ジョエル・ディケール

人物・団体ページへ

ハリー・クバート事件 上

ジョエル・ディケール

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488010263
ISBN 10 : 4488010261
フォーマット
出版社
発行年月
2014年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
橘明美 ,  
追加情報
:
418p;19

内容詳細

アカデミー・フランセーズ賞受賞
高校生が選ぶゴンクール賞受賞


デビュー作が大ヒットして一躍ベストセラー作家となった新人マーカスは第二作の執筆に行き詰まっていた。そんな時、頼りにしていた大学の恩師で国民的作家のハリー・クバートが、少女殺害事件の容疑者となる。33年前に失踪した美少女ノラの白骨死体が彼の家の庭から発見されたのだ! マーカスは、師の無実を証明すべく事件について調べ始める。全ヨーロッパで200万部のメガセラーとなったスイス人作家ディケールのミステリ登場。


出版社からのコメント
本書は、金曜日から、あるいは、翌日夏休みを取ると決めてから、読み始められることをお勧め致します。読み始めたら最終ペーシまで一気読み間違いなし……という作品だからなのです。


スイス人作家の作品ですが、舞台はアメリカ、ニューハンプシャー。
タイトルにあるハリー・クバートとは、アメリカの国民的作家(代表作は『悪の起源』)の名前。彼の大学の教え子で、デビュー作で一躍ベストセラー作家となったものの二作目が書けずに苦しんでいるマーカス・ゴールドマンが、彼に悩みを打ち明け、ライターズ・ブロックを乗り切ろうとするところから、物語は始まります。


一人暮らしのハリーの家で過ごすうちにマーカスは、たまたま、恩師が若かった頃ある少女と恋愛関係にあったことを知ってしまう。狼狽する恩師に秘密を守る約束をした彼は、ひと月以上をそこで過ごしたが、結局1行も書けないままニューヨークに戻る。
その直後、驚くべきニュースが全米を揺るがした。
大作家ハリー・クバートの家の庭から、33年前に失踪した少女の白骨死体が見つかったのだという。遺体のそばには『悪の起源』も埋められていた……。
そしてハリー・クバートが逮捕された。
無実を主張する彼を信じて、マーカスは自ら真相をさぐるべく、ふたたびニューハンプシャーへ。


こうして物語が始まるのです。


各章の扉に掲げられているのは、ハリーがかつてマーカスに語った小説作法。彼は師のために調べ上げた事実をもとに、『ハリー・クバート事件』という一冊をまとめ上げる。
マーカスはハリーの無実を証明することができるのか? 事件の真相とは?
そしてマーカスは、作家として立ち直ることができるのか?





【著者紹介】
ジョエル・ディケール : 1985年ジュネーブ生まれ。ジュネーブ大学で法律を学ぶ。2005年の短編で、ローザンヌの若い作家のための国際文学賞を受賞。2010年に第一長編で、ジュネーブ作家協会賞を受賞。2012年には『ハリー・クバート事件』で高校生が選ぶゴンクール賞、アカデミー・フランセーズ賞などを受賞

橘明美 : 仏語・英語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ナイスネイチャ さん

    図書館本。感想は下巻にて。だが、文字がぎっしりなので読むスピードが遅い・・。下巻頑張ります!

  • ケイ さん

    話の始まり方が唐突だ。色んな情報が一気にくるから、50ページ位までは何度もページを繰り直し、人物一覧まで作って腰を据え取りかかった。中程まで行くと、漸く一人一人が見えてくる。その途端に、物語に翻弄されいく。あっちへこっちへ。納得したと思ったら仕切り直し。上巻だけで物語は収束したかに見えるけれど、下巻はさらに翻弄されるのか…。

  • 遥かなる想い さん

    2015年このミス海外第6位。 少女殺害容疑者となった恩師を救うため、 二作目のスランプに苦しむ作家マーカスの 物語である。33年前 美少女ノラは なぜ失踪し、殺害されたのか? そして 恩師とのあいだに何があったのか? 徐々に暴かれるのらの秘密…下巻の展開が 楽しみ。

  • 紅はこべ さん

    読み始めた当初はミステリの形を借りた21世紀版『ロリータ』かと思ったが…。信用できない語り手ものでもあるか。とにかく作家としても人間としてもスカスカのマーカスが一番信用できない。高校生が選ぶゴンクール賞って、フランスの高校生は読書巧者ですね。

  • 星落秋風五丈原 さん

    小説の宣伝惹句も「正直内容をどう捉えてよいか迷ったな」という事が窺える内容である。例えば「カポーティの“冷血”のようであり(中略)ナボコフの“ロリータを思わせる”」という文章。映画『カポーティ』で描かれた事が本当ならばカポーティは取材対象である死刑囚と友情が芽生え、本を完成させたい思いと死刑囚との友情とのジレンマで悩んでその後書けなくなる。ところがマーカスは最初から容疑者ハリーに親愛の情を抱き本を書く事は目的ではなく彼を擁護する手段として考えていた。ジレンマがないから完成させたとしても筆を折る事はない。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ジョエル・ディケール

1985年ジュネーブに生まれる。ジュネーブ大学で法学を学ぶ。2005年に書いた短編でローザンヌの若い作家のための国際文学賞を受賞。2010年には第一長編で、ジュネーブ作家協会賞を受賞。2012年には『ハリー・クバート事件』でアカデミー・フランセーズ賞、高校生が選ぶゴンクール賞を受賞して一躍スター作家

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品