ジュノ・ディアス

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こうしてお前は彼女にフラれる 新潮クレスト・ブックス

ジュノ・ディアス

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Product Details

Genre
：
Literature
ISBN/Catalogue Number
：
ISBN 13 : 9784105901035
ISBN 10 : 4105901036
Format
：
Books
Publisher
：
Shinchosha
Release Date
：
August/2013
Release Country
：
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
都甲幸治, ジュノ・ディアス著, 久保尚美 ,  

Content Description

どうしていつも、うまくいかないのか？　ドミニカ男とたくさんの女たちが、ニュージャージーで、ドミニカで、ボストンで繰り広げる、叶わぬ愛をめぐる9つの物語。大ヒット作『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の著者による、おかしくも切ない最新短篇集。


ジュノ・ディアス　Diaz,Junot
1968年ドミニカ共和国生まれ。6歳のときに家族で渡米。父親が失踪、兄は白血病を患い、窮乏状態の中で育つ。皿洗い、ビリヤード台配達、製鉄業などの仕事をしながら、ラトガーズ大学とコーネル大学大学院で文学と創作を学ぶ。「ニューヨーカー」「パリス・レヴュー」などに寄稿、『The Best American Short Stories』には4度、作品が収録されている。1996年刊行のデビュー短篇集『ハイウェイとゴミ溜め』が高い評価を受け、初長篇となる『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』で全米批評家協会賞およびピュリツァー賞を受賞。現在、マサチューセッツエ科大学創作科で教鞭を執る。




【著者紹介】
ジュノ・ディアス著 : １９６８年ドミニカ共和国生まれ。６歳のときに家族で渡米。父親が失踪、兄は白血病を患い、窮乏状態の中で育つ。ラトガーズ大学、コーネル大学大学院で文学と創作を学び、デビュー短篇集『ハイウェイとゴミ溜め』（１９９６）で高い評価を受ける。初長篇『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』（２００７）は全米批評家協会賞およびピュリツァー賞を受賞。２０１２年には「天才奨学金」として知られるマッカーサー奨学金を得る。現在、マサチューセッツ工科大学創作科で教鞭を執る一方、ピュリツァー賞選考委員も務める

都甲幸治 : １９６９年福岡生まれ。早稲田大学教授

久保尚美 : １９７０年生まれ。鶴見大学准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

（「BOOK」データベースより）

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • めしいらず

    読了日：2014/09/17

    閉じているつもりはないけれど、「心を開け」とたまに言われます。どうしたら開けるのかも判りません。本書の主人公ユニオールは女の子にモテモテだけれど、どの子に対しても心を開けないでいます。家族の愛に恵まれなかった生い立ちも影を落としているのでしょう。そんな彼が、ただ一人の心開いた女性に浮気がバレてフラれ、打ちひしがれ、何年にも亘りその痛みを引きずります。でもその痛みによって、彼はようやく自分の中での愛の意味するところを知りました。またしても欠落した自分を突き付けられたように感じる読書でした。素晴らしい本です。

  • おくちゃん👶柳緑花紅

    読了日：2014/12/16

    ジュノ・ディアス初読み。タイトルと装丁に騙されてはいけない。なぜなかなか読み進められなかったか、それは、切なさに押しつぶされそうに、その孤独に胸がくるしくなったから。あの父親の息子で、あの兄の弟。そうならないように頑張っていたのに同じようになってしまう自分に怯えながら興奮する。裏切られ続けた彼は相手ときちんと親密を感じてその関係を育むことが出来ない。切なさが胸を締め付ける。難しい作品だった。読解力つけたい

  • 優希

    読了日：2021/07/21

    浮気男と9人の女たちが奏でる物語。それは叶わぬ愛でしかありませんでした。主人公はもしかしたら誰のことも愛してなかったのかもしれません。

  • bianca

    読了日：2014/01/10

    ユニオールが出ていた『オスカー・ワオ…』は未読。ドミニカ出身でアメリカへ移住してきた彼がどうしてここまで浮気男になってしまったのか…彼の生い立ち、家族構成等を読んでいくうちに、じわじわ理解できたような気がする。勝手なイメージだが、そもそも中南米の人々は男女ともセックスアピールに余念が無いし、浮気なんて防げるんだろうか！？金品が絡むと、とことん利用しようし、ケンカもド派手…や、野生の王国！？そのボトムラインに根付く貧困・暴力・人種差別のネガティヴスパイラル。悲しくも逞しい人々をユーモア溢れる文章で描いている

  • Apple

    読了日：2023/06/29

    この短編集の主人公たちが、彼女とうまく行かなくなってしまうのは、どこかそういうシステムが出来上がってしまっているから、というような印象を抱きました。それは、ドミニカ人という人種や家族背景などがあり、主人公たちが浮気をしてしまったりするのも諦めみたいなものが感じられて、一筋縄ではいかないなと思いました。 彼氏ー彼女関係の浮気が多く語られていて、夫婦関係の中での浮気や不倫とはまた随分違った印象を受けました。 人物の行動や心理が、あけすけな語り口を用いつつ非常に丁寧に語られた作品だと感じました。

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