ジョルダーノ (1867-1948)

ジョルダーノ (1867-1948) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

47件
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  • 埋もれていたマイナーな演目を発信してくれるのは、オ...

    投稿日:2021/07/11

    埋もれていたマイナーな演目を発信してくれるのは、オペラ・ファンとして非常にありがたいことだ。その興味に加えて私の場合は特にイタリアのローカルな公演が好きなのでこれを購入した。約一時間という長さといい、パリを舞台とした恋愛劇といい、その甘い音楽といい、何かプッチーニの三部作の中の一作を見ているような気になった。レハールの「微笑みの国」を思わせるようなところもある。まあ、肩肘張らず気楽に楽しめる内容だった。

    グー さん

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  • ここで取り上げられているのは、あの情熱的な「アンド...

    投稿日:2021/07/10

    ここで取り上げられているのは、あの情熱的な「アンドレア・シェニエ」と同じ作曲家による作品とは思えないような他愛ない寓話仕立ての短編である。こうした舞台に触れる度に思うのは、地方劇場(特にイタリア)のオペラ上演には、ショービジネスの行き過ぎた一流歌劇場にはない良さがある、ということだ。Metでドミンゴやネトレプコを見る/聴く事だけがオペラ鑑賞ではない。スター歌手を揃えた一流歌劇場の舞台は、時にそのハイテンションについていくのに疲れる事もある。むしろ私は、ローカル劇場での、生活に根付いた郷土芸能としてのオペラ上演にこそオペラ芸術の原点を見る思いがする。驕りのない演者たちや観客らの純粋で真摯なオペラへの愛が伝わってくれば、もうそれだけで十分だ。それは必ずしも一流のパフォーマンスとは言えないのかもしれないが、そんな舞台に出逢えた時は本当に幸福な気分になる。この映像を見てそんな思いを新たにした。

    グー さん

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  • 恐らくパヴァロッティの残っている最後の舞台映像。 ...

    投稿日:2019/09/13

    恐らくパヴァロッティの残っている最後の舞台映像。 1997年のMETの映像だが、このDVDが出たのはパヴァロッティが2007年に亡くなった後の2011年で、国内盤は結局出なかった。この輸入盤はリージョンフリーで再生は問題ないが日本語字幕はない。DGが出している1996年のドミンゴとフレー二のフェドーラのDVDもそうだが、この時期ならHD収録でも良さそうなのに残念ながらSD画質だ。画質・音質はDVDとしては決して悪くないが、舞台を映すというよりは歌手のアップ中心のカメラ割りで、今にしてみると80年代風の撮り方だ。METは2006-7年のシーズンからライブビューイングでHD映像を世界に配信しているが、METの映像収録は元々は米国内向けのテレビ放送が主な目的だったのでHD化は日本や欧州より遅れていたのだ。フレー二や3大テノールの舞台映像がHD画質で残っていないようなのは残念だ。ドミンゴとショルティのザルツブルグでの仮面舞踏会はオリジナルはNHKのハイビジョン収録だが、DVDで出ているのはHDソースを元にブライアン・ラージがSD画質で編集し直したソースだ。  さてこの演奏は、晩年少し声が重たくなったパヴァロッティが(確か)舞台で初めて歌ったアンドレア・シェニエだ。スタジオ録音では1984年盤が知られるが、声の成熟を待って満を持した舞台と言えるだろう。晩年だいぶ太ったパヴァロッティだが、十分凛々しい。グレギーナとポンスも適役で、このドミンゴとカプッチルリのウィーンのDVDと並んでこの作品の代表的な演奏と言って良いと思う。2020年の生誕75周年記念でぜひ国内盤を出してはどうだろうか? ただレヴァインがポンスのアリアの後で棒を止めて拍手を浴びているのはMETらしいが、催促しているみたいで私はこういうのは好きではない。  1990年代以降のパヴァロッティは横浜アリーナや東京ドームなどでマイク付きのスタジアムコンサートが多くなり、オペラの舞台に立つことは少なくなった。しかしMETの舞台には愛の妙薬、トゥーランドット、仮面舞踏会、アイーダ、トスカと2004年までコンスタントに出演し、2004年3月のオペラの引退舞台もMETのトスカだった。この1997年のアンドレア・シェニエの映像は恐らくパヴァロッティの最後の舞台映像だと思われる。1995年のトスカも米国ではDVD化されていたのでぜひ国内盤も出してほしい。

    みんなのまーちゃん さん

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  • 主役から脇役に至るまで、豪華キャストの録音、加えて...

    投稿日:2017/12/22

    主役から脇役に至るまで、豪華キャストの録音、加えてシャイーの指揮が素晴らしい。しかしこのオペラを聴くとき、取り出すのはこれではなく、モナコ、テパルディ、バスティアニーニのガヴッッツェーニ盤。なにが違うかと言えば、ヒロインに求められる「若さとひたむきさ」とでも云おうか。カバリエの歌唱は余裕がありすできて、恋にひたむきな若い娘のイメージからほど遠い。もちろん歌はうまいのだが。歌のうまさだけでは感動できないということを教えてくれた貴重な一組。

    カラスの息子 さん |50代

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  • モナコさんの最初のアリアで「本当に美しい人がここに...

