基本情報
内容詳細
アカデミー・フランセーズ賞受賞
高校生が選ぶゴンクール賞受賞
デビュー作が大ヒットして一躍ベストセラー作家となった新人マーカスは第二作の執筆に行き詰まっていた。そんな時、頼りにしていた大学の恩師で国民的作家のハリー・クバートが、少女殺害事件の容疑者となる。33年前に失踪した美少女ノラの白骨死体が彼の家の庭から発見されたのだ! マーカスは、師の無実を証明すべく事件について調べ始める。全ヨーロッパで200万部のメガセラーとなったスイス人作家ディケールのミステリ登場。
出版社からのコメント
本書は、金曜日から、あるいは、翌日夏休みを取ると決めてから、読み始められることをお勧め致します。読み始めたら最終ペーシまで一気読み間違いなし……という作品だからなのです。
スイス人作家の作品ですが、舞台はアメリカ、ニューハンプシャー。
タイトルにあるハリー・クバートとは、アメリカの国民的作家(代表作は『悪の起源』)の名前。彼の大学の教え子で、デビュー作で一躍ベストセラー作家となったものの二作目が書けずに苦しんでいるマーカス・ゴールドマンが、彼に悩みを打ち明け、ライターズ・ブロックを乗り切ろうとするところから、物語は始まります。
一人暮らしのハリーの家で過ごすうちにマーカスは、たまたま、恩師が若かった頃ある少女と恋愛関係にあったことを知ってしまう。狼狽する恩師に秘密を守る約束をした彼は、ひと月以上をそこで過ごしたが、結局1行も書けないままニューヨークに戻る。
その直後、驚くべきニュースが全米を揺るがした。
大作家ハリー・クバートの家の庭から、33年前に失踪した少女の白骨死体が見つかったのだという。遺体のそばには『悪の起源』も埋められていた……。
そしてハリー・クバートが逮捕された。
無実を主張する彼を信じて、マーカスは自ら真相をさぐるべく、ふたたびニューハンプシャーへ。
こうして物語が始まるのです。
各章の扉に掲げられているのは、ハリーがかつてマーカスに語った小説作法。彼は師のために調べ上げた事実をもとに、『ハリー・クバート事件』という一冊をまとめ上げる。
マーカスはハリーの無実を証明することができるのか? 事件の真相とは?
そしてマーカスは、作家として立ち直ることができるのか?
【著者紹介】
ジョエル・ディケール : 1985年ジュネーブ生まれ。ジュネーブ大学で法律を学ぶ。2005年の短編で、ローザンヌの若い作家のための国際文学賞を受賞。2010年に第一長編で、ジュネーブ作家協会賞を受賞。2012年には『ハリー・クバート事件』で高校生が選ぶゴンクール賞、アカデミー・フランセーズ賞などを受賞
橘明美 : 仏語・英語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ユーザーレビュー
読書メーターレビュー
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ナイスネイチャ さん
読了日:2015/05/14
ケイ さん
読了日:2015/03/24
遥かなる想い さん
読了日:2022/04/18
紅はこべ さん
読了日:2014/12/12
星落秋風五丈原 さん
読了日:2014/09/10
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人物・団体紹介
ジョエル・ディケール
1985年ジュネーブに生まれる。ジュネーブ大学で法学を学ぶ。2005年に書いた短編でローザンヌの若い作家のための国際文学賞を受賞。2010年には第一長編で、ジュネーブ作家協会賞を受賞。2012年には『ハリー・クバート事件』でアカデミー・フランセーズ賞、高校生が選ぶゴンクール賞を受賞して一躍スター作家
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