ジョルジュ・ル・フェーヴル

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中央アジア自動車横断 世界探検全集

ジョルジュ・ル・フェーヴル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309711935
ISBN 10 : 4309711936
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
454p;19

内容詳細

窓外に広がる雄大な風景と、頻発する内乱、そして絡み合う各国の欲望―過酷な世界を走破した唯一無二の記録!!一九三一年四月、当時は「空白」とされていた中央アジアを調査すべく、フランス・シトロエン隊は東と西の二班にわかれ、無限軌道車でのユーラシア大陸横断に挑んだ。ベイルートから東へ向かう本隊は世界の屋根ヒマラヤを自動車で越える過酷なルートで、天津から西へ向かう班は政情不安な中国による妨害に悩まされながら合流地点を目指す―探検に大規模なテクノロジーが導入された時代の息吹を伝える名著。

目次 : 第1部 風景の歓迎―西アジア(バグダードへ/ イラン高原/ 信仰と高潔の国アフガニスタン/ イギリス領インド)/ 第2部 人間の妨害―中国班の記録(黒竜の加護のもと/ ゴビ砂漠/ 粛州協定/ 未知の新疆)/ 第3部 なせばなる―中央アジア(抵抗キャンプ/ ヒマラヤ攻撃/ 世界の屋根の上で/ アクスの出会い/ トクスン峠/ ウルムチの罠/ バーミヤンとゴビの死都)/ 第4部 帰途―ウルムチから北京へ(「八十八」路/ 寒冷―アジアの心臓部/ キリスト教徒のオアシス/ 三不管/ 草原地帯を行く/ 最後の行程)

【著者紹介】
ジョルジュ ルフェーヴル : 1892‐1968。フランスの文筆家で探検家。地理学・民俗学への深い造詣と筆力をかわれ、1931年から1932年にかけて、フランスの自動車会社シトロエン社が組織した、無限軌道車による中央アジア探検隊に記録担当として参加。探検隊は東干の乱に巻きこまれるなど、緊迫した事態に見舞われることしばしばであったが、その一部始終を克明に描写し、みごとその期待に応えた

野沢協 : 1930‐2015。東京大学文学部仏文科を卒業。専攻は17〜18世紀フランス思想史。東京都立大学人文学部教授を経て、駒澤大学外国語部教授をつとめる

宮前勝利 : 1938‐1999。東京教育大学文学部を経て同大学大学院を修了。専攻はフランス文芸思想史。京都教育大学教育学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    中国は内戦中で、蒋介石のいる時代だ。探検隊は2隊に分かれ、ベイルートから旅立つパミール隊と、北京から出発する中国隊が、新彊省で合流することになった。ところがこれがケチのつき始め。中国隊は次から次へと困難に見舞われる。探検隊は、メインも出資元もフランスなのに、なぜか“中仏”と冠される。また、来るといっていた博士がなかなか来ない。来たと思えば博士というのは真っ赤な嘘で、政府が送り込んだスパイだったりするため敵対する側に疑われる。二十世紀なのでさすがに通信手段はあるが、相手も傍受できるので、うかつに使えない。

  • どろだんご さん

    自動車による探検というのも異色だし、聞いたこともない話だったので、そこに興味を持ち購入。意外と読みにくかった。その理由の一つは、クルーが多いもののそれぞれの役割がどうしても頭に定着しなかった点。登場人物一覧でも載せてくれるとありがたかった。二つ目は物語の多くが中国での政治的駆け引きに割かれていることで、純粋な探検とも言えなかった点である。でもそれはそれで当時の中国の状況、中国の闇の部分の理解の助けにはなった。三つ目は翻訳が古めかしいこと。新訳ではなくて1970年代の翻訳の復刊だと後で知って合点がいった。

  • tokumei17794691 さん

    ・「よくやろうとして、よくできたな」。読了後の感想はこれに尽きる。本隊と中国班はよく合流できたものだ。本隊はカラコルム山脈を自動車をばらして、人やヤクの背に乗せて越え、中国班は内戦中で、抑留から何とかか抜け出し、砂漠を越えた。・19世紀末‐20世紀半ばまでの、中国新疆・甘粛の探検記はいくつか読んだ。他の探検記は情勢が比較的安定していたのか、本書ほど中国側と対立した感じはなかった。また、「文明の傲慢」が他の探検記よりも鼻につく感じがあった。・ベイルートーキルギット間の記録も、現代では旅行が困難なので、貴重。

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