ジョイス・キャロル・オーツ

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とうもろこしの乙女、あるいは七つの悪夢 ジョイス・キャロル・オーツ傑作選

ジョイス・キャロル・オーツ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309206158
ISBN 10 : 4309206158
フォーマット
出版社
発行年月
2013年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;20

内容詳細

有名私立中学生が一学年下の美しい少女を誘拐する表題作のほか、「私の名を知る者はいない」「化石の兄弟」「タマゴテングタケ」「頭の穴」など計7篇を収録。短篇の名手による傑作選。


ミステリー! ホラー!! ファンタジー!!!
心の暗闇にある何かから目が離せない。
現代アメリカ随一の短篇の名手が自ら編んだ傑作集
ブラム・ストーカー賞、世界幻想文学大賞受賞


世界がひどく残酷だということを、
また思いだしたい気分の夜。
ぜひこの本を読んでみてほしい。
きっと満足できるから。  ——桜庭一樹(小説家)


美しい金髪の下級生を誘拐する、有名私立中学校の女子三人組(「とうもろこしの乙女」)、屈強で悪魔的な性格の兄にいたぶられる、善良な芸術家肌の弟(「化石の兄弟」)、好色でハンサムな兄に悩まされる、奥手で繊細な弟(「タマゴテングタケ」)、退役傷病軍人の若者に思いを寄せる、裕福な未亡人(「ヘルピング・ハンズ」)、悪夢のような現実に落ちこんでいく、腕利きの美容整形外科医(「頭の穴」)…
1995年から2010年にかけて発表された多くの短篇から、著者自らが選んだ悪夢的作品の傑作集。


ブラム・ストーカー賞(短篇小説集部門)、世界幻想文学大賞(短篇部門「化石の兄弟」)受賞



【著者紹介】
ジョイス・キャロル・オーツ : 1938年アメリカ・ニューヨーク州生まれ。63年に短篇集『北門のかたわらで』でデビュー。68年長篇『かれら』で全米図書賞を受賞したほか、ミステリー、ホラー、ファンタジー、ノンフィクション、児童書など、ジャンルを超えて数多くの作品を発表する。ケネディ家の悲劇を扱った『ブラック・ウォーター』(92)と、マリリン・モンローの生涯を綴った『ブロンド』(2000)がピューリツァー賞最終候補。近年はノーベル文学賞候補として名前が挙がる

栩木玲子 : 1960年生まれ。法政大学教授。専門はアメリカ文学・文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • かりさ さん

    残酷で妖しく毒々しい魔力のあるオーツの短篇たち。静謐で美しい言葉の中にひそむ悪意と毒の濃密さにくらくら酔いました。壮絶な狂気の末の深い情念が、求めても満たされない愛の虚無感から生まれるのだとしたら、なんて切なく哀しいだろう。‪七つのまさに悪夢とも言うべき強烈な世界は、幻想と怪奇の中にミステリ色も含んでいて、読み手の想像力を逞しくさせるオーツの筆致の巧みさに、見事に惹き込まれ、魅了されるのです。この味わいは病みつきになりそう。もっとオーツの短篇を読みたいです。

  • sk4 さん

    桜庭一樹が帯を書いたこの作品集。なるほど、どうりで彼女の幾つかの作品のモチーフになってるのかもしれないと思わせるモノローグが綴られている。七つの悪夢。 不気味、だとか暗いだとか、そういう切り捨て方はしたくない。 「自分を憎んでどうするんだ。まわりを憎んだ方がよっぽどいいよ」憎むべきは自分なのか?まわりなのか?自分なのか?まわりなのか? そもそも憎む、必要が、ある、の、か? 【自分を愛する】ということがどういうことなのか、深く深く考えさせられました。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    表題作は箱庭のような『ライチ光クラブ』の視野を少し、拡大したような印象を受けました。子供故の潔癖さと周囲を慮らない一時の熱狂、大人に対しての残酷さと事の重大さが分かった時の怯えと共にマリッサをジュードに誘拐された母親のパニック状態と保身と子供への安心を確かめたい気持ちに揺れる描写が息苦しくも迫ってくる。『私の名を知る者はいない』は弟妹ができた子供が感じる疎外感と閉塞感がそれでも新たな異物=弟妹への愛情を感じる様子と相俟って終息をより遣る瀬無いものにする。個人的に好きなのは『化石の兄弟』

  • 里季 さん

    すごい作家発見。現代アメリカ文学の代表的な作家だと思う。翻訳ものは読みにくいので敬遠していたが、久しぶりに読んでみて、これを原文で読んでレポート書くような講義を聴きたいと思った。表題作「とうもろこしの乙女」は秀逸。誘拐犯、母親、容疑を掛けられた男、犯人の友人のそれぞれの心の動きが面白い。また、自由を手に入れようとして不自由に陥った現代アメリカの歪みも浮き彫りにされていて、ただものではない。「ヘルピング・ハンズ」は、40代で未亡人になった主婦の孤独と不安が身につまされる。双子の話2つは、話同士が「双子」。

  • Mina さん

    タイトルと装丁に惹き付けられ、中身を知りたくて仕方がなかった本ですが、何ともイヤ〜な話ばかりなのに目が離せませんでした。関わりたくない、触れたくないような 邪悪で醜悪な何かに侵食されてしまいそうな巧みな描写でした。子宮にいる時から既に大きく悪魔的な兄と 小さく虚弱な弟の双子の話『化石の兄弟』と 美容整形外科医がどんどん堕ちていく『頭の穴』は、とてもディープで引き込まれました。表題作だけは、あまりにも今の時代にありそうな少女犯罪だったので、フィクションとして楽しむことに抵抗感を抱いてしまいました。

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