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Camino Winds(仮)

ジョン・グリシャム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120054631
ISBN 10 : 4120054632
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世間を騒がせたフィッツジェラルドの直筆原稿盗難事件から数年後、カミーノ・アイランドの名物書店店主ブルース・ケーブルは相も変わらず精力的に店を切り盛りしている。あのときブルースを追い詰めたマーサーは新作小説を発表。夏のブック・ツアーの締めくくりに「ベイ・ブックス」を訪れる予定だ。そんなとき、巨大ハリケーンの接近で全島民に避難命令が出され、暴風の中で遺体となった島在住の作家が発見された。地元警察の動きは鈍く、友人の死に不審を抱くブルースと書店の夏期アルバイトのニックは独自に捜査に乗り出す―。

【著者紹介】
ジョン・グリシャム : 1955年アーカンソー州生まれ。野球選手になることを夢見て育つ。ロースクール卒業後、81年から十年にわたり刑事事件と人身傷害訴訟を専門に弁護士として活躍し、その間にミシシッピ州下院議員も務めた。89年『評決のとき』を出版。以後、『法律事務所』『ペリカン文書』『依頼人』『危険な弁護士』など話題作を執筆。その作品は四十ヶ国語で翻訳出版されている

星野真理 : 1965年インド生まれ。国際基督教大学卒。文芸、報道、映像分野の翻訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    違法薬物と高齢者収容施設をめぐる巨大詐欺事件のドラマという極上の素材を、単なるクライムノベルというファストフードに仕立ててしまったのは失敗だ。カミーノ島も出版界の内情なども全部取り払って『ペリカン文書』や『依頼人』のように得意のリーガルサスペンスとして展開していれば、壮大な社会小説にもなったが。なぜ『「グレート・ギャツビー」を追え』の続編として、作家を利用した内部告発ものに物語を矮小化してしまったのか。殺し屋や無能な警察の描写も画一的で、本書がグリシャム初読みの読者なら二度と手に取らなくなるかもしれない。

  • たま

    ブルース・ケーブルもの2作目。ブルースが友人作家の死の謎を追う。巨額の保険詐欺事件が背景にあり、昔のグリシャムならこちらをメインに書いたと思うが、この本は(私には大して魅力的とは思えない)ブルースのお洒落ライフスタイルが中心。ハリケーンは読み応えがあるが本の話題は少ない。フロリダは所得税がない、千万ドル以下は相続税ない、洪水保険が6千ドルなどの記述に驚く。末尾、男3人で酒を飲んで浮かれる場面にも違和感。事件を正面から取りあげていればこの終わり方にはならなかったろう。

  • Yunemo

    本作は村上春樹訳じゃないんだ。このシリーズばかりは読んでみたかった、との想いもあり。今回はちょっと本好きのためのミステリーとはかけ離れてしまって。FBI、連邦検事との司法取引的な方法に、やっぱりグリシャムの真骨頂は法廷ものかな。巨大ハリケーンと殺人と新薬詐欺、名物書店店主ブルースと学生書店員ニックの推理、踏み込みが足りないような感じがして、もう一歩感情移入できなかった面もあり。ただ、前作でマーサーを潜入工作員として送り込んだ謎の会社の存在は興味深く、この手法を拡大した新たなサスペンス作品を読んでみたいな。

  • ばんだねいっぺい

    主人公がやり手のプレイボーイ書店主故か、ミステリーを描きながらも、どこまでも平熱の感覚があり、そのへんが不思議な味となっている気がする。ずっと、村上さんか、最初から、この方でよかったのにな。

  • ぽてち

    村上春樹さんが訳出した『「グレート・ギャツビー」を追え』の続編。前作は大学の図書館から盗まれたフィッツジェラルドの手書き原稿を巡るクライム・サスペンスだったが、今回は同じ舞台(カミーノ・アイランド)、同じ登場人物(前作のキー・パーソンである書店主が主人公)を使いながら、まったく異なる作品となっている。正直な感想を言えば、まったく楽しめなかった。理由は殺人事件を扱ったものだから。誰が何のために死んだのかが焦点なのだが、死者に対しての敬意がまったく感じられず不快だった。

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