ジョゼ・サラマーゴ

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白の闇

ジョゼ・サラマーゴ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784140055434
ISBN 10 : 414005543X
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
雨沢泰 ,  
追加情報
:
19cm,367p

内容詳細

突如蔓延した伝染病は全ての人々から視力を奪った。誰にも見られていないことが人間の本性をむき出しにしていく…。ノーベル賞作家の、世界に衝撃を与えた哲学的寓話。映画「ブラインドネス」原作。

【著者紹介】
ジョゼ・サラマーゴ : 1922年、リスボン北東部のアジニャガ村生まれ。高等中学校を中退後、工業学校を経て溶接工、公務員などさまざまな職業を経験。’74年の四月革命(リスボンの春)前後にジャーナリストとして活躍。’76年から文筆活動に専念し、ポルトガルの国民的作家となる。「想像力、あわれみ、アイロニーに支えられた寓話によって、われわれがとらえにくい現実を描く」作家として1998年のノーベル文学賞受賞

雨沢泰 : 1953年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 遥かなる想い さん

    ひどく怖い物語である。 交差点で突然失明した男。 この失明はどんどん街に 伝染し、すべての人が 視覚を失っていく。 ポルトガルの著者が放つ 白い闇の伝搬は何を意図 するのか…目が見えて いても「実は何も見えて いない」人々を描いている のかもしれない…何も 見えない世界で行われる 凌辱、暴行の描写は過激で 医者の妻とならず者たちの 闘いはサバイバルゲームの よう…著者が想像する 残酷な白い世界が心に 響く、そんな物語だった。

  • ケイ さん

    「白の闇」と日本語訳のタイトルをつけた訳者のセンスに感謝したい。登場人物たちが向き合うものは、まさに白の闇だからだ。ある日、目の前が真っ白になって何も見えなくなる時の驚愕、それが伝搬していく恐怖。ある日突然失明することは恐ろしい。しかし、それが伝染性だとすれば、自分を助けてくれるはずの人たちが次々に失明していけばどうなるか。その絶望や諦観は、この独特の世界を生み出した作者の産物だと思う。私は自分が医者の妻だと想像した時が何より怖かった。この女がいるから、作品がSFではないところに踏み出せたのだと思う。

  • 扉のこちら側 さん

    初読。2015年1083冊め。【61/G1000】極限状態におかれた集団というとフランクルの「夜と霧」を思い出すが、一人だけが見えるという設定の異様さがフィクションとしてのよい味を出していた。『死ぬべき人だけが死ぬのよ・死は人を選ぶときに、けっして警告しないものだわ。』【第 5 回 ガーディアン必読小説1000冊チャレンジ】

  • Hideto-S@仮想本屋【おとなの絵本屋 月舟書房】 さん

    匿名性に隠れた悪意は、現代的なテーマとしてますますクローズアップされてきている。パニックサスペンスの形でノーベル文学賞作家が描く残酷な寓話。視界が真っ白になる原因不明の病が瞬く間に広がり全ての人々から視力を奪った。「誰も見ていない」状況は理性の衣を引き剥がし、世界は本性をむき出しにした地獄となった。たった一人だけ視力を失わなかった女性は、大切な人々を守るため人間の悪意と向き合っていく。彼女もまた、自らの手を血に染めて……。原題はポルトガル語で『見えないことについての考察』。映画『ブラインドネス』原作。

  • thayami さん

    物心両面で問いかける人間性。前者は、”アナログ”への回帰。目が見えなくなることで、嗅覚、聴覚、味覚、そして触覚を研ぎ澄ます。ラジオが象徴。後者は、欲の齎す必要悪の是非。生理的・本能的欲求以上に、極限下での心理的・社会的欲求描写が印象的。眼帯老人が中心という感。問われる本質、故に名前は不要。物心それぞれの生死の境目、盲目となるかどうかの境目など、振り返ると(割合は別として)境界線に暗喩された現代社会、人としての価値観の再考が促されている気がしてならない。人の持つ学習能力を信じたい。

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ジョゼ・サラマーゴ

1922年ポルトガル・リバテージョ地方の村アジニャーガに生まれる。経済的な事情から学業を断念、工業学校を修了後、機械工をふりだしに挿絵画家、翻訳家、編集者、記者などの職につく。1976年以降は文筆活動に専念、多数の作品を発表して国民的作家となる。1998年度ノーベル文学賞をはじめ、数々の賞を受賞。2

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