    投稿日:2015/02/08

    モナコさんの最初のアリアで「本当に美しい人がここにいる・・」と歌うところで、突然うわーっとこみ上げてしまいました。そしてそのとき、上っ調子だったマッダレーナの心が後悔の悲しみに変わるテバルディさんの表情も本当に胸が締め付けられてしまいました。 革命もまた幻想にすぎず、どこにも居場所のない結ばれた2つの魂。 最後の牢獄のなかに日の光が差し込んでくる場面は、もう人類の夜明けそのものです。そして、観る者の心を鷲掴みにし、一気に大空の高みへ引き上げてくれます。 これが最高でなければ、何が最高というのでしょうか。永遠の宝です。

    去りゆくからす さん |50代

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  • ヴェリズモ・オペラの名舞台。映像化発売はまことに喜...

    投稿日:2014/01/05

    ヴェリズモ・オペラの名舞台。映像化発売はまことに喜ばしい。ま、なんと言ってもこの演奏はドミンゴの独り舞台といってよいでしょう。歌も演技も実にすばらしい。革命詩人という文武両道のヒーローを、まさに陶酔的な歌と演技で最高に表現いたしました。美声と豊かな演技力でまさに他の追随を許しません。脇役陣も水準以上なのですけれど、ドミンゴに比べると格下としか言いようがありません。トモワ=シントウは表現力はともかく、「歌」としてはいささか安定さを欠くしなあ。ザンカナーロもアンビヴァレントな役柄を十分に歌ったとは言えないなあ。トータルの水準は高いけど、主役たちの「ぶつかり合い」としては不足はあるね。ルーデルの指揮は手慣れたもので、かつ煽るような情熱にも不足しない、いかにもいい感じの統率。この魅力あるオペラの魅力的なステージの映像化、見ごたえ聴きごたえのあるよいソフトです。画質は年代相当でいささか不鮮明だし、古めかしい感じあり。録音は良好で、こちらは今でも大丈夫。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • 『フェドーラ』は短い作品だが、ロシアが舞台だけに音...

    投稿日:2013/08/23

    『フェドーラ』は短い作品だが、ロシアが舞台だけに音楽にも異国趣味が感じられる作品だ。 ゲオルギューとドミンゴという取り合わせも興味深い。 ドミンゴとヴェロネージによるドイツ・グラモフォンの録音はプッチーニの珍しい歌劇『エドガー』。プッチーニの知られざる作品を集めたアルバムやこれまた珍しいレオンカヴァッロの歌劇『メディチ家の人々』、交響詩『五月の夜』などがある。 マスカーニの歌劇『友人フリッツ』の録音もあるがこの録音はテーノルがドミンゴでないのが残念だ。 ドミンゴは『フェドーラ』を舞台で何度も歌っているが録音はこれまでなかったので録音に残したということなのだろが、ドミンゴの年齢(テノールとしての年齢)から考えても『友人フリッツ』の方が役に合っているように思う。

    ユローヂィヴィ さん

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  • これぞヴェリズモ・オペラの醍醐味、真髄ですなあ。歌...

    投稿日:2013/03/14

    これぞヴェリズモ・オペラの醍醐味、真髄ですなあ。歌手陣は最強で、テバルディ&デル=モナコ&バスティアニーニを超えるトリオはありえないでしょう。強靭にしてかつ豊満、朗々たる美声の競演に心からしびれます。オケも雄弁でしっかりしたもの。録音も半世紀以上も前とは思えない優秀なもので、この名演がこうした高水準で残されたことは何という幸せでしょう。「アンドレア・シェニエ」という作品自体がこれらの演奏者たちの力で燦然たる輝きを放つ傑作に昇りつめた感さえあります。ヴェリズモとしては「カヴァレリア〜」や「パリアッチ」も有名ですが、あちらは露骨な暴力と殺人ドラマだしねぇ、それに比べればまだこちらのストーリーにはロマンとヒロイズムがありますやね。いいんじゃないかな。革命詩人という、実際にはひとを煽る結構危険人物ですが、信念のもとに行動する英雄像を、デル=モナコの輝かしく力強い歌(声)は最高に表現しています。すばらしい!絶賛あるのみ。さて、この録音が残されたことは本当に幸福なことですが、歌手の声は生物(いきもの・なまもの)ですので、全盛期の声(歌)をしっかりと録音しておくことは文化遺産として各時代の義務だと思うのですね。ここしばらく不況のせいでオペラ全曲録音が極端に減少し、今が盛りの名歌手の歌、今話題の舞台が記録されないのならば、後世の人たちに対して私たちの時代は何と釈明すればよいのでしょう。プロデューサーさんたちがいろんな努力をしてよい企画を実現してくれることを心から望みます。

    ほんず内閣総理大臣 さん

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  • 久しぶりにヴェリズモを堪能。歌手はもちろん文句なし...

    投稿日:2012/07/21

    久しぶりにヴェリズモを堪能。歌手はもちろん文句なしですが、録音専用オケだというナショナルフィル、なかなかやります。1976年にもレヴァインと録音してるんですね。シャイーの指揮が若々しい。今と別人?録音が予想以上に良かったので聴き応えあり。

    フルシチョフ さん

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  • はじめてこのDVDを視聴した時、一幕のモナコのアリ...

    投稿日:2012/03/04

    はじめてこのDVDを視聴した時、一幕のモナコのアリア「ある日青空を眺めて」を聴き終えたところで、感動のあまりテレビの前で大声をあげて泣いてしまった。これだけの演奏が東京オリンピックよりも3年も前に(その時私は3歳でした)日本で行われていたなんて、なんか不思議な感じ。あ〜あ、一度でいいから生でモナコの声を聴いてみたかった。そしてブラヴォーを叫びまくりたかった。

    まっしー さん |50代

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ありがとうございました

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