルがめっちゃスピード婚でした。

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