ジョン・ウィンダム

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トリフィド時代 食人植物の恐怖 創元SF文庫

ジョン・ウィンダム

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488610043
ISBN 10 : 4488610048
フォーマット
出版社
発行年月
2018年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
414p;15

内容詳細

その夜、地球が緑色の大流星群のなかを通過し、だれもが世紀の景観を見上げた。ところが翌朝、流星を見た者は全員が視力を失ってしまう。世界を狂乱と混沌が襲い、いまや流星を見られなかったわずかな人々だけが文明の担い手だった。だが折も折、植物油採取のために栽培されていたトリフィドという三本足の動く植物が野放しとなり、人間を襲いはじめた!人類の生き延びる道は?

【著者紹介】
ジョン・ウィンダム : 1903年、英国イングランドのウォーリックシャーに生まれる。さまざまな職を転々としながら短編小説の執筆をはじめ、1931年、SF雑誌“ワンダー・ストーリーズ”でデビュー。1951年に『トリフィド時代』を発表し、一躍読書界の注目を集めた。1969年没

中村融 : 1960年生まれ。中央大学法学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • absinthe さん

    歩行する肉食植物がいる時代、流星雨を見て大半が失明してしまった人類の生き残りをかけた戦い。トリフィドのリアルさが面白い。一見、思考は無いように見えるが意外にずる賢かったり人を捕食するために工夫を凝らし始めるあたりが薄気味悪くて興味深い。必見は植物より人類の反応。文明は衰退、都市機能も喪失。失われていく技術。様々な種類の共同体が生き残りのために知恵を使うのだが。古い倫理を捨て新たな社会を作ろうとするも、悲しいかなそこには人間の醜いエゴが。植物の恐ろしさより追い詰められた人間の恐ろしさ。

  • ねりわさび さん

    1951年に上梓されたSFカタストロフ小説。全人類の多数が突然失明し残された目が見える者たちを求めて様々なコミュニティが争奪戦を開始。平行して人類を集中的に殺害する植物トリフィドが無言のまま繁殖し、全土をさまよい始める。バトルアクションではなく、残された人類の動向を描いた人間ドラマで構成されており、哲学的な作品でもあります。新刊による新訳なので他社作品より読みやすくなっており面白かったです。

  • 魚京童! さん

    目が見えなくなった世界でどうやって生きるのか。そりゃーまずはコンビニを抑えるよね。そして棒切れを支えにして、部屋に閉じこもるしかないのか。結構簡単に絶望してしまうな。こんなに視覚に頼っている人生だからな。やっぱりお酒を飲んで、飛び降り自殺が幸せなのかもしれない。目が見えないと生きる価値がないとか考えてしまうよね。目が見えないだけなのに。

  • 星落秋風五丈原 さん

    【ガーディアン必読1000冊】ある日見逃してはいけない流星群を観測できるまたとないチャンスが訪れる。生憎目に怪我をして包帯をしていたメイスンは、看護師から「こんな素晴らしいものが見られないなんて本当に残念」と嫌味っぽく言われる。まあ、これだけしつこいと伏線だという事が分かる。流星群を見た人は、一人残らず目が見えなくなっていた。更に、メイスンの怪我のもととなった、植物油採取のために栽培されていた植物トリフィドが、人類を襲い始める。何を思っているのか全く分からず、その事が恐怖を駆り立てている。

  • GM職員 さん

    読書メーターを始めなければ知らずにいた、1951年発表のクラシック英国SF。一夜にして視力を失った大多数、文明の担い手となる失明を免れた極少数、そして人類の管理下から放たれた自力歩行する食肉植物・トリフィドの大群。この状況で社会や人々はどう変わってゆくのか、どう生き延びるのか、思考実験のような小説。自然の猛威に技術の過信、人類の文明なんて、危ういバランスで保たれている砂上の楼閣なのだと再認識させられる。当たり前が当たり前でなくなったとき、絶望せずにいられるだろうか。アメリカ人は助けに来ないからな。

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1903年、英国イングランドのウォーリックシャーに生まれる。さまざまな職を転々としながら短編小説の執筆をはじめ、1931年、SF雑誌“ワンダー・ストーリーズ”でデビュー。1951年に『トリフィド時代』を発表し、一躍読書界の注目を集めた。1969年没

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