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ラヴェンナ ヨーロッパを生んだ帝都の歴史

ジュディス・ヘリン

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784560094501
ISBN 10 : 4560094500
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代末期から中世へ、文化的・政治的中心であった都市の盛衰。中世キリスト教世界の成立に決定的な役割を果たした都の4〜9世紀を、主要な人物と美術の分析をまじえて描く。ダフ・クーパー賞受賞。

目次 : 西の帝都ラヴェンナの登場/ 第1部 390‐450 ガッラ・プラキディア/ 第2部 450‐493 司教たちの台頭/ 第3部 493‐540 ゴート人テオドリック、ラヴェンナのアリウス派王/ 第4部 540‐570 ユスティニアヌス一世と北アフリカ・イタリア戦役/ 第5部 568‐643 アルボイン王とランゴバルド族の征服/ 第6部 610‐700 イスラームの拡大/ 第7部 685‐725 ユスティニアノス二世の二度の治世/ 第8部 700‐769 辺境に戻るラヴェンナ/ 第9部 756‐813 カール大帝とラヴェンナ/ ラヴェンナの輝かしい遺産

【著者紹介】
ジュディス・ヘリン : 1942年生まれ。初期キリスト教史、ビザンツ女性史を専攻。キングズ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)の古代末期・ビザンツ学講座名誉教授。皇族女性の活躍を描いた『緋色の女性たち―中世ビザンツ帝国の支配者』は高く評価され、各国で翻訳されている。考古学・美術史にも造詣が深く、現代におけるビザンツ史研究の第一人者である。2016年、オランダ王立芸術科学アカデミーから、ハイネケン賞(歴史学部門)を授与された。本書は2020年のダフ・クーパー賞を受賞している

井上浩一 : 京都大学文学部卒、同大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪市立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 星落秋風五丈原

    モザイク画がめっちゃきれいです。このあとヴェネツィアに主役を奪われていくんですね。

  • MUNEKAZ

    口絵の美しいモザイク画に誘われて、イタリア北東部の都市ラヴェンナが辿った古代末期の数奇な歴史を追う。東ローマ帝国の西方における橋頭保にして、ローマ教会の司教座都市。なので自ずからその雰囲気はラテン語とギリシャ語の混じるバイリンガルなものに。さらにそこにランゴバルト族の英主テオドリックの支配を受けた経験が加わり、出来上がったのは「ローマ帝国」「キリスト教」「ゲルマン文化」が入り混じる、まさに「西ヨーロッパ」そのもの。カール大帝の訪問で幕を閉じるラストは、ラヴェンナが西欧文明の苗床になったことを物語っている。

  • じょあん

    ラヴェンナの栄光の時代、400年頃から800年頃までを扱う。ガッラ・プラキディア、東ゴートのテオドリック王、ユスティニアヌス大帝、さらに歴代のラヴェンナ司教や逸名の世界誌家、カール大帝などーーラヴェンナに大きな足跡を残した人物を軸に歴史が描かれる。ラヴェンナから見たローマ、ビザンツ、東ゴート、教皇、フランクの歴史とも言える。一つ一つの章を積み重ね、ヨーロッパの誕生につながる終章へと導く記述。聖ヴィターレのモザイクも重要な要素であった。ラヴェンナはまさに「ヨーロッパという合金を生み出した坩堝」だったのだ!

  • takao

    ふむ

  • 疾風

    都市ラヴェンナをキーとして西ローマ〜カール戴冠までのイタリアを詳説する。カラー写真頁もボリュームあり美しい。ただ本文はやや読みづらく、ある程度の知識が無いと何が起こっているか分かりづらい。各時代の勢力図的なものをもっと豊富に入れてくれれば理解の助けになっただろう。

